Patrick7779さんのレビュー一覧
投稿者:Patrick7779
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どんどん変に… エドワード・ゴーリーインタビュー集成
2006/06/12 12:12
へんだけど、愛すべきインテリ、ゴーリーさん
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
初めて手にしたゴーリーの本は、「うろんな客」でした。とてもピンときてしまい、すぐに買いに走りました。しばらくして、本好きの友達と電話している時に「最近、ゴーリーって人の絵本を買ったのだけど」といいかけたら、「あー、あたしも買った!」とすごい反応が。
以来、ゴーリーの絵本の出版を楽しみに待ち、知らない人にはせっせと布教。本好きの友達はみんな、ちゃんとハマってくれます。
そして次第に沸き上がる疑問。「こんなにヘンテコで、ブラックで、ユーモラスで、洒落た本をつくったゴーリーさんて、どんな人?」
それに答えてくれる本をやっと読むことができました。本書は、ゴーリーのインタビュー集で、ゴーリー本人が「語る」というのが、ファンにとっては、魅力的で興味深いものです。
わたしにとって嬉しいのは、バレエの話題が取り上げられていること。バレエ好きの私にとって、ゴーリーのバレエ愛好ぶりはかなり面白いのです。当時、バランシンの振付け作品を上演していたニューヨークシティバレエの公演を、20年以上ほとんど全部見続けたゴーリー…やはり普通ではありません。
バレエだけでなく、文学や演劇、映画の話題も豊富。私は英米文学にはなじみがないのですが、こちら方面が好きな方は、またずいぶん楽しめるはず。注がたくさんついており、知らない作品名、人物名について丁寧に説明してくれています。
あの不思議な本をつくった人は、こんなに広く深い知識と関心をもった、とことんマイペースな人だったのだと、驚きつつ納得できました。
日本でゴーリーの本がたくさん出版され、人気が高まったのは、彼の死後。ちょっと残念です。是非、日本に来てもらい、感想をこのようなインタビューで語ってほしかった。
それから河出書房新社さん、はやく「ラベンダー色のレオタード」を出版してください! お願いします。
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