あきる野さんのレビュー一覧

著者コメント

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「夫と子どもの面倒をみるだけで、私は一生を終えていいのだろうか」−−長いこと、女性の再就職は閉塞状況から飛び立つための翼と考えられてきました。しかし、バブル崩壊後の十数年の間に翼の意味は一変しました。今、女性たちは思うのです。「生活のために私も働かなくては」と。
　男性一人では家計を背負うことができない「年収１/２時代」が、子育て世代に忍び寄っています。経済的必要に迫られて、この世代の妻たちは「子どもが小学校に上がるまでは家にいる」という不文律を破り、駆け足で再就職に向かっています。
　こうして再就職する妻たちは家計を救うのでしょうか？妻たちは納得のいく職に就くことができるのでしょうか？　妻たちは、２人目、３人目の子どもを産めるのでしょうか？《日本の家庭に明るい未来はあるのでしょうか？》
　本書は、こうした疑問に答える手がかりを見つけようと、４０人近い再就職女性にインタビューをして構成したものです。読んでいただければ大変嬉しいです。