23のHitomiさんのレビュー一覧
投稿者:23のHitomi
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紙の本塵埃落定 土司制度の終焉
2004/03/01 15:15
著者コメント
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えっと、今日はー。今日は『塵埃落定』について紹介したいと思います。
この作品は、復旦大学に留学している男女4人が、中国語がほとんどできないのに、こっちでたまたま知り合った中国人の先生に、訳が分からないうちに版権を買わされてしまって、出版の義務を負って、困り果てていた女の子から頼まれて、共同で、手分けして、手探りでやっと仕上げた翻訳本なんです。
翻訳が終わった時点で、彼女は、自分は、一行も翻訳してないし、中国語も解らないからと、私達の名前で出版するように言ってくれたのですけど、彼女が、バイトして、自費出版するのも知っていたし、お礼ももらっちゃったし、照れくささもあったし、それに何より、この本が、テレビドラマになった事や、映画も撮られることや、ノーベル賞候補であるとかちっとも知らずに、単なるHな小説だと思っていたもんで、「清代の著名な翻訳家林shuだって、自分は、外国語解らんかったからだいじょーぶだってー」と、翻訳家デビューのチャンスを逃してしまって、今思えばちょっと残念なんだけど、でも、ま、いい経験ができたとは思っています。
でも、私的には、この小説って、色んな出来事が次々に起こって、ほんと、訳してて疲れなかったし、面白かった。
内容を簡単に説明すれば、チベット族の地方の領主制度の栄枯盛衰を、色んなドタバタを通じて、領主の次男の、馬鹿お坊ちゃまの視点から、エキゾチックに、面白おかしく描いたもんで、そこには、涙あり、笑いあり...彼らの真実が赤裸々に描かれてるんです。
どんな真実?って...それは、読んでのお楽しみってやつでしょ−。
ドラマも、VCDとして東方書店や書虫とかで手に入るみたいなんで、日本で、中国語を勉強してる人にもお薦めだと思います。先に本で読んで、内容が分かってから、VCDでヒアリング。
中国で、中国語を勉強してる私は、結構、テレビドラマを中国語の勉強に役立てています。私達の本が、中国語をやってる人達の役に立ったら凄くうれしいです。私達、みんな初めての翻訳で、あんまり上手でないかもしれないけど、是非、読んでみてください。よろしくです。
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