エンラッドさんのレビュー一覧
投稿者:エンラッド
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紙の本さいはての島へ 改版
2006/08/14 09:29
魔法を使わない大魔法使いに忠誠心を誓い付いていくアレンは悩みながら学んでいく。
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3巻ではゲドはわりと年をとっていてロークという島(魔法学院)の大賢人となっていて、ある日エンラッドという国の王子アレンが、魔法使いやまじない師達が皆魔法を忘れて使われなくなっているという、知らせを持ってくる所から始まる。
アースシーの世界では賢い魔法使いは高度な魔法を使うと災いがおきやすい事をよく知っているため大賢人のゲドは魔法使いなら大抵はできる初歩魔法もたまにしか使わず、大賢人なのに偉ぶらないし、命令はしないし、他の優秀な魔法使いの生徒ではなく、モレド(優秀な血筋)の子孫であるというだけでアレンは旅の友に選ばれ、ほとんど魔法使いの直感みたいな物のみで旅先を決めてるようだし、無口だし、時々、アレンは本当にこの大賢人と名乗る男は魔法を使えるのか?魔法使い達は皆魔法を忘れているのでこの男も同様魔法を忘れてしまっているのか?モレドの子孫を誇りに思わないわけではないが自分は魔法は使えないし付いていくだけで何の役にもたたないではないか?、と色々心配になったりするがゲドの言う事はモレドの子孫を誇りに思うそなたが誇らしいみたいな事ぐらいしか言ってないような気がして安心してよいのか不安になってよいのかどちらともつかず一応説得させられ気をとりなおして旅を続けるといったふうでゲトとの信頼関係が近づいたり遠ざかったりしていて面白い。最後辺りになると竜もでてきてくれるし(アレンは喜んだ。中には危険なのもいるが…)、ゲドも魔法を使う必要制ができてきてゲドもアレンも満足だったし、読者も満足だった。全般的には死と生の話が多く内容も深くてリアルな話で大人むけといった感じです。
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