山崎マキコさんのレビュー一覧
投稿者:山崎マキコ
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マリモ
2002/04/17 12:33
著者コメント
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bk1のかたからお電話をいただいたとき、「ところでこの小説はどのジャンルに区分けすればいいんでしょうか?」と尋ねられて、お返事に困りました。ミステリーでないことは確かで、時代小説でないことも確か、恋愛小説でもないし、ホラーでもないです。事件といえば主人公が転職するのと、酔っ払って階段から転げ落ちるぐらいです。
話はちょっとズレますが、あるとき本屋を歩いていて、ふと「自分はなんてマニアックな世界に関っているんだろう」という思いに打たれました。ちょうどそのとき目の前に、便器の歴史かなにかを扱って一冊になった本があったんですけど、世界のうちどのくらいの割合の人が、便器の歴史を知りたいと心から願うでしょうか。かなり限られてくるはずです。けれど本って、それでいいのかもしれません。
本書は、PHP研究所の書籍情報サイト「BOOK-CHASE.COM」にて、「アル中OL物語」というタイトルで連載していた作品に加筆・訂正したものです。
中毒というのは冗談ですが、依存症的な性格を抱えて生きている女の子の気持ちを描けたらなあと思って、書き上げた一冊です。どこかでボタンの掛け違えが起こって、それで毎日がうまくいかなくなってる、頑張れば頑張るほど、ろくでもない結果を引っ張ってくる、食品会社で働く25歳の女の子の物語です。そんなものを読みたい人がいるのか? と尋ねられたら、大勢はいないと思うと答えます。でもたぶん、世界に数人はいるんじゃないかなと。
運のいい出会いがあって、それでさらに手に取った方に楽しんでいただけたら嬉しいです。
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