大西奈己さんのレビュー一覧

編集者コメント

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「匿名的にやりたい」
「パルテノン神殿や桂離宮だけじゃなくて、そのへんの木賃アパートの庇の付きかたとか、窓の開けかたとか、そういうものにまで『建築の文化』という範囲を広げようとしています」
「コギャルと琳派は等距離になじみあってなじみ薄い」
「作家としてやれることは、目線の提示です」
「すごいものでなくても、なにもないところに感動する。ずっと大事にしているという感覚」（本文より発言の一部を引用）

ジャンルはさまざまでも、ここに登場するアーティストの言葉にはおどろくほど共通点があります。「フラット」な彼らは、熱くなく、シニカルに見えるかもしれないけれども、そこには深く強い意志があり、新たな文化の成熟の形を示してくれました。彼らの言葉から、同時代を感じてください。いいじゃんニッポン、面白いよ！