不破 新斗さんのレビュー一覧
投稿者:不破 新斗
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紙の本日本を暮らしやすい国にしませんか? 日本の日常に疑問を持つすべての人へ
2005/02/19 03:15
出版社からのオススメ
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<著者コメント>
長い歴史、洗練された文化、そして経済的な豊かさを兼ね備えた私たちの日本。
その日本を必要以上に「暮らしにくい国」にしている厄介な現実を生活者の視点で分かりやすく包括的に論じた日本人論です。
<構成>
序 章:随想−日本に帰って来ると
第一章:無節操な日本の人
第二章:マナーに無頓着な日本の人
第三章:見知らぬ他人に冷たい日本の人
第四章:メディアに踊らされる日本の人
第五章:ちょっと恥ずかしい日本の人
第六章:誇りを忘れた日本の人
第七章:ちょっと普通でない日本の人
終 章:「日本人論」と私
おわりに
<議論の拠り所>
本書の議論は主に著者の次のような経験を拠り所としています。やや辛口かもしれませんが、海外経験者が一方的に自論を押しつける「お説教本」の類では決してありません。
・「駐在員の子弟」「留学生」「駐在員」として異なる立場で複数の外国に暮らした経験
・日本と海外で国際ビジネスの現場に携わってきた経験
・ひとりの日本人としてごく普通に暮らしてきた日本での経験
<読者層イメージ>
日本の日常に疑問を持つすべての人が対象です。平易な、しかし軽薄に陥ることのない文体に徹しましたので、世代、性別、地域、職業、海外経験などに関係なく、幅広い層に無理なく読んでもらうことができます。
何より、多くの皆さんに「日本を必要以上に暮らしにくくしている厄介な現実」を再認識してもらい、自然な心持ちで暮すことができる「普通の国」にするための“手掛かり”を探してもらいたいと思います。
もちろん、海外に住む日本人、帰国後の日本に戸惑う日本人、帰国子女やその教育に携わる人などにとってはより直接的な問題であるはずで、気持ちを整理する上でも本書の分析は大いに役立つでしょう。
欲を言えば、見せかけだけの外国文化を必要以上にありがたがる自称「海外通」や、したり顔で都会を闊歩する若者や業界人にこそ、この本の含意を理解してもらいたい。そうすれば、日本が「暮らしやすい国」に生まれ変わるかもしれません。
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