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あおさんのレビュー一覧

投稿者:あお

33 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本恋はシャッフル

2002/07/07 02:53

あなたを好きになってもいいですか?

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夏輝と親友の春也は、ふたりそろって佐久間が好きだった。夏樹も春也も、お互いに佐久間が好きな気持ちを打ち明けあっていた。でも、佐久間が春也に告白し、春也と夏樹は両思いになった。夏樹は春也に気にするなといったけど、やっぱり失恋に胸を痛めていた。そこへ、佐久間の友達の新条が現れる。新条は大学のサークルの先輩で、夏樹をめちゃめちゃこき使う。でも、そのおかげで夏樹は失恋の痛みを忘れることが出来て…。

自分が好きになった人が、自分と一緒に片思いしていた友達と恋人になっちゃうなんて、夏樹の失恋って普通よりショックが大きいと思う。おまけに、その友達と暮らさなきゃいけないし、大学は失恋した人とも友達とも一緒だし…。これって、もしかしてどん底!? 池戸先生の書く話は主人公が不幸になることが多いけど、この話はのっけからそのパターンです。でも、普通こういう話だと友達の春也の性格が悪いんだけど、これはそうじゃないのがヨカッタです。春也がいじわるだったら、むかついて読む気ダウンだけど、春也は夏樹を本当に好きなのがわかるので、救われた感じです。夏樹も、落ち込みまくってたけど、とうとういい人にめぐり合えたし…。ただ、後半出てきた祐斗は、キャラ的に読んでて腹立ちました。良くある展開かもしれないけど、ここで出てきて欲しくなかったタイプのキャラクターだなあ。あと、新条のカタチへのこだわりも、ちょっとイヤな気がしました。そのせいで、夏樹は随分苦しめられるし、ストーリー的にブルーですよね。まあ、最後はハッピーエンドだったので、いいかなあ。

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紙の本それはスキのせい

2002/07/07 02:31

全部あげる。

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天真爛漫な虎ノ介とクールで大人な一条の話『それはスキのせい』と、美形だけど変わり者の守といいかげんで気の弱い先生染谷の話『これもセンセイのせい』の2本立て。

『それはスキのせい』
この作品は、五百香ノエル先生がはじめて書いた商業誌での読みきり短編だそうです。商業誌ではじめて…そのせいか、トラの思いこみが激しくて、作品的には上滑りの感が…。トラはカワイイ性格なのですが、トラが一条を好きになる理由が薄いんです、名前を言って笑わなかったから、ってだけであんなに好きになるなんて、ちょっと不自然。きっと他にも積み重なった理由があって好きになったんだと思うんだけど、そこらへんの事情がまるで書かれていないので、読んでてどうしてトラがこんなに一条を好きって言ってるのか、トラの気持ちについていけませんでした。一条も、どうしてトラが好きなのか理由がわからないし。好きなら好きで、少しはそういうそぶりも見せて欲しかったなあ。一条自体、トラと両思いになるまで、ほとんどどういう人物かさらっとしか書かれていないし。五百香先生らしさはもうバリバリ感じられますが、作品としてはまだまだ…かな?

『これもセンセイのせい』
こっちの作品の方が、まだ感情面で納得できました。染谷はイマイチ魅力がないけど、守の気持ちはちゃんと書かれています。守みたいなキャラも、いいですねえ。変わり者の美形!! ただ、相手がぱっとしなさ過ぎの染谷、って言うのがもったいないかなあ。脇役として一条とトラが出てくるのはいい感じ。一条は、主役で出てた『それはスキのせい』より、こっちの作品での方が個性が出てていい気がします。

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紙の本秘密のナゾテン

2002/07/07 02:12

ナゾの転校生、略して「ナゾテン」!!

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主人公の森純也は、カッコイイのになぜかひとことも口をきかないナゾの転校生、略して「ナゾテン」とあだ名を付けられた三木玲と、クラスで1番に親しくなった。純也は三木をなんとかクラスになじませようとがんばる毎日。でも、肝心の三木は、そんな純也の気持ちも知らず、クラスと馴染もうとする気配ナシで…。

純也が主人公の「ナゾテンの距離」と、三木が主人公の「ナゾでもなんでもない話」の2話が収録されています。でも、この本読んでも、イマイチすっきりしない。読むといきなり純也と三木がもう仲良くなったとこから始まってるんだけど、仲良くなった経緯がほのめかされるけど、具体的には書かれていないんです。そこだけスポーンと抜けて書かれてる。なので、そこを知らない読者としては、話の流れに面食らってしまいます。おかしい理由は、あとがきを読んで知りました。純也と三木の出会いと仲良くなるまでの話は、別のところで書かれていて、この本には入っていないのです。つまり、この本はそれの続きに当たるわけです。でも、文庫として買ったのに、どこにもシリーズだとも続きだとも書かれていないのに、それってフェイントだよ〜って感じ…。前の話がこれに入ってるならワカルけど、それがなくて1冊になってるのは解せないところ。かなり残念です〜。結局肝心の出会いが抜けてるので、読み終わってもいまいち消化不良でした。

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紙の本Barパラダイスへようこそ

2002/07/07 00:58

シリーズカップル全員集合!?

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主人公は、バー「パラダイス」を経営する元モデルの北川駿と、元マネージャーの今泉雅人。華やかな世界を捨てて、ゲイカップルとしてのささやかな幸せを選んだ二人は、平穏に店を切り盛り。でも、雅人の義父の恭介が、バーの開店一周年パーティーに現れてから、雅人の様子がおかしくなり…。

読んでぶっ飛びました。えっ、これがコバルト文庫!? わたし的には、コバルトどころか、どこかアダルティーな文庫向けな作品のように感じました。主役も年齢高いし、ボーイズラブの中でもカワイイ感じのお話はあるけど、これは結構ディープだし…。なにより、えっちがかなり…えっちです(汗)。うーん、少女向けと言うより、アダルティー向けな作品だと思います。残念ながら、この作品は秋月先生の作品の中ではちょっと面白さにかけるかもしれません。面白さは人それぞれなので、あくまで個人的意見ですが、内容がどこかで見た昼メロみたいで、先が読めちゃうのが難点。あと、いつもに比べて奥が浅い気が…。

秋月先生が「主役交代リレー小説」と呼んでいるこのシリーズ(続いているわけじゃないけど、キャラが共通だったり、コンセプトが同じ作品です)を読んでいる方に嬉しいのは、知ってる顔が脇役として出てくることだと思います。『夢見る眠り男』の英ちゃんと、研二さんカップル、『身持ちの悪い姫と騎士』の旭とエツカップルが、それぞれ登場。話の中の「ACT 2」は、かつて主役だった彼らが出てきて、今の様子を垣間見ることが出来ます。こういう楽しさって、なんだか商業誌っぽくなくて、いい感じかも!? ただ、昔出てきたキャラが活躍するのは嬉しいけど、その分今回の主役の影が薄かった気がするのも事実です。

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紙の本身持ちの悪い姫と騎士

2002/04/15 10:16

オレがキミを守る

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 主人公東郷旭(アキラ)は、元警視庁のスゴ腕SP、今は借金返済のためキケンな任務をこなす民間警備会社の警備員。やっとやくざの息子のボディーガードなんていう、前の任務が終わったというのに、次の仕事もボディガード。しかも、守る相手は自分が守られてる自覚もないような奔放ぶりを発揮する、天才ゲームクリエイター、エツ。なんと、エツは16歳のそれこそ超絶美少女…と見える顔した、性格問題ありの美少年。しかも、旭(アキラ)のことは「アサヒ」なんて呼び続けるような奴(「旭」はアキラとも読むからだそうな…)チャランポランなエツだけど、次第に旭になつくようになってきて…。

 わたしは冒頭てっきり旭が「受け」だと思っていました。表紙を見て「気の強い受け&ちょっとこわれた攻め」を想像してたので。間違いに気づいたのはエツが登場したその瞬間。読んでみたら、たしかにタイトルに偽りなしで、まさに「身持ちの〜」というカンジのカップルでした。エツはあきらかに旭のこと好きなのが読んでてわかるのに、旭がノンケだから…ってなかなかうまく行かなくて。そんな2人に読んでるこっちがハラハラしちゃいました。

