Anaさんのレビュー一覧
投稿者:Ana
紙の本グッドラック
2006/02/25 08:26
幸せ
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
キーワードは幸せ。この本の表紙の通り、幸運の四葉のクローバーが主役のようなものです。
これは、最初は普通のシーンなのですが、読んでいくと、不思議なお話になっていくんです。
ある魔術師に、広い森の中にあるクローバーをつんできてほしいと言われた2人の騎士は、そのクローバーを森に住む生き物達に聞きながら探していきます。ですが、いくら探しても見つかりません。それは当たり前です。そんなクローバーは探しても見つからないのですから。むしろ、そのクローバーは育てなければ、絶対に芽を出してはくれないのです。
黒い騎士は、クローバーを探すばかり。ですが、白い騎士はクローバーの育て方を聞いていました。
森の生き物達は、居場所は知らなくても、作り方なら知っていました。だから、白い騎士がたずねて来た時は、材料となる物をあげていました。
これの最後の結末は、本当に感動します。涙を流すわけではありませんが、この話は本当にいいお話だと思います。
現代に生きる私達は、この白い騎士のようにならなくてはならなくてはいけないんでしょうか? 黒い騎士は、きっと今の私達なのでしょう。
2006/03/07 16:49
終わりは、始まりでもある
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
『バーティミアスⅢ プトレマイオスの門』でついに最終巻。どうなるのかワクワクはするけれど、やっぱりさみしい。
このシリーズは『ハリー・ポッター』みたいな不思議感、『ダレン・シャン』みたいな奇怪感がありません。それよりも“現代”が舞台のような感じがします。
そのせいで、バーティミアスのしゃべり方が面白いんです。現実的で、憎たらしいけど、なぜか楽しめる……そんな感じです。それが『バーティミアス』の魅力でしょうか。
そして、1巻と2巻で登場したアイテムや、が、3巻と見事につながってます。これを使って戦う3人は、本当に勇敢です。
イギリスの政府がトップにいるのは、グラッドストーンのおかげ。ですが、それを終わらせたのもグラッドストーンの気がします。そして、その終わりも残酷ではなくて、これから新しい事が始まろうとしているのは、バーティミアス達のおかげだと思います。
バーティミアスがナサニエルと出会わなかったら、こんなところまで来ていなかったでしょう。そして、ナサニエルがバーティミアスを召喚していなかったら、こんな事には、きっとならなかったでしょう。そして何よりも、いろいろな災難に遭いながら立ち向かっていくキティの存在が、2人を大きく変えたと思います。キティには最後に言っていた通り、オーラがあります。それが、バーティミアスやナサニエルにも伝わっていたんだと思います。
そこで感じたのが、“やって出来ない事はない”です。それは3人が証明してくれました。そのおかげで、私は今、夢に向かって頑張っています。いつか“夢”を“夢”と言わなくなった時、この3人の事を思い出すでしょう。
『バーティミアス』のお話は、きっとまだ終わっていないような気がします。繰り返される毎日かもしれないけれど、そこでは少しずつ違った何かを発見出来るんですよね。この物語でわかったような気がします。
終わりは始まりでもあるっていう事を——。
2006/02/28 09:54
架空のロンドン
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
これは魔術師とか妖霊とかのお話です。
最初のシーンは、いきなり主人公となる人間が、妖霊のバーティミアスを召喚するところから始まります。そこで惹かれたのが、バーティミアスの何とも憎憎しい喋り方。そこから虜になってしまったかのように、この600ページもあるシリーズにハマってしまいました。
ここの舞台は、イギリスのロンドン。しかも、ここではいろいろな発見も出来ます。主人公・ナサニエルが憧れている偉大な魔術師・グラッドストーン。その方をHPで見たら、何と! 本当に実在していた人だったからビックリしました! 教育的にもいい本なのでは?(少なくとも、私は調べましたよ)
このお話。魔術師のたまごのナサニエルが、どんどん立派になっていく様子を書いている、と言ってもいいです。ですが、魔術師の中には良心を持っている者がいません。みんな両親に捨てられ、心が醜い魔術師に育てられるのだから…。でも、ナサニエルは両親に捨てられても、師匠の夫人が母親代わりだったので、良心が少し残っていたのかもしれませんね。
