佐藤正寿さんのレビュー一覧

著者コメント

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

　「授業が上手になりたい」・・・教師になってからずっと思ってきたことです。初任校には授業を学ぶことのできる先輩がたくさんいました。短い時間で響きのある歌声に変える先生、子どもたちが次々と発言を行うように鍛えていた先生。その先生方の実践を見るたびに感嘆したものでした。
　同時に「特段とりえのない自分はどうしたらいいのだろう」と思いました。絵や音楽は全くダメ、板書も下手、校内研究会では他の先生方の発言に圧倒。「担任している子どもたちに申し訳ない」とつくづく思いました。
　幸い時間は十分にありました。教育書を次々と読み、民間の研究会にも可能な限り出掛けました。　
　やがて実践を記録化し、それを公開したりレポートにしたりするようになりました。その過程で、授業の腕も少しずつ上達してきたと思います。
　地域の教材開発、ノート指導、学習ゲーム、情報教育というように、興味の対象もどんどんと広がっていました。
　本書はその蓄積したものから、授業づくりに役立つものについて書いたものです。左ページが文章、右ページがイラストという構成にしています。どのページを読んでもすぐに実践に活用できる内容です。