石切山さんのレビュー一覧
投稿者:石切山
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紙の本老夫婦
2005/01/14 14:24
昔、皆がキラキラした子供だったよね。だけど…
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シャンソンを題材に作成され、観るには、ちょっと勇気が必要な絵本です。
この絵本を、残酷と思うか、事実を認めなくてはならない苦痛を感じるか、感じ方は様々でしょうが、私は絵本を閉じた時に、親を含めてお年寄りを大切に思う気持ち、いずれ老人となる自分の「命」を慈しむ気持ちがわいてきました。
皆、キラキラした子供だったよね。だけど、皆は必ず老人となって、この世にサヨナラするんですよね。
紙の本かようびのよる
2004/12/01 15:41
よけいな説明文がないぶん、たくさんの想像ができワクワクします。
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このほんに しるした できごとは、
とある町で かようびのよる
ほんとうに おきたことであると、
とあるすじにより かくにんされている。
こののち、
ふたたび かようびのよる
このようなことが おきないとは
いいきれない…。
と、前書きがあって、あとは、カラーインクによるイラストが展開されます。
そのイラストには、火曜日の夜、ある町の郊外にある沼から、たくさんの蓮の葉にのった●●●が町中を空中散歩するのです。そして明け方、彼等は沼に舞い戻ります。町では警察が出動して、たくさんの落ちている蓮の葉を調べ、●●●を目撃した住人から聞き取り調査をします。
(表紙のわきに蓮の葉とカエルの前足がちらりと見えるでしょう? こんなセンスの絵本を発見したらシビれます。ほとんどそんなシビれ具合で購入します)
つぎの かようび よる7時58分…
こんどは農家の飼っている●●が空中散歩をはじめます。
ストーリーは以上です。謎は謎のまま。日常の世界に不思議をもぐりこませ、なにも説明せずに子供の空想力を刺激します。こんな絵本は石切山の大好物です。この絵本はすばらしい。その後の事件の展開を、いく通りものストーリーをつくっては楽しめますから。そうそう、この絵本は第15回絵本にっぽん賞特別賞を受賞しています。
当然、我が家の子供達のお気に入りの絵本でした。
2004/11/29 12:00
絵本でも充分に感動します
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この作品は2001年度にオスカーを取り、「広島国際アニメーションフェスティバル」でも最優秀賞に輝いた8分間のアニメーションです。
先にDVD化され、最近、絵本版が出版されました。
帰らぬ父を待つ娘の物語ですが、大切な人を想う深さをしみじみと表現しています。
わずか数ページのドラマですが、大切な人がいない方は大切だった人を思い出してください。
大切な人がいる人はもっと大切に想ってください…そんな絵本です。
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