最初は過去をふりかえるような場面が多いのですが、その内、その話が面白くなって、もっと知りたくなります。
そして、なぜ魔術師のたまごが、中級レベルの妖霊・バーティミアスを呼び出す事になったのかがわかってきます。
もちろん、2人の友情も忘れてはいけません。魔術師と妖霊。支配する者と支配される者の関係ですが、2人には、何かと心が惹かれるものがあります。
2006/02/28 10:00
ワクワクはさらに増す
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この本、本当に分厚いですよね。何たって、600ページもあるんだから。ですが、『バーティミアス』ファンは、こんなの簡単に読んでしまうんですよね。
さあ、この本がどんなに魅力的かは自分で確かめた方がいいと思いますが、この本にはそれだけの価値がある事が間違いありません。しかも、イギリスじゃ『ハリー・ポッター』を上回るほど。児童書の中の児童書、ファンタジーの中のファンタジーです。
そして、この巻では、1巻で謎の少女だったキティの謎が明かされます。こんな出来事があったからこそ、レジスタンスに入った理由がわかりますよ。話ごとに、他のキャラクターとつながっていますしね。
それと、〈サマルカンドのお守り〉の次は、何と! 偉大な魔術師・グラッドストーンが使っていた、強力な〈グラッドストーンの杖〉が盗まれます。
さてさて、これまたどんな展開になっていくんでしょうか…。
2006/02/28 09:44
笑顔の終わり
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今回の初めのシーンは、チャーリーが両親と会って少し経った頃から始まります。長旅の疲れもありましたが、両親と再会出来た喜びは人一倍です。
背も高くなり、ますます大人っぽくなりますね。
さてさて、今回はこの巻で、ラフィとの関係がわかってきます。何と実は、チャーリーとラフィは…。
しかも、敵のマッコーモが、何とライオン達に囚われの身のはずなのに…。
その間の出来事は、書評じゃとてもじゃないけど書けません。ワクワクドキドキ、ハラハラオロオロの連続。
そして、この巻の最終巻は、感動の再会…。いえ、チャーリー達のじゃなくて…みなさん、本読んでお確かめ下さいな。
私は、またもや本に感動しました。
それに、この本を書いている作者の方達にも感動しました。親子との関係が、この本にぎっしりつまっている感じです。この本を読めば、誰もがあたたかな心を持つようになるのでしょう。
誰に言うわけでもありませんが、最後に一言言わせていただきます。…この本と出会わせてくれて、ありがとう。
2006/02/28 09:36
見た事のないライオン
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見た事も、聞いた事もないライオン。それが、この2巻でチャーリーと出会うプリモ。
名前は可愛いのに、体は正反対。恐ろしさのオーラが出ています。…ですが、このプリモもかわいそうなライオンなんです。その詳細は、やはり本を読んで下さい。
この旅でチャーリーは、1巻で登場したブルガリアの王様・ボリス王に助けてもらいます。ライオン達を安心して故郷に帰してあげる、とボリス王と約束しました。…ですが、そこには新たな敵の影も…。
ますます面白くなる3部作の『ライオンボーイ』。この『奇跡の翼』は、話の展開がいっぱいあって、とっても面白いです。
2006/02/28 09:31
冒険の中の冒険
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この『ライオンボーイ』は、冒険の中の冒険としか言いようがありません。両親が誘拐されたのに、チャーリーは探しに行く気持ちになるんですよ!? その気持ちを1番知っているのは、3巻でお母さんが言った一言です。自分達はこんな気持ちになるのに…。
この本は、題名もいいですよね。『ライオンボーイ』なんだから、きっと恐そうなライオンが出て来るだろう…と思っていましたが、最初に出会ったライオンは、何とも恐そうじゃないライオンじゃありませんか。これは面白くないな、と思い、読むのをあきらめかけていました。…そしたら、何と何と! チャーリーはネコ語が話せる事を思い出しました。その時、やっぱりこれは面白い本だ、と思ったのです。
こうして『ライオンボーイ』の書評を書いて、みなさんに『ライオンボーイ』の面白さを知ってもらいたいです。
冒険には、やっぱり敵は必要ですよね。この本にも、やっぱり敵がいます。意地汚い奴らばかりですが、それが敵というもの。
さあ、あなたも楽しんでみては?
