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BM1さんのレビュー一覧

投稿者:BM1

8 件中 1 件~ 8 件を表示

若者殺しの時代

2006/05/05 10:22

優れた昭和−平成史

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

昭和の終わりから現在に至るまでの(日本の)時代の流れがすっきり眺められる。鮮やかな切り口で、時代の変わり目を捉える視点が秀逸。「今考えると1980年代が時代の大きな曲がり角だった」という趣旨。
目を引くタイトルだが、「殺し」というほどショッキングな内容ではない。
週間文春連載の「ホリイのずんずん調査」を下敷きに再構成されているそうだ。
よく読み返すと、「言いたいこと」と「調査結果」がよくなじんでいる章と、そうでもない章があると思う。
「漫研の証言とサブカルチャー」は、貴重な調査結果で、なくては成り立たない。けど、「ディズニーランドのアトラクション数の変遷」は、調査結果がなくても章が成立するんでないの?という感じ。
というのはあるが、総じてうまく時代を切り取っていて、整理されている。最後のほうの次の文章なんて、こんな捉え方ができるのは、本当にすごいと思う。
「『ニート』と名づけられた時点で、(社会に)すでに捕まってしまっている」
個人的な意見だけど、橋本治がやりたかった仕事ではないか。

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「失敗をゼロにする」のウソ

2006/08/16 23:31

失敗こそ成功の母である

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ふじみ野プール死亡事故、パロマ給湯器事故、シンドラーエレベーター死亡事故、六本木ヒルズの回転ドア死亡事故、JR福知山線脱線事故…などなど、最近、技術的なミスを伴った事故の報道が増えているように感じます。
こういった事故の報道では、責任の所在の追及、偉い人の謝罪…といったパターンが繰り返されているように思います。
しかし、こういう事で事故の再発は防げるのか?何か足りないのではないか?もっと大事な事があるのではないか?という疑問を常々感じていました。
そんな時読んだのがこの一冊。そうだよ、事故が起こった時こういう事を考えていかなければならないんだよ!と膝を打った一冊でした。
著者は機械工学の技術者で、「失敗学会」の副会長をやっている人だそうです。
冒頭で「人は失敗をやらかすもの」、「失敗を隠そうとするのは自然の摂理」という事がまず書かれ、「失敗やミスをやらかしても、それをきちんと省察することによってその後に活かそう」という視点から、失敗に関する考え方、様々な失敗事例(事故)などが語られており、「失敗を繰り返さないための仕組みづくりが大切」であると述べています。
興味深い事例をひとつ引用します。アメリカの軍需工場での話。ここでは手榴弾を作っており、火薬を詰めた後、安全ピンの取り付けを忘れたまま次の工程に行くと爆発事故が起きてしまう。最初事故が起きた時、ピンの取り付けをチェックする人を置いたが、また事故は起きた。取り付けた安全ピンに引っかけて次の工程に運ぶ機械を導入、つまり安全ピンを取り付け忘れるという「失敗」を犯してもそれがすぐ事故に繋がらない仕組みを作って初めて事故が起きなくなった、という話です。
「人は失敗をやらかすもの」、「失敗を繰り返さないための仕組みづくりが大切」という事がよくわかる事例ではないでしょうか。
また、「不祥事や事故が公になったとき、組織のトップがテレビに出てきて深々と頭を下げ、『管理を強化します』と述べる。これは『どうしたらいいかわからないのでとりあえず注意します』といっているのと同じ。これでは失敗はなくならない。」と嘆いており、日本的な組織のあり方や責任追及の姿勢に皮肉を見せているあたりも面白いです。
実は私自身、技術者の端くれなので、身につまされる話ばかりでした。失敗や事故を嘆くのではなく、進歩するチャンスなのだと前向きに捉えることが大切だと感じました。

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脳はなぜ「心」を作ったのか 「私」の謎を解く受動意識仮説

2004/11/22 00:05

脳の「コペルニクス的転回」

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「我思う、ゆえに我あり」といったのは、有名な哲学者のデカルトですが、「我」はどこで考えているのでしょうか? 体全体で考えているわけではありませんよね。では脳? 脳のどこ? …考えると際限ない、哲学的な疑問です。
本書は、このような「心」についての疑問に答える本です。

・心とは何だろうか?
・心はどこにある?
・なぜ<私>だけが<私>なのか?
・「私」は主体的に考えているか?
・心を持つのは人間だけ?霊長類は心を持たない?
・心を持ったロボットは作れる
(以上、本書目次タイトルより)
 このような哲学上の大命題ともいえる疑問に、すべて答えてしまおうという、たいへん野心的な本です。

 本書中の言葉を借りていえば、「コペルニクス的転回」で、脳に対する考え方を変えることによって、すべてわかってしまいます。すべての疑問にうまく説明がつくようになります。あたかも天動説を地動説にすることにより天体の動きをすっきり説明できるように。

 たぶん、心の疑問が解き明かされる第3章までは一気に読めてしまうと思います。近年の科学書でこんなにナットク感のある書物は久しぶりです。「わかる」ことの爽快感があります。

 読むとわかりますが、この本に書かれている「説」は、(書かれた時点では)学会などでもまだ未発表の、従って世間一般では非常識な「説」です。また、「人の心のような難しいものがそんな簡単にわかるか?」と疑問に思う方もあるでしょう。
 しかし、決してトンデモではないですし、たぶん間違っていない「説」だと思います。なぜって分かってしまうんです。そういうことってありますよね? 一度聞いてしまうと当たり前だけれども、聞くまでは、なかなか思いつかないことって。それだけシンプルで分かりやすく説得力のある「説」だということです。また、最新の「説」なので周りの人に自慢できるでしょう。

 この本の著者の前野さんという方は、バリバリのエンジニアで、ロボットの研究をしているうちにこの本の考えに至ったようです。今後のご活躍に期待してやみません。いや、今後活躍されること、間違いなしです!!

