沼尻昌子さんのレビュー一覧
投稿者:沼尻昌子
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占星術百科
2001/02/09 16:04
編集者コメント
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
スゴイ百科ができた!!
こんなゴツい本。それも4800円! 豪華装丁!!
あー、マニアしか買わない、縁のない本だと思うでしょう。
でも、そんなことありません。私ならコレ、無人島に持っていってもいいですね。
確かに”星占い”なんて人によってはまーっったく関係ないと思われてるシロモノだから、そもそもこんな本必要ないと思うでしょう。信じない人もいっぱいいるしね。
でもさ、なんで星占い信じないかね?
たとえば、人と人だって、ごく小さな存在同士なのに、互いにすごく影響を与え合うでしょう。自然と人間ぐらいの間だって、森に入ったら何か身体にしみこんでくるような、癒しのパワーを感じるし、悲しいときなぜかみんな海が見たくなるし、夕日に涙したりしてるよね。
そんな実際に語りかけ合ったり、分かり合ったりする存在じゃなくても、自分に何かが影響を与えてくることを、実はみんな認めてる。
なのに、なんでその相手が太陽だの、水星だの、冥王星だのになったら、シンパシーを感じなくなるのかな?
星占いの魅力は、どんな星回りも、それ自身は決定的な幸不幸の意味づけを持っていないということ(例外もあるけど)。もちろん良いしるし、悪いしるしは存在するけど、本当の意味でそれがいいことか悪いことかの性格を与えるのはあくまで本人。それを知っていたら、そんなに占いに出る運命に恐れを感じることはないのだと思うけど。
鏡リュウジさんはいい仕事してます。普段、雑誌などでよく見るカレの占いは、少々ドラマチックに傾きがちな文体で必要以上に人を酔わせてる気がしていたけど、この本の訳文は簡潔で、それでいて、「自分の存在の輪郭が急にはっきりしてくる!」みたいな、星占いの本質的なおもしろさをうまく伝えているなと思います。説くに序文と、アストロセラピーのところ、おもしろい!
まずはぱらぱらと拾い読みして、自分の星座とか、おもしろそうな神話とかの項目を見てみてください。
そうやってなんだかんだとたどって読んでいると、周りの世界は夕方になっているという・・・そういう本です。
そのうち本にも好感を持ち出して、するとこの値段も装丁も贅沢じゃなくて最低限だな! こりゃ安いよ、わたしならこの値段で売りたくないよ! とか思い始めたりして。
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