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さぶさんのレビュー一覧

投稿者:さぶ

3 件中 1 件~ 3 件を表示

混沌がさらなる混沌を呼ぶ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

新興ニュータウン「のいる」を舞台にした一家失踪事件とその裏にまつわる謎に迫る不可思議ミステリー!
奇才カネコアツシが綴る最新刊。
停電の夜、突然失踪した鈴白一家3人。
その事件の核心に迫ろうとするが、決定的な情報が掴めず困惑する小野田巡査。
一方、徐々に明らかにされていく「のいる」の秘密。
本作においては「幽霊ビル」において行われた強姦事件を皮切りに、一家失踪事件の重要参考人・「健人」と鈴白一家の娘「水紀」との関係が明らかにされる。
失踪事件については逆に不可思議さを増長させる情報が行きかう中、クローズアップされる謎の「鱗の男」。
また、カウンセラー「小阪」の自宅の秘密の地下室には・・・
謎の本質に辿り着かないもどかしさの中にある意外な静けさ。この特殊な世界観が魅力的な一冊である。

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紙の本電子の星

2005/10/01 18:05

【石田節】新たな転機か!?

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

言わずと知れた人気シリーズの第4弾がついに文庫化!!
ファンなら誰しもが期待していた作品であろう。
今回は表題作「電子の星」ほか「東口ラーメンライン」「ワルツ・フォー・ベイビー」「黒いフードの夜」の計4作品が収録されている。
過去のシリーズ作同様、クラッシック音楽とともに展開される主人公・マコトとその仲間たちのミステリー活劇が繊細に描写された作品である。
しかし、シリーズ4作目のためか、作者自身の「飽き」がいたるところに感じられる作品でもあった。
表題作「電子の星」においては非常に荒っぽいストーリー展開・雑な心理描写のため、読者の側からすると登場人物にまったく感情移入することができないモノであった。
この一作品をもって「駄作」ということは容易いが、私の意とせぬところに作者の考えがあるのかもしれない。
この作品に関して多くの読者がいるであろうが、それぞれ読者毎に異なった評価・感想があるのではないかと思う。
私個人としては石田作品の一つの転機になるのではないかと考え、今後の作品にさらに興味を持たせる作品であった。
そういった意味でも是非とも一読を推奨する作品である。

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紙の本LAST

2005/10/01 17:28

本当の「LAST」ではない

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

表題のとおり「LAST〜」といった題名のついた短編が7本収録されている。
それぞれの主人公は「これが最後の〜!!」と決意し、物事に取り組む。それを石田流の繊細かつスピーディな心理描写で書き綴った短編集である。
しかし、その題名とは裏腹に各作品とも読み終わったあと、「これが本当の最後の〜なのか??」と疑問を持たせるような含みを持たせるクライマックスが待っている。
まさに、人間の決意とその不安定さを狡猾に表現した傑作である。

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