麻衣さんのレビュー一覧
投稿者：麻衣
2002/01/06 01:27
ちょっと物足りない。
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絵が可愛くて、出だしもいいんだけど、結局相手の男の子の気持ちがはっきりしない。多分ふたりは結ばれるんだろうな、とは思うけど、読み手としてはそれは想像するしかないから、はっきりしてほしいところはある。
紙の本背景カタログ 漫画家・アニメーター必携の写真資料集 ５ 病院編
2002/07/28 17:25
モノクロなのが残念
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とてもたくさんの写真資料が収録されていて、いろいろなシーンに活用できます。
マンガやイラストを描く人には大助かりの一冊です。
……けれど、このお値段で全ページモノクロなのが残念。
それと、一枚一枚の写真が小さすぎる。その分収録枚数を増やしたと思えば、これは我慢できなくもありませんが。
紙の本ネバギバ！ ９
2002/07/05 15:23
都合のいい展開
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モデルとして新しい生活をスタートさせた幼なじみの少年と恋人同士の絆で結ばれた主人公の少女。
彼女は少しでも恋人のそばにいるため、これまでと変わらず男性モデルとして性別を偽り、仕事を続ける決意をする。
しかし、恋愛マンガに障害はつきもので、幼なじみの少年のマネージャーが不可解なまでに厳しい言動を取り、主人公と少年はことごとく引き離されてしまう。
このマネージャーだが、現実にはちょっとありえない行動をとってくれる。
学校生活や、その休憩時間もずっと監視しているし、クラスメートとの会話・雑談も許容しない。おそらく、実際にこんなマネージャーはいないことだろう。あまりにも現実離れしすぎているキャラクター設定だ。
しかし、そんなマネージャーの厳しさにも実は暗い過去があり…というお約束の展開。
都合のよすぎる展開と、現実離れ。ストーリーがやや破綻気味なのも、無理はない。
紙の本駆けだしたＣｕｐｉｄ 太田早紀アーリーデイズコレクション （少コミＣｈｅｅｓｅ！フラワーコミックス）
2002/01/06 01:23
ストーリーがいい。
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絵は昔の作品を集めたものばかりだからちょっとおかしなところもあるけど、ストーリーはすごくいい！ 女の子の恋愛に対するあこがれとか、怯えとか、そういうのが上手に表現されてる。少女漫画ならではの魅力があります。
2002/03/04 12:49
ベルばらの続編
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少女マンガの不朽の名作、ベルサイユのばらの続編ともいえる作品。ロザリーやベルナール、アランにテレーズなどが登場します。ちなみに、オスカルも少しだけでてきます。
ベルサイユのばらの頃とはだいぶ画風も作風も変わっているので、ある意味まったく別の独立した作品といえるかもしれません。ベルサイユのばらよりは少しおとな向けな感じがしますが、やはり池田理代子さんの描く、生来の優美さは健在です。
紙の本幸せな時間 耳をすませば （りぼんマスコットコミックス）
2002/05/29 21:11
お姉ちゃんの恋愛
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スタジオジブリで映画化したことから、多くのひとがタイトルだけは耳にしたことがあると思います。
映画の原作となった作品ですが、ふたつの作品のあいだにある、最大の相違点は、主人公の少女の姉の存在です。
映画では比較的ただのいち家族や、「自立」を体現しているキャラクターとしての役割しか背負わされませんでしたが、原作となるコミックでは女子高生として恋愛もしているし、主人公の恋愛に影を落としたりもします。
原作にはでてこなかったキャラクターもたくさんいるので、映画作品が好きなかたがたに、ぜひ原作の魅力を感じて欲しいです。
紙の本ヤマトナデシコ七変化（別冊フレンドＫＣ） 36巻セット
2002/02/28 17:38
スナコが面白い。
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主人公であるスナコの性格がすごく面白いです。著者がビジュアル系のバンドが好きみたいで、画風もビジュアル系の影響を多く受けていると思います。でもイラスト自体のバランスは取れているし、四人の美少年はみんなカッコイイのでおすすめです。…でも、四人とも高校一年には見えない（笑）。
2002/07/05 15:45
かわいらしさ
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外観的なかわいらしさを望むあまり、ひょんなことから内面的な女性らしさも欠落してゆく少女を主人公とした恋愛ストーリー。
彼女が想いを寄せる幼なじみの少年は、「お姫様」という言葉がぴったりな美貌を持つ。
彼と自分の容貌が不釣合いなことに悩み、努力を重ねる主人公の苦悩は哀れなはずが、ギャグ調でえがかれているため読んでいておもしろい。
設定的なアラが目立つが、キャラクター自体は魅力的だし、絵もかわいらしい。あまりストーリーを細かく考えず、楽しめる作品をおさがしのかたにおすすめ。
紙の本ネバギバ！ １０
2002/07/05 15:28
彼らなりの選択。
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モデルとして活動する少年の幼なじみ兼恋人の主人公。
彼らの会合は、少年のマネージャーによりことごとく禁止されており、耐えかねた主人公は自分たちの交際を見とめてもらおうと、自らの最大の秘密をばらし、手のうちを見せる。
それで話はまるく納まるはずはないが、これが彼らなりの選択と戦いかたなのだろうと思えば、少し照れくさい気もする。
精一杯恋愛しようとするふたりの姿は見ていてさわやかで、楽しいものがある。
2002/06/27 18:04
お姫様な少年
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並の女の子よりかわいい幼なじみの少年を想う主人公の少女は、自分のたくましい外見を「お姫様」に変貌すべく努力する。
ありふれた少女漫画のケース「キレイになりたい女の子」とは状況が少々違い、けっこう楽しめる作品だと思います。
ほかにも、主人公の少女が「お姫様」に見えない原因が、彼女だけにあるのではなく、愛らしい容姿を持つ少年にもある点を指摘するなど、従来の少女漫画とは違う点が多々みられます。
ただひとつ残念なのは、舞台設定は現代なのに、あまりにも現実離れしたストーリーが展開してゆくことです。おはなし自体が変にまとまりすぎていて、ストーリーの流れにリアリティが感じられず、釈然としないストーリーの運びかたが悔やまれます。
紙の本風の中のクレオ
2002/06/24 11:10
雨あがり……。
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表題作は、一条ゆかりさん独特の人間味があまり描写されていなくて、少し物足りない気もしますが、その代わり同時収録された短編「雨あがり」はとても面白いです。
暗いお話がダメなかたは、読んでいるだけで参ってしまうかもしれませんが、義母となってしまった女性への断ちきりがたい慕情に苦しむ主人公の姿は、見ていて胸にこみあげてくるものがあります。
罪悪感や、良心、理性との葛藤。こういう心境は、多かれ少なかれ、多くのひとが思春期に体験するなのかもしれません。
紙の本ヤマトナデシコ七変化 ５
2002/06/22 21:04
超絶美少年
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現実では考えられないような、まさに絵に描いたようなモテモテのバレンタインデーを過ごす美少年四人組。
これがほかのマンガなら、「マンガだから、こんなバレンタインデーあるんだって」で片づけられるかもしれないけど、このマンガにでてくる美少年四人組は、現実離れしたバレンタインデーを迎えるにふさわしい美貌をそなえています。
もちろん絵だけじゃなくて、キレイな画風に似合わずとっても面白いギャグ調にしあがっています。ヴィジュアル系の画風なのにギャグ。このアンバランスさをぜひご一読ください。
2002/06/18 22:10
目標
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受験や毎日の学校生活のなかで、「こんな方程式覚えて、何の役に立つの？」と、誰しもがいちどは思ったことがあると思います。
本作の主人公は高校三年生で、ちょうど大学受験を控えた年齢です。そこに、個性的なキャラクターたちが登場して、彼らは世間的に見れば「ダメな人間」なのかもしれないけど、勉強一筋の主人公よりきちんとした目標を持って、志高く生きています。
必ずしも勉強ができるひとがえらいというわけではないのと、だからといって勉強しなくていいわけじゃない。
私がこの書評の冒頭にだした疑問に、本作はどんな難しい書物よりも、明確に、それもわかりやすく答えをだしています。
紙の本好きなものは好きだからしょうがない！！ Ｔａｒｇｅｔ ｎｉｇｈｔｓ
2002/06/01 19:22
書き下ろしカバーイラストが魅力
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内容的には、ほぼゲームの文章を小説用に手直ししたくらいのものなので、ゲームのユーザーのかたがたはストーリー面ではたのしむことは難しいと思います。
本書の魅力は、カバーと口絵に収録されている書き下ろしカラーイラストです。
その美麗さは、ほかのボーイズラブ関連の書籍・マンガを圧倒します。かわいいイラストが好き、文章よりも絵を重視するというかたにおすすめいたします。
紙の本好きなものは好きだからしょうがない！！ 番外編 タリナイコトバ
2002/06/01 19:19
ふたりの過去
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ボーイズラブゲーム「すきしょ」で、探偵見習の主人公を補佐し、助けてくれる脇役的キャラのふたりが本書の主人公。
ふたりの性格上からいって、ゲームのなかではあまり彼らの過去があきらかにされないため、こういう形で刊行されるのはファンとしてはうれしいと思います。
