森の妖精のごとくさんのレビュー一覧
投稿者:森の妖精のごとく
| 1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
こんな上司が部下を追いつめる 産業医のファイルから
2006/06/15 13:55
本書が支持されている理由を考えてみました
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
いろいろな欄を見ていますが、本書に関する書評は多いですね。
しかもそれぞれの立場の方々が書かれていて、興味深く閲覧させてもらっています。
朝日新聞の書評も読みましたし、個人のホームページで取り上げていらっしゃる方も増えています。そういえば先日、中部地区の地方新聞でも、この本の紹介を見かけました。
でも、それらに負けない中身が濃い意見が、bk1さんの書評には本当に多いと感じます。それだけ話題作なのでしょう。
どうしてこれだけの人たちが、長い意見を書くのでしょうか?
いくつか理由があると思います。
一つ目は、それだけ共通した問題意識を、誰もが抱えているからではないでしょうか。本のはしがきにあるように、現代というビジネスマンにとって受難な時代だからかもしれません。
二つ目は、安易な受けを狙った、ハウツーものではない本だからでしょう。私にも部下がいますから、上司という立場といえば立場になります。しかし私の上司たちは、部下以上にいますから、下の層を形成している上司です。大半の上司たちは、そうした立場にあるのだと思います。
でも、理想的な上司を「演ずる」なんてできませんし、第一無理です。一時的に振舞ってみても、有能な部下たちは簡単に見抜くでしょう。つまり、これでもか、これでもかというように投入されてくる安易な受けを狙った本に、もう飽き飽きしているのです。
三つ目は、書物としてのおもしろさです。
誤解があっては困りますので敢えて書きますが、題名から連想される「問題ある上司がアホだ。とんでもないヤツだ」と書かれている本ではありませんね。
上司の問題点はたしかに指摘されていますが、それを踏み台にしての論旨展開が絶妙だと思います。
それが軽いタッチで書かれているからこそ、読んでいておもしろいと感じることができるのではないでしょうか?
10年くらい前には、同じことをいっていても、小難しい本がたくさんありました。
しかし最近は、逆に軽すぎる本が多すぎると思います。読んでいると白けてしまい、そのうち疲れてしまうのです。
四つめは、どなたかが書かれていましたが、現場からの発信力の強さだと思います。学者さんや作家のみなさんがプロだということはわかりますが、それだけにこのようなテーマには、疎いのではないでしょうか? 普遍的だと思いながら、表面しか見えていないのではないでしょうか?
そこが現場にいる私たちには、歯がゆいのです。そんなことわかってますよ、と言いたくなったり、そんなことがいまさらできるでしょうか? と首を傾げざるをえない著作や意見が多すぎます。
ですから、そのような方々の目にかなった本を書評で知って読んでみても、しっくりこないわけです。
というわけで、少しもこの「本」に関しての書評にはなっていませんが、変わった意見がひとつくらいあってもいいのでは、と思って、投稿させていただきました。
現代に働くみなさん、重圧に負けないよう、がんばりましょう!
| 1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
