ちょうちょうさんさんのレビュー一覧

編集者コメント

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「わたしの　ほんとうの　おかあさんは
だれなんだろう」七夕の夜、本当の親ではないと告げられてから、ふうこは創造的なごっこ遊びを編み出します。自分と自分が母と呼ぶひとのために、全身全霊を使ってごっこ遊びをくりかえします。
本書では歯が生え変わるという子供にとってふしぎで重大なできごとをきっかけに、産みの親と育ての親の双方を受容するプロセスをもりこみました。しかし、それはなまやさしいものではなく、ふうこは高熱にたおれます。
終盤は、つぎの年、七夕の笹飾りを燃やし、プール開きのはじまる幻想的なシーンです。あなたはこのシーンになにをよみとりますか。