TETSUYAさんのレビュー一覧
投稿者:TETSUYA
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組込みI/Oインタフェース基礎講座 機器制御の基本となる入出力機構の動作原理および隣接技術との関係
2006/09/12 13:56
案外いけてます
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
冒頭からCPUがメモリ空間へのアクセスするのに云々という結構ベタな話がいきなり登場。このあたりは好感がもてます。というのも今までのマイコン入門的な本なら「CPUとは、ALUがあって...」とかいうところから説明されるだけで、もうウンザリ、ってことがほとんどでしたから、イマドキの初心者はこのあたりでバテてしまうことを考えるといい方法かもしれません。
このあとアドレスデコーダとか同期クロックなどが、ダダダ〜〜っと回路図と真理値表で紹介されるのも結構いい感じ。
ただし、「これが素でわかるようなヤツなら別にこんな本読まないのかな」と、ふと不安になる。
パラレルI/Oの説明では、なぜかプリンタポート(IEEE1284)と8255が説明されます!
8255は生産終了品ではあれど、すごくメジャーな存在なのでいいとしても、何故プリンタポートなのか疑問も残ります。
まあ、PCしかしらないプログラマ向けの記事としてはいいのかもしれませんが、WindowsでI/Oアクセスを禁止されていることを考えると、すでにあまり利用価値がないような気もします。
これにくらべて、シリアルはあっさりしたモノ。
いや、結構くわしいんだけど、プリンタポートの記述を読んだ後だと、どうも手抜きにみえてくる。むしろPC用シリアルポートのほうをもっとしっかりしてくれるほうがうれしかったかも。
未だに少容量EEPROMなんかはI2Cなわけだし、シリアルを理解するのとしないのとでは、実務で雲泥の差がでるはず。
あとは、割り込みとタイマが2章に分けて記載されているのは出色の出来、といった感じでしょうか。
割り込みをまともに説明してくれている入門書って案外ない感じなのでちょっとうれしい。
というのも、いままでいろんな初心者相手にしてきたが、割り込みの概念自体がイメージしにくいために、タイマーなど、非常に便利な機能をつかうのに躊躇する感じがあるので、その意味では、2章にわたって解説するのは、非常に点数たかいです。
総評としては、いい本だとおもうけど、帯タイトルにあるようにターゲットをプログラマに限ってしまうと、
非常に狭い範囲でしか当てはまらない感じがしました。そういう意味では読み手を選ぶ本かもしれませんね。
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