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ヒットメーカーさんのレビュー一覧

投稿者:ヒットメーカー

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現代ニッポンにおける労働社会のゆらぎが集約されている

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 偉そうに言っていないところが、他の売れ筋新書と最も異なるところ。例えば、自らが「燃え尽きた経験者」と語っている。それが裁量労働制を論ずる一つの根拠になっている。
 こうした展開は強い。説得力あり。燃え尽きた医師が経験を語り、体の知識については専門家の集まりであるはずの病院で起きている「うつ病の増大」に触れ、裁量労働制は本当に大丈夫か? と投げかけているのだから。
 物語で言えば、まさにストーリー・テラー。シナリオの運びがスムーズであるためか、無理がない。結果として非常に読みやすい。
 二の章にある学校の問題(校長の自殺)は、一番印象深かった。問題点を明確に提示し、それに対してどう考えるかを示すお手本のような部分。ここを読めば、北海道で起きたイジメ・レポート不提出問題の理由もわかる。
 ともあれ、これから成果主義をどうするのかについて、そろそろ真剣に議論しないと、「不良債権のように組織体が蝕まれてゆく」可能性が現実問題としてある、との危機感をあらためて覚えた次第。
 一本、スジが入っている本。
「まず現場の声を聞け」。それが著者の哲学なのだろうと読んだ。

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