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親不孝さんのレビュー一覧

投稿者:親不孝

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なんだこの本は!

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この人のニュースに去年、ちょっと興味があったので買ってみた。ちなみに将棋はルールを知っているくらい(金と銀の区別は怪しいけど)。
なにげなく読んでいて驚いた。こんなに泣かされるとは思ってもいなかった。聞いてないよ!って感じだった。
何事にも自信が持てない子供だった筆者をほめてほめて別人のように変えた小学校の先生がまず凄い。この先生の話だけで本が書けそう。ダメな「しょったん」(筆者のあだ名)がどんどん成長していく姿がなぜか泣けてしかたなかった。でも一番好きなのは子供時代に将棋の宿命のライバルと滅茶苦茶に意地を張り合う話。お互い相手が負けることだけを心から願う関係っていうのが何とも気持ちいい。なぜか入道雲を見ながら思い切り遊び回った夏休みの日々を思い出した。
ところが一転して、奨励会(将棋のプロになる者が卒業しなくてはならない虎の穴のようなところ)に入ると、夢多き少年がどんどん自信を失い、荒んでいく様子にこちらまで息苦しくなる。プロ棋士になるには、友情も恋愛も捨てて、徹底したエゴイストにならなきゃいけないんだということがよくわかった。その辛さに耐え切れず、筆者は遊びに溺れていく。そしてとうとうプロの道を年齢制限で断たれ、死を考える。全力を尽くさなかったという後悔に苦しみながら・・・。思い出しても涙腺が緩んでくる。
そのあと将棋を一度は断念した筆者が再び情熱を燃やし、プロ入りの嘆願書を出してプロ編入試験を受ける話はよくテレビや雑誌でも紹介されたが、そこに至るまでの筆者の将棋への思いの深さが本当によくわかって、「夢をあきらめるな」というメッセージがひしひしと伝わってきた。最後まで一気に読めて、深く深く心を動かされた。読み終わって、ふと思った。いつのまにか自分は夢を忘れてしまっていたなと・・・。
本当に最近ではないくらい気持ちのいい本だった。
苦言を呈するとすれば、内容ではなく、この本が将棋本のコーナーに置かれていたこと。出版社の売り込み方が間違っているのではないだろうか。新刊のところに置いて沢山の人に手に取らせないともったいないですよ!これ。
きっとドラマ化してもかなり面白いものになるだろう。主演にはSMAPの草薙くんを推薦します。

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