竹内真さんのレビュー一覧
投稿者:竹内真
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紙の本真夏の島の夢
2004/01/27 10:49
著者コメント
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子供の頃から、作家が入るという缶詰ってものに漠然とした憧れを抱いてました。椎名誠さんのエッセイとか火浦功さんのあとがきとかを読み、旅館やホテルに泊って小説を書くなんて楽しそうだなーと思ってたんです。
で、編集者に「缶詰にされる作家の話を書いてみたいんです」と言ってみたところ、「じゃあ瀬戸内海に面白い島があるから取材しておいでよ」なんて話になっちゃいました。ホテルや旅館のつもりが島流しってやつです。
だけど、2泊3日の取材旅行で、僕はその島が大好きになってました。島っていう空間の持つ魅力が、この『真夏の島の夢』って作品にもずいぶんと影響を与えてくれた気がします。
缶詰については——いよいよこの本が刊行されるぞっていう寸前になって、他社の仕事で初めて経験することになりました。自分でやってみると、なかなかしんどいもんですね。
竹内 真(たけうち・まこと)
1971年群馬県高崎市生まれ。大学在学中の95年に三田文学新人賞、98年に『神楽坂ファミリー』で小説現代新人賞、99年に『粗忽拳銃』(集英社)で第12回小説すばる新人賞を受賞。他の著書として『風に桜の舞う道で』(中央公論新社)、『カレーライフ』(集英社)、『じーさん武勇伝』(講談社)などがある。
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