2006/02/25 16:54
終わりのない物語はない
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いよいよ最終巻。ダレンとの旅も幕を閉じようとしている。
11巻ではアニーとは会えなかったダレン。だが、ある事件がきっかけでアニーと会う事に。死んだと思っていた兄の登場で、アニーは戸惑ってしまいます。最後には「出てって!」と…。そんな時、バンパニーズ大王ことスティーブの事を聞いて、アニーの表情が変わります。実はダリウスは、アニーとスティーブの子供だったのです。つまり、ダレンにとっては甥という事になるのです。
この巻で、いよいよ大王ハンターの2人とスティーブの最後の戦いが始まります。そこでもシルク・ド・フリークのみんな、そして、闇のレディーことデビーや、元警部のアリス・バージェス。そして、レディー達とともに戦っているホームレスのバンピライツのみんな。みんなが協力して、スティーブの戦いに勝っていきます。
そして、とうとうダレンとスティーブとの2人だけの戦いが…。一体、勝負の結末は? どちらが闇の帝王になってしまうのか?
そんな時、ミスター・タイニーが現れ、実は2人が……だった事を伝えます。
さあ、ミスター・タイニーは何を言ったのか? そして、またもや10巻で登場した精霊の湖がある未来の世界へと…。いろいろな感情がこもっている、この『ダレン・シャン』シリーズ。いよいよ完結です!
2006/02/25 09:30
終わりはやっぱりすごい
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いよいよ終わりの第6巻。今回の本は、4巻から6巻まで、ひとつのストーリーになっています。そこで、いよいよ3ストーリーの終わりがやってきました。
これは、仲間の中に裏切り者を見つけてしまったダレン少年が、必死に逃げた後からのストーリーになっています。とんでもない試練は、むしろこっちの逃げる方ですね。
川を渡ったり、オオカミの群れに助けてもらったりと、いろいろな生活をして、早くバンパイア達に裏切り者の事を伝えたいダレン少年は、祖母の名前からとったオオカミにバンパイア・マウンテンまでの道案内をしてもらいます。
そこでも、いろいろな考えをするダレン少年を見て、私はちょっと感動しました。
この終わりも、とても不思議な終わり方です。このシリーズには1巻1巻に、すごい思いを込めているんだなあって思わせられます。
最後は、ダレン少年に、バンパイアのみんなが大拍手です。どうしてでしょうね…?
2006/02/25 09:10
辛い事には欠かせない友達
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半バンパイアとなってしまったダレン少年にふりかかってきたのは“試練”の2文字でした。
ここではダレン少年が、バンパイアの試練を受けなくてはならなくなりました。半分は、クレプスリーの名誉の為なのですが…。
大変な試練なので、みんなに協力してもらわなくてはなりません。そこで、バンパイア・マウンテンに着いてから出会った友達とともに、訓練を行う事にしました。1人はゲームズマスターのバネズ・ブレーン。1人は数少ない女性バンパイアのエラ・セイルズ。何と、クレプスリーと関わりのある人!
この2人に戦い方などを教えてもらい、何とか試練を切り抜けたダレン少年。5つある試練の中、いよいよ第4の試練。…しかし、ここでとんでもない事件が起きるのでした。
2006/02/25 09:05
バンパイアの世界
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はい。ここからまた表紙が変わります。4巻から6巻まで、パズルのような表紙になりますよ。
さてさて、この巻の題名は『バンパイア・マウンテン』。…そうです。何と! バンパイアのすみかと言ってもいい所に、ダレン少年達が行きます。残念ながら、ここではエブラはついて行きません。ダレン少年なりの気遣いなのですよ。
バンパイア・マウンテンには、もちろんバンパイアがいます。ダレン少年にとっては“自分の仲間”です。ただ、ちょっとだけバンパイアの生活になれてきたって感じなので、まだ“仲間”と言うには早過ぎるような気もしますが。
ここでは“バンパイア総会”という、バンパイアにとってはパーティーみないなのが行われます。
ただ、ここではダレン少年をなぜ半バンパイアにしてしまったのか、クレプスリーがバンパイアの偉い人…元帥に説明しなくてはいけないのです。そこでダレン少年は、大変な事に巻き込まれるのですが…。
2006/02/25 08:56
クリスマス
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この巻はクリスマスが舞台。私のお気に入りの巻です。
ここでダレン少年は、エブラとともに、クレプスリーの故郷に行きます。そして、そこでまた、とんでもない事件が起こるのです。
みなさんは“バンパニーズ”なんて知らないでしょう? この巻では、その“バンパニーズ”の謎について、解決していこうとしていきます。
クレプスリーの故郷で、悲惨な連続殺人が続いて、クレプスリーにとっては故郷(クレプスリーに言わせれば“仲間”)なので、助けたい気持ちでいっぱいでした。ここでクレプスリーは、不信な動きをするようになります。連続殺人…不信な動きのクレプスリー…まさか…?
