あきちゃんさんのレビュー一覧
投稿者:あきちゃん
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知的財産の研究開発過程における競争法理の意義 知的財産権概念の私的側面と社会的側面
2003/08/05 03:15
著者コメント
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本書は、今までの知的財産解説書では、まったく論じられることのなかった
「知的財産権における独占と競争との交錯」
の問題を、日米の判例・学説を分析し論述しました。
本年施行の「知的財産基本法第10条」を具体的な問題に則して論じた最新の研究書でもあります。
財産(権)のもつ性格と機能を私的側面(Commodity)と社会的側面(Propriety)の2つの視点より整理し、わたしは、21世紀における財産権概念のありかたを求め検討しました。
具体的には、コンピュータ・プログラムのリバース・エンジニアリングを、有効競争理論を基に、知的財産を公正かつ自由に研究開発する過程として法律構成しています。
また、市民生活と知的科学に関して生じる問題は、その発生の理論やメカニズムにおいて共有する部分があることも、あわせて論じました。
知的財産の管理担当者や法務担当者、市民活動を行っている方々に、是非御一読いただきたく、ご案内申し上げます。
2003・8・3 著者 高橋明弘
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