weak holeさんのレビュー一覧
投稿者:weak hole
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ソフトボイルド
2005/03/16 03:15
著者コメント
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今宵の虎徹は血に飢えている、などという近藤勇のセリフは古い。現代風にいくならば日本刀ではなくて拳銃あたりでなくては受けまい。それもヤクザや西部劇のあんちゃんが振り回すお化けのようにでかい拳銃では芸がない。女性の拳にすっぽりとおさまる小型拳銃を調達しなければならない。
八田祥子:錬金術師のレトルトの底で練り上げられたような、この世の論理が通用しな
い物欲の塊のような女。
杉山剛史:哲学徒くずれの実話雑誌記者。ジンのスポーツドリンク割りとアスピリン入
りコーヒーを好む。高齢者の資産収奪のからくりを探るべくカルト教団に接近。彼の所属
する知的便利屋集団「トレード会議」の面々の協力で、ソフトボイルド的に取材を進める
うちに、二件の殺人事件にニアミス、取材者から一転して重要参考人の苦境に立たされた
杉山。被害者の手には謎のきずあと。悪魔の残した聖痕か。杉山は眠れぬままウィトゲン
シュタインをひもときジンのスポーツドリンク割りをあおる。
姐鞍哲老人:トレード会議の金主でもとパンフレット文壇のトップガン。数年前に引退
してから暇をもてあまし進歩的文化人と若者をからかう。弟子の知的美人鮎池多喜子に、
「それって、知的痴漢じゃないですか」と言われ、これはいかんと小人閑居して不善をな
す状態を反省。倒産しかかった印刷屋を居抜きで買い取り、競馬情報誌発行や秘密出版請
負の実業に乗り出す傍ら、マスコミネタの周旋ブローカーを始める。
松井日出男:トレード会議共同経営者
鮎池多喜子:トレード会議共同経営者、古臭い表現をすれば、むしゃぶりつきたくなる
ような肉感的なボディの上に、最新型の高性能CPUのような頭を乗せた中年増
田丸雄一郎:ベトナム料理店経営、水商売関係のスカウト、ジゴロ
大宮正俊:カメラマン、副業としてスキャンダル写真を扱い、マスコミ労働従事者相手
に競馬ノミ行為を行う
渡辺絵里:クラブ・バルザモのホステス、牛のような目をした鞭使いの名人
二之湯東:築五十年の銀座裏・木造モルタル二階建てに住む賞金稼ぎ御用達の探偵
宮出誠:診療所医師
楠木清正:総会屋から転業した医療事故示談屋の草分け
雁尾素道:明治初年に活躍した奇蹟医
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