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「俺様国家」中国の大経済

2005/10/24 01:07

中国の”いま”を知り、情報の読み方を知ることのできる良書

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 筆者の山本一郎さんは「ブログ界の切込隊長」だそうである。なるほど、過剰ともいえるほどの情報量、荒削りな文章、ちりばめられた個人的見解、ブログというかインターネットの文章そのものだと感じた。
 しかし、その内容は、冷静で客観的な情報を把握する態度や、事実ではない情報が発信されているという事実からその裏に隠された事実を推測する方法など、なるほどなあ、中国の実情ってこうなっているんだなあということを納得させられる内容だった。
 経済成長著しいといわれている中国だが、その足場はまだまだ固まっておらず、なかなか大変な状況になっているようだ。そういった状況に対して、日本は隣国として安穏としていられないと、主張している。
 また、こういう統計や情報に対する態度、情報の読み方、切り取り方もあるんだということも勉強することができた。
 ブログも見てみよう、と感じた一冊だった。

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上司は思いつきでものを言う

2004/05/09 13:21

めくるめく?橋本ワールドに身をゆだね、ちょっと励まされる?本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この人の評論はいつもそうだけど、個々の例え話とかは読みやすく、すらすらと読めるんだけど、話があっちこっちに飛躍して、「へ?」とか思いながら読み進めていくと「ああ、なるほどね」と、腑に落ちる(落ちないことも?)という、なんというか、「くねくねとした」文章だなあと思います。
 そんな、いわば、「橋本ワールド」がこの本でも余すところなく展開されていきます。
 「上司は思いつきでものを言う」なんてことは、会社勤めする人間なら一度は考えることだと思うけど、そこからはじまって、なぜか「埴輪を売る会社」が出てきて、「村の青年団」が出てきて、最後は日本が…と展開しています。
 この文章読んでも「なんのこっちゃ?」とつながらないですが、本書を読むと理解できます。
 そして、最後はちょっと励まされるんです。私は少なくとも励まされました。「踊る大捜査線」の青島刑事が言った「事件は会議室で起こってるんじゃない。現場で起こってるんだ!」なんてセリフを連想したりして、「俺もこの現場でもうちょっと頑張ってみようかな」なんて思っちゃったりして。
 気軽に読める新書版ですし、一度、読んでみてはいかがでしょうか。

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世間の目 なぜ渡る世間は「鬼ばかり」なのか

2004/04/26 14:13

タイミングいいですね、この本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

イラク人質騒動(「イラク人質事件」ではなく、あえて「騒動」としています)
の顛末を見ていて、
何か、「変だなあ」と思いませんでしたか。
なぜ、あのように大騒ぎになったのか。
なぜ、当事者ではない、家族があのようにマスコミに
出てこなければならなかったのか。
なぜ、あのようにバッシングが起こったのか…


この「世間の目」という本は、「世間」という言葉をキーワードに、
日本の現在を非常にわかりやすく読み解いています。
この本の著者は、大学教授のようで、たぶん高校出たての大学生でも
わかるように、この本を書いたのではないか、それくらい読みやすく、
わかりやすく、そしておもしろく書いてあります。

この本を読むと、例えばイラク人質騒動が、きわめて日本人的な反応だった
のだなということが納得いくと思います。
著者が最初に述べているように、世の中に対する見方が変わってしまう、
ある意味で恐ろしい内容です。
内容としては、例えば
・日本に「社会」はない「世間」がある
・日本に「個人」はない(あるとしても
欧米の「個人」とは似ても似つかぬものである)
・日本では「自己責任」はありえない
(イラクの騒動でも「自己責任」論が出ていましたね)
というような事が丁寧に、ニュースなどの事例を挙げながら書いてあります。
「ああ、そういうこと、あるよねー」と『身につまされる』事例が
たくさん出てきます。それを読むだけでも、おもしろい。

やさしく書こうとするあまり、やや強引に展開しているかな、
という部分もありますが、全体として主張している内容は
非常にわかるし、納得できました。
イラク人質騒動の直後だったからなおさらかもしれません。

なお、「じゃあどうすればいいの」「どうあるべきか」という
「べき論」は、書かれていません。
たぶん、意識的に、極めて公正で中立的な書き方をされています。
ここが「良い」「悪い」は人によって分かれるところと思います。
しかし、著者が提唱している「世間学」(「世間学会」というのがあるそうで、
著者はこの中心メンバーだそうです)は、現在の日本を読み解く最強のツール
の一つと言ってよいと思います。

ぜひ読んでみてください。おすすめです。

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会社を辞めるのは怖くない

2008/06/01 02:05

団塊世代のエリートリーマンのホンネがわかる本

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

転職指南本かと思って手に取ったが、まったく違った。けど本の趣旨とは別の意味で興味深く、読んでしまった。

この本は
・団塊世代前後で退職が近い
・大企業に勤めていて、ある程度のポジションがある
人向けに書かれている。

内容は会社を辞めた後のことを考えて会社に頼らない生き方をすすめている本で、まあごもっともという感じだが、図らずも団塊世代の(エリートリーマンの)本音が露わになっているような気がする。例えば、

会社の申請書類に別のことを考えながらぽんぽんはんこを押すのではなく、内容をきちんと見て、現場のことを意識して書類を処理しましょう、視野が広がって辞めた後の役に立つかもしれないよ

みたいなアドバイスが書かれている。

どうなんだろうか?著者の考えはご尤もだが、一般にはボーