山本文子さんのレビュー一覧

著者よりメッセージ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

子どもの頃から少女まんがが大好きだった。

何冊も何冊も夢中になって読み耽ったあの頃のことを大人になったいま、かつて“少女”だった人たちと語り合うとワケもなく盛り上がる。
好きなキャラへの傾倒ぶりにおなかが痛くなるほど笑い転げたり、いまだ終わらない連載の結末をみんなで予想してみたり。それは本当に楽しい時間なのだ。
そんな楽しい時間のような、まんが文庫の紹介本を作りたいねという話になった。

すでに大人になった私たちの大半は、まんがからなんとなく離れかけている人たちだ。
もう読んでいない人もいるかもしれない。

でもさあ、まんがっておもしろかったよね。
あの頃のまんがをいま手に入れることもできるんだよ。
ほら、やっぱりおもしろいでしょ？
友だちに薦めるみたいに、かつての同志たちにお薦めしたくなったのである。

だって、ホントまんがっておもしろいんだもん。（「はじめに」より）

山本文子（やまもと ふみこ）
まんが（ジャンルを問わず）や小説を得意とするフリーライター。１９７１年生まれ。元ぱふ編集部員として、取材した漫画家は数知れず。次世代のまんがライターとして最も注目の、熱い「まんが読み」だ。

ぱふ編集部
日本で唯一の月刊まんが専門情報誌。前身の『漫画界』より約３０年、まんが界を応援しながら刊行を続ける。（発行：株式会社 雑草社。毎月３０日、全国書店で発売中。）