そんな事も知らず、ダレン少年は人間だった頃を思い出し、クリスマスを楽しもうとしていました。
そこで出会ったのが、人間の女の子・デビーでした。年もかわらないので、ダレン少年はデビーに恋心を抱くようになります。
さてさて、ここでもデビーが重要人物になりますよ。このシリーズには欠かせないのではないでしょうか?
では、この続きはみなさんにお任せします。デビーとの恋の結末…一体どうなるのでしょう?
2006/02/25 08:48
本のつながり
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この本のつながりは、1巻から3巻まで、似たような絵なんですよね。3巻まで持っている人はわかりましたか? だけど、それだけではない『ダレン・シャン』シリーズ。2巻は、ダレン少年の“出会い”が始まります。
まずは、奇怪なサーカスこと、シルク・ド・フリーク。このサーカスで華麗に蛇を操るのが、蛇少年のエブラ・フォン。この人物も、これからの『ダレン・シャン』とつながりがある重要人物です。友情の事など、いろいろな面で、エブラは本当に重要だと思いますよ。
ここでは、2人の人物(つまりダレン少年に言わせれば“友達”ですね)と出会います。まずは、最初に言ったエブラ。その次は、フリーク(異形)ではない普通のオニオンピクルスが大好物のサム・グレスト。血がなかなか飲めないダレン少年は、このサムのおかげで血が飲めるようになったと言ってもいいでしょう。しかし、そこまでいくには、とても悲惨な事が起こるのです。これもまた、今後の“つながり”ではないでしょうか?
2006/02/25 08:36
出会い
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この1巻は、とても不思議な気持ちで読めました。私にとっては、何のへんてつもない本が、とても価値のある本のように見えます。私はこの本に感謝したいです。
この本は題名の通り、1人の主人公の少年とその後、とても関わりが出てくる主人公の親友がサーカスに行きます。そこで、親友は1人の人物・クレプスリーに出会います。親友は、このクレプスリーの正体をわかっていたのです。自分が憧れている…バンパイアだって事を…。そんな事を知らない主人公の少年は、楽しくサーカスを見ていました。ただ、このサーカス、本当に不思議なサーカスなので、楽しさが普通の物語ほど伝わってこないんですよ。むしろ、奇怪なオーラを放っているような感じです。
このクレプスリー。今後、主人公の少年と深い関わりを持っていきます。主人公の親友同様、すごい人物だと思います(このHPの人気投票でも1位をとるほどの人物です!)。
そこで主人公・ダレン少年は、不思議な旅をする羽目に。もちろん、そこまでいくにはとても素敵な出会いがいっぱいあったのですが、それはみなさんの目で確かめてもらいましょう。
この本は映画化も決まっていて、ユニバーサル・スタジオが近々映画にするとか。早く観たいですね。
あと、驚く事はもうひとつ。この本の作者も、なんと…“ダレン”というのです。さあ、何で「ダレン」なんでしょうか? それもこの本を読んだらわかると思います。
紙の本キュリー夫人
2006/02/25 08:12
物理実験器具
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キュリー夫人は子供の頃に『物理実験器具』というのを知りました。これはお父さんの仕事場で見つけた物です。まさか、これが、将来キュリー夫人に深く関わっていく事になるなんて、この時は誰も思いませんでした。
キュリー夫人の本名は、マリア・スクロドフスカ。パリの大学でピエール・キュリーと出会って、名前はマリー・キュリーになりました。
キュリー夫人には2人の子供がいます。この2人もキュリー夫人のあとを継ぎます。1人は科学へ。もう1人は自分達の母親こと・キュリー夫人の伝記を書きました。この2人の存在も、本当にこの本に役に立ったと思います。