 この作品で嬉しいオマケは、秋月先生のコバルト文庫の前作『夢見る眠り男』の研二&英ちゃんカップルのその後が出てくること。本編だけじゃなくて、コッチのカップルにも楽しませてもらいました♪

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そんな気持ちの呼ばれ方

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 同じ塾に通う小学5年生、日仏ハーフの美少年緋唯(ひゆい)と、頭脳明晰で仲間の信頼も厚い夏成(かなり)。ある冬の日、同じ塾に通う仲良しメンバー6人と、幽霊が出ると噂される「洋館」で肝試しを決行!! しかし、屋敷に忍び込んだとたん現れた幽霊(!?)に大混乱。逃げ込んだ部屋の暗闇で、怯える緋唯を可愛く思った夏成は、イタズラな愛撫を仕掛けてしまい…。

 魅力はなんといっても登場人物たち。主人公の緋唯と夏成はもちろんのこと、彼らを取り巻く仲間たちも美男3人美女1人。しかも、それぞれタイプの違う魅力があって、絶対誰かはお気に入りになること請け合い! ストーリーははじめ、主人公らが小学生のときから始まるため、「えっ、大丈夫? 犯罪にならない??」なんて罪悪感を覚えちゃいましたが、途中でしっかり成長してくれました。恋が動くのは、中学生になってからなので、ご安心を。

 緋唯のことを想う気持ちを、はじめは愛玩動物を思うそれと混同していた、幼かった夏成。愛玩動物に過ぎないと思いこもうとしていた緋唯が、自分以外の誰かに依存したり傾倒したりすることが許せなくなっている自分に気づいたときから、夏成はその気持ちの呼び方が、他にもあることに気がついていた。
 …こう言う設定だけで充分どきどきしちゃいました。緋唯はワガママで意地っ張りなところが可愛いし、夏成への気持ちはまっすぐで、せつないほど。幼さからはじめはすれ違ってしまった二人が、今度はちょっと大人になってやっと恋をはじめるまでは、本当にハラハラしました。主人公の年齢的にはお子様向けとも言えますが、えっちが入るので、やっぱりお子様には向きません(笑)。
 
 ちなみに充分恋愛だけでドキドキ出来るので書き忘れましたが、この話に華を添えるのが、ちょっとしたミステリー。最後はスリルも味わえちゃうなんて、かなりお買い得かも!? 個人的には脇役の面々のサイドストーリーも読んでみたくなりました。それくらいみんな魅力的なんです☆

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紙の本真夏のボヘミヤン それから

2002/07/07 00:18

トモピーの旅は波乱万丈!?

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前巻『真夏のボヘミヤン』からの続きです。これだけ読んでも、なんとなく話はワカルと思うけど、バッチリ「続き」って感じだし、前巻のあらすじもないので、できたら前巻を読んでから読むのがオススメです☆

前巻で、せっかく智久と大和の気持ちが通じ合ったのに、それを智久の弟光俊に知られたことで、大和は智久の前から去ってしまいました。大和が自分のために身を引いた可能性を知った智久は、大和に会ってその気持ちを知りたいと、大和の後を追うことを決意! この本では、智久が大和に会うために、する旅が描かれています。

てっきり智久の一人旅になるかと思いきや、光俊が智久を心配してついてきたのは意外でした。前巻を読んだだけだと、遊び人って感じのイメージが強かった光俊だけど、意外にもお兄ちゃん思いのいい奴でした。ケンカも多いけど、智久だって光俊のことを心配してるし、やっぱり兄弟。文句言い合ってても、愛だよなあって感じです。途中いきなり、光俊の一人称になるところがあり、それまでずーっと智久の一人称で話が進んでいたので驚きました。おかげで光俊の気持ちや、光俊から見た智久がわかったのは興味深かったけど、思いついたように光俊の一人称になったのはちょっと違和感があったかも☆ それにしても、智久は本当に男の人に好かれちゃうみたいで、ちょっとカワイそうかも…。話的には面白いけど、智久が純情でまっすぐなだけに、今回もイタズラされちゃって、読んでいたたまれなかったと言うか…。それにしても、あんなによわっちかった智久が、こんなに根性出してがんばるなんて、愛はすごい。智久のがんばりは読んでて爽快でした。でも、できたらヤクザは出さないで欲しかったなあ。そのせいで話がちょっと下品というか、子供向きではなくなってしまったような…。せっかく気持ちいいくらい青春してるんだから、なんだかもったい気がしました☆

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紙の本真夏のボヘミヤン

2002/07/01 19:47

真夏のスナフキン!?

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タイトルを見て、あらすじを読んで、実はあまり面白くなさそうかな〜、なんて期待してなかったわたしです。でも、読んでみたら意外にも(失礼…)面白いのでちょっとビックリしました。

なんとなく、コバルトだし、青春ものみたいな感じかな〜って想像してました。読んでみたら確かに青春もしてるかもしれないけど、これは立派なボーイズラブ(笑)!! そっちは期待していなかっただけに、嬉しい誤算でした。

主人公は、「ごくふつうの」高校生智久。兄は将来はすわ政治家かっていう正義感に燃えた大学生和明、弟はイマドキの遊び人でモテモテの中学3年光俊。間に挟まれた智久が、「ふつう」に見えてもしょうがない、って感じ? ある日、智久は、光俊が縁で自称・街頭詩人の大和と知り合った。智久は、話すうちに大和に憧れを抱き、弟光俊と一緒に夏休みの一週間、大和の旅に付いて行くことを決意する…。

これだけ聞いてるといかにも青春くさいんですが、読んでみたらさすがは秋月先生って感じ。智久は、学校で級友の飯島にホレられてしまって、ムリヤリ押し倒されちゃうし、それでホモは嫌いだ!!とか言ってたのに、大和が実はバイで、自分に気があるかも…って知ったら、ときめいちゃうし…。さわやかに青春しつつ、しっかりボーイズラブ、て感じでした(笑)。残念なのは、この一冊で完結していないところ。続巻が出るのはうれしいけど、できたらこの本でもとりあえずは話をまとめてほしかったな〜。いかにも、このまま続く、ってな感じに終わってしまったのがちょっと残念です。それにしても、やっぱり本は読んでみないと面白さがわかりませんね。この本は、まさにそんな感じの一冊でした。読んでみたら、面白く化けました(笑)。

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紙の本親友ごっこ

2002/07/01 19:07

どきどきするのだけが恋?

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好きなのに、ドキドキしない…ってことだけで別れることになってしまった紗生と隆悠。紗生の隆悠への気持ちがワカルだけに、なんでこんなことに…って感じで、好きなのに別れなきゃならないつらさ、切なさをとても感じました。恋愛って、ドキドキするだけのものなの、なんて考えさせられちゃったり…。隆悠に振られて、傷心の紗生を癒したのは、サラリーマンの二階堂。この人も、急に触ったりなんだりして、オイオイ…ってちょっと思ってしまったのは私だけ?? でも、読んでいったら、二階堂は本当に紗生を好きなのがわかって、このまま二人で幸せになってくれればいいなあって思いました。でも、そううまく行かないのが、ボーイズラブ。なんと、振ったくせに、隆悠が紗生とまた関係を戻そうとして…。振ったくせにズルイ!と、思っちゃいました。そのことで紗生は傷ついたのに…。そこから物語は急展開。紗生は誰と幸せになるのかは、読んでからのお楽しみ♪ 個人的には、隆悠の子供っぽさが読んでて腹立たしかったです〜。

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ダブルカップル!

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いかにも、五百香先生の小説!!って感じの作品です(笑)。良くも悪くも、趣味全開!? 隣町同士が対立してて、そこに住んでいる子供たちも、またその対立に巻き込まれていて…って設定と言い、少年にグループがあって、その中にお嬢様系の女の子と、江戸っ子っぽい女の子がいて…っていう設定と言い、なんだかどこかで読んだような…って感じでした。きっと、作者が好きな設定なんでしょうね。少年少女がいっぱい出てくるタイプのお話が好きな方には、なかなか楽しめると思います。

この本で嬉しかったのは、本の中でカップリングが2つも出来ること! 普通、ひとつの小説で実る恋って、ひとつですよね。それが、これでは、まったくパターンの違うカップルが二つも出来ちゃいます。それだけ、ツボにハマル可能性も大きいはず(笑)。一冊で2度オイシイって感じの本です。タイプの違うキャラがいっぱい出てくるので、中にはきっとお気に入りの子が出来るのでは?と思います。明るくカラッと読める一冊でした♪

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紙の本壬生狼伝 2 池田屋騒動

2002/06/30 22:51

朔次の気持ちは恋!?

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物語は『壬生狼(ろ)伝』の終わりからの続きです。ただ、本文の前に、親切な「前巻のあらすじ」が付いているので、この巻から読むことも可能になっています。思いっきり要約したあらすじですが、わかりやすいので、前巻を読んでいても、このあらすじを読むとすんなり話に入っていけて良いです☆

話の中心は、物語のタイトルにもなってる池田屋騒動でのこと。池田屋に斬り込みに行った先で、なんと沖田が倒れてしまって…。話は、主人公である朔次郎というキャラクターをのぞいては、かなり史実に沿った内容になっているそうで、歴史好きにはたまらないかもしれません。おまけに、この本独自の設定で、沖田と主人公の朔次郎がいい関係なので、そこらへんはボーイズ・ラブ好きにはツボかも(笑)。前巻では、結構沖田と朔次の恋が書かれていたのですが、今回はそれがちょっと少なくて、わたし的には残念でした☆ 沖田が、朔次郎の自分への気持ちは恋ではないのかも…と思うとこらへんは、切なくなって良かったですが。そこらへんをもっと掘り下げて欲しかったかな…。やはり、歴史ものなので、その枠に良くも悪くもとらわれてしまってる気がしました。今回のひそかな見所は、馬越が武田助勤に襲われそうになってる現場に、朔次郎が踏み込んでいくところではないでしょうか!? 一体どうなるんだと、この展開にはドキドキ・ハラハラしちゃいました☆

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紙の本花やこんこん

2002/04/28 14:12

一緒に行こう

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主人公・咲樹は、久しぶりに帰省した。そして、あの日自分が町を出るときに、付いて来てはくれなかった幼なじみの里と再会する。里は相変わらずキレイで、昔と変わらず憎らしい。子供のころからケンカばかりしたのが里。そして、咲樹がたまらなく好きだったのもまた里だった。久しぶりに戻った故郷は、スーパーの建設問題で、地元商店街とスーパー側が揉めている最中。里は商店街側。対して咲樹は、自分では望まないもののスーパー側の立ち場に立たされて…。

咲樹と里は、幼なじみで、お互いに憎からず想いあっているくせに、会えば言い合いばっかり! しかも、咲樹がまたひねくれていて、好きなくせに里に意地悪ばっかり言うので、どうなることかとハラハラでした。里のそばに、魅力的な医者まで出てきてしまって、咲樹を応援して読んでる立場としてはヒヤヒヤでした。でも、お互いに好きだったら、ひねくれ者同士でも結局最後は…ねえ? (*‾m‾)うぷぷ

表題『花やこんこん』のほかにも、『彼と僕の夏』という短編が入っていて、こちらは全然別のストーリー。この短編がまた、良くて、かなりお勧めなんです。もちろん、こっちもボーイズ・ラブですよ♪

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紙の本コットン 2

2002/04/18 04:26

もうイロイロできる歳…

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『コットン1』 でお金持ちの小学生だった主人公新兵も、立派に成長して、2ではなんと中学生! 大人になった分、新兵は恋人の伏(超年上、しかもすでに7人の恋人持ち!)相手に、やりたいことも小学生のときから格段にグレードアップ。あれもこれも…とは思いつつ、結構純情な新兵がかわい〜っ。むしろガムシャラな新兵よりおっとり構えた伏のほうが、すでに恋人持ちだけあって、オトナな様子。でもそんな新兵の「したいこと」もちょっとずつ、実現していくので、みててキャー!っていう感じでした☆

今回はなかなか波瀾に飛んだ内容です。新兵のいいなずけは現れるは、伏の恋人たちが新兵の元へあれこれやってくるわで、大混乱。特に、中盤出てくる新兵パパがくせもので、なんと伏とうまくいってしまいそうな気配が!! 新兵を応援してる読者としては、先の読めない展開に、ハラハラドキドキしっぱなしでした。伏は、新兵パパを「先輩」なんて呼んじゃうし、新兵の前でなんだか2人は妙にラブラブっぽいし…。結果がどうなったかは、ぜひ読んで確かめてくださいね! 実にくりこ姫さんらしい終わり方…とだけ、言っておきますね♪ ちなみに余談ですが、伏の恋人7人もそれぞれ魅力的なので、そこらへんもかなり楽しめます☆

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紙の本コットン 1

2002/04/15 10:48

好きなキミの、7人の恋人

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 大徳川家の御曹司である、新兵が恋に落ちた。でも、まだ小学生の新兵が恋に落ちたそのヒトは、きれいでやさしいけれど、なんと30歳を過ぎている年上の伏(ふせ)だった! しかも、その伏には、なんと7人の恋人(なんと全員男!! 注:ひとりオカマ)がいて…。

 まさかこんなに歳の差があるボーイズ・ラブを読むことになるとは思いもしませんでした。だって、小学生と30歳過ぎ!? 犯罪…!? なんて思わず頭をよぎったわたしです(笑)。でも、犯罪どころか、結構ラブラブ? というカンジ。伏にメロメロの新兵が、金持ち息子で今までワガママ放題に生きてきてるのに、「伏に嫌われたくない! 好かれたい!!」の一心で、ワガママをこらえて一生懸命な姿は、伏じゃなくても、「なんてかわいいんだー」って思うハズ。本当にほほえましくて。この歳の差カップルのやりとりもさることながら、脇役も個性派ぞろいで、本当に退屈しません。なんてったって、伏には7人も(男の)恋人がいて、それぞれ伏と恋人関係にあるんですから。しかも、そのうちひとり毛野さんなんて、オカマなんです! 「ボーイズ・ラブでこんなに笑って良いの!?」なんて言うやり取りも多くて(特に、新兵のジイの青木老人はツボにきますよ〜)、それでいてグッと来るところもちゃーんとあって。本当にもりだくさんのストーリーで、オススメです♪『コットン 2』も出ているので、要チェックですよ〜(*^◯^*)

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紙の本骸谷温泉殺人事件

2002/04/07 12:59

あいつは天才

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 主人公、宮古天音(みやこあまね)は、自分で思うに地味〜なミステリー作家。初ドラマのロケ地、六久路谷温泉にくっついて行ったら、出会ってしまったのが浮名聖(うきなひじり)。天音は浮名と学生時代からの知り合いだけど、どうにもこうにも彼とはうまく行かず、衝突ばかりする中だった。でもくやしいことに、天音は浮名の作品がすごく好きだったし、そんな作品を書ける浮名のことを天才だと思っていた。もちろん、そんなこと口になんてしないけど…。天音は知らないけど、浮名も天音を天才だと思っていた。それに、仲良くしたいが出来ないのが天音だった。温泉地で期せずして再開を果たした二人は、お互い相手に磁力のようなものを感じながらも、それに従うことができずに空回り…。そんな中、ロケ地六久路谷温泉でアイドルが殺されるという殺人事件が起こってしまい…。

 読めばすぐ、天音も浮名もお互いが好きなんだってことがわかるのに、天音が意地をはってしまってなかなかうまく行かない。でも、意地をはる天音がまたかわいい。天音は姿はかわいいのに、中身は頑固な意地っ張り。そのくせ酒ぐせがわるくて、しかもなお悪いことには、酒を飲んで日ごろ思っていた本心をぶつけてしまう点。でもそのおかげで…これは読んで見てくださいね。読者としてはうまく行って欲しいので、二人が一緒の場面では、天音の言動にはらはらどきどきしてしまった。うまく行きそうで行かないところにやきもきしつつも、どきどきできました。そんなところに殺人事件まで起こって、恋にミステリに息付くひまもないほど。中心はもちろん天音と浮名の恋の行方だけど、ミステリーのほうも見物です。ミステリ小説だとしたら物足りないけど、ボーイズラブでミステリ付きって言うのはかなり読み応え有りです☆ ミステリが好きでも好きじゃなくても、二人の恋の行方と殺人事件にドキドキ出来ると思います。

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