服部高宏さんのレビュー一覧
投稿者:服部高宏
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価値判断の構造 《価値言明の真理性の追究》のための基礎理論
2003/12/25 16:25
書評
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かつて法哲学において一世を風靡したメタ倫理学には、未だ厳密な意味で解決されていない問題が少なくないけれども、時代の趨勢は実質的正義論にすっかり移行した感がある。そのような状況の中、小林誠『価値判断の構造』(恒星社厚生閣)は、価値判断について真偽が問えることを著者独自のアプローチにより示そうとする意欲作である。倫理が人間の情緒的反応という事実を基礎にしている以上、「倫理学の科学化」は可能であるとの見方に立つ著者は、自然主義に近い独自の立場から、「善」や「真理性」の概念を精緻化する一方、自然主義的誤謬という批判の論駁に精力を傾ける。
〈服部高宏氏(京都大学法学部教授)評(『法律時報 特集:一九九八年学界回顧』70巻13号〔1998年12月号〕日本評論社より一部抜粋)〉
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