エリゴンさんのレビュー一覧
投稿者:エリゴン
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紙の本NATURAL 第1巻
2005/11/15 10:11
感じてほしい・・・
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
日本人にも見えるペルーから来た男の子。なぜ養子となって日本に来たのか?
物語は主人公の弓道やバスケットの学園生活を舞台に普通の学園漫画のようにも見える。
だが、「学園漫画」と書いてしまうと、かえって本の魅力を損なうのでは?と危惧してしまうほど、表面的な筋だけを捉えてほしくない。
「ナチュラル」には癒しがあり、物語の筋よりもむしろそこにちりばめてあるエピソードの数々が、何よりも魅力的で心に浸みこんででくる。そして、その結果として物語が進んでゆく。
小難しいことを考えずに、場面場面の魅力を自然に感じることができれば、なにより。
そう!これは体感する漫画かもしれない・・・
2005/11/11 16:00
お手伝いさんからへんし〜ん!
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「スケバン刑事」でお馴染みの和田慎二の作品。
タイトルからしてヒロインは超能力を持った少女。その少女が無敵のナイスボディ美女に変身して悪を倒す。「なんだ〜ただの変身もの?」と早まることなかれ。「でも、元はただのお手伝いさんでしょ?」それもどっこい、ちと違う。
家事を超完璧にこなすのは朝飯前。大邸宅の庭掃除も15秒フラット!割ったお皿もなんのその。この変身前のちんくしゃ?ちんちくりん?のお手伝いさんが、存在感たっぷりに物語を楽しく彩ってくれている。
変身後、勧善懲悪で悪をやっつけてしまうのは、水戸黄門で印籠が出た後のように、悪い人は倒しておかないとねっ〜といった感じ。お決まりのヌードだってサービス!サービス!ヒロインの唯一の弱点は・・・おっと、読んでからのお楽しみ〜♪
結構どろどろした内容も「これってコメディよね?」と、してしまうのが和田慎二で、スキッと読める。シリーズものになって続いているが、まずはこの本で「明日香」にご挨拶してみては。初版はマーガレットコミックで約30年前(1976年)に出版されている。
同じく和田慎二「怪盗アマリリス」の中で、アイドル主演で「超少女明日香」を映画化するくだりもあるので、機会があれば一読するのも面白い。
紙の本甲子園の空に笑え!
2005/11/09 22:58
綿菓子のような学園コメディ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
甲子園予選のそれも初戦突破が目標の豆の木村の「豆の木高校」。ひょんなことから勝ち進み、とうとう甲子園出場へ。おまけに監督は女!?九州の架空の村から、甲子園へ舞台を移すにもかかわらず、綿菓子のような学園コメディ。甲子園は好きだけど、裏ではチクリまくりの結構ドロドロとした世界ではないかと疑っている「あなた」や人間関係に疲れた「あなた」におすすめ!
紙の本11人いる! 新編集版
2005/11/09 22:46
はめられるのも心地よい・・・
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
知る人ぞ知る萩尾望都の傑作SF漫画。宇宙大学の最終試験。10人がとある廃船に乗り込むと、そこには10人ではなく11人いた・・・なぜ11人?10人のはず・・・そこから生まれる疑心暗鬼・・・誰が敵なのか味方なのか・・・女なのか男なのか?ってなんのこっちゃ・・・これは読んでみると分かる。なぜ11人なのか、答えは簡単。なのに登場人物たちに入れ込んで見えなくなる。そこが作者の狙いだろうが、まんまとはめられるのもまた心地よい。
紙の本日出処の天子 第1巻
2005/11/08 10:40
みめうるわしき姿かな・・・
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
少女マンガという概念を覆すには十分な本。特に男性にも読んでもらいたい漫画。単に聖徳太子と言うイメージを壊すための物語ではない。もちろん主人公の厩戸王子(うまやどのおうじ)は男を好きになるは、嫉妬深いのはこの上なく、その姿はみめうるわしく、女装はするは、魑魅魍魎にも好かれる?というきりが無いくらいすごい人。時代背景はイメージのふくらむ飛鳥時代。たっぷり山岸ワールドへいざなってくれます。
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