太一さんのレビュー一覧
投稿者:太一
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シャーロック・ホームズの愛弟子
2005/12/05 17:00
ホームズを脇役に!?
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
小学生の時からの愛読書、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ。ワトスンの視点により描かれたホームズは、偏屈で、人を寄せ付けないイメージだった。仕事以外で、人から世話を焼かれることはあっても、その逆は想像できないような孤高の人。
それが弟子を育てる? しかも若い女性をである。事件の謎解きもあるが、弟子ラッセルと師匠ホームズの関係がおもしろい。ワトスンは友人ではあったが、アシスタントという立場であった。ラッセルはパートナーになっていくのだろう。
神学を学びながらも、現代的な考え方のフェミニストであるラッセルと、ビクトリア調の老紳士ホームズが互いに信頼し、協力して事件を解決していく。2人の関係が近いがゆえに、緊張関係になるときもある。
この本は第1作目なので、大きな事件が登場せず、2人の出会いからラッセルの成長の過程がメインである。よって、ミステリとしては★1つ減らした。続刊が楽しみなシリーズである。
奥方は名探偵
2016/12/29 06:21
ミステリーと夫婦関係
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まだ新婚のエイモリーは、遊び人の夫との結婚に後悔している。
そこに元婚約者が現れて、ミステリーに巻き込まれていく。
上流階級で育ったゆえ感情が顔にでにくく、楽しくない結婚生活に鬱々としているので、エイモリーが暗い。でも、殺人事件に巻き込まれていくと、結構大胆に行動してみたりする。
エイモリー目線で物語がすすむので、夫は最後まで「良い人」ではない。悪い人でもなさそうだけど。。
次の作品以降でも夫婦で謎解きするんだろうなぁ。
凝ったミステリーではないけど、人間関係がおもしろかったので、続編がでたら読んでみたい。
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