秀英体プロジェクトさんのレビュー一覧
投稿者:秀英体プロジェクト
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秀英体研究
2005/04/07 03:15
出版社からのオススメ
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築地体と並び「明朝活字の二大潮流」として、その後の和文書体に大きな影響を与えた「秀英体」。
初の本格的な研究書がついに刊行!
■秀英体100年のデザイン変遷
活字書体は長い年月をかけて改刻を行い、デザインを変化させてきました。本書では秀英体の初号から6号までのひら仮名書体の特徴を、サイズ別・活字見本帳別に比較を行ないました。秀英体の中でのサイズを超えた影響や、築地体を主とする他社書体からの影響を受けながら、どのように秀英書風が形作られていったか、500点にのぼる貴重な図版とともに、その変遷を追いかけます。
■変化する印刷技術と秀英体を支えたひとびと
変化したのは書体のデザインだけではありません。印刷・書体開発の技術は絶えず技術革新を続け、活字文化を担う人々からの多様なニーズに応えてきました。職人の手による彫刻の時代から、ポイントへのサイズシステムの切替、戦後まもない活字母型彫刻機導入とそれにともなう新書体開発、写植化、デジタルフォント化、秀英体ファミリー7書体14万字への字種拡充。その中で秀英体を支えてきたのは、歴史に名を残すことのなかった多くの職人・技術者たちでした。
■勃興する新メディアとしての金属活版印刷
秀英舎創業時の人的交流を辿ると、明治時代初頭に次々と興った新聞・出版・印刷の動きが浮かび上がってきます。本木昌造の高弟たち、東京横浜毎日新聞、渋沢栄一の製紙分社、のちに読売新聞を発行する日就社、中村正直『改正西国立志編』、そして東京築地活版製造所……。秀英体誕生の背景には、日本の新聞・出版・印刷史を語る上で欠かせない人物が登場します。書体を知ることは、メディアを知ることに他なりません。
あらゆる印刷人、あらゆる出版人、あらゆるデザイナー、あらゆるメディア研究者、そしてあらゆるタイポグラファ、活字文化のこれまでとこれからを考える人に必携の書です。
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