富士太郎さんのレビュー一覧

ある女の人生をも変えさせた一頭の野犬、人も犬もぴたりと心が張り付いて行った先に在るものは…

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おこがましいが、著者です。
この一作は、ただ、ただこの犬の存在を世の中のたくさんの人々へ知らしめたいという熱烈な私の想いで書いたのです。生まれて初めての事、ただ、ただ書いたのです。
四六時中一頭の薄汚れた犬を思い続け心ははり叫びそうの毎日でした。どうしても、助けたい、そんな想いが、すべてを捨てさせた。心を無にさせ、犬との全ての共生を願ったのでした。だからこの物語には嘘はない、ほんとうの話です。
お若い男の方が涙したというコメントには、ほっとした嬉しさをおぼえました。おおくの人達がこの本をお読みくださり心から
感謝いたしております。なぜなら、平成９年に発行されもう８年、でもいまだに読まれております。来年は戌年です。テレビ、新聞、雑誌、放送、講演とあらゆるマスコミに取り上げられた、人の心を持った犬、太郎をもう一度皆様へ思い出させたい、知っていただきたいと、私は今また四六時中思い続けております。