横田勇人さんのレビュー一覧
投稿者:横田勇人
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パレスチナ紛争史
2004/06/20 03:15
著者コメント
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2000年9月末に起きたいわゆるアルアクサ・インティファーダは、当時野党党首だったアリエル・シャロン首相がエルサレムのイスラム聖地に足を踏み入れたことで偶発的に始まりました。しかし、それはキャンプ・デービッド和平交渉の決裂や、シャロンやアラファトらキー・プレイヤーの思惑が絡んで、起こるべくして起きた紛争だったのです。
なぜ、イスラエルと和平合意したはずのパレスチナ側は、対イスラエル闘争を復活させたのか。なぜアラファトはハマスを止めないのか。そして、なぜイスラエルは国際的に非難されても、過剰な報復に訴えるのか。こうした様々な疑問について、歴史、宗教、軍事など多様な角度からその回答を試みたつもりです。
この種のテーマの本は、イスラエル寄りなのか、パレスチナ寄りなのかという色眼鏡で見られがちです。しかし、どちらが正しいかという議論を始めれば、最終的に殺し合いにならざるを得ないのがパレスチナ紛争です。大切なのは、現場で起きている現実を誠実に見詰めながら、何が問題で、どこに解決のヒントがあるのかを探し求めることではないでしょうか。その手がかりを提供することができれば、筆者としては望外の幸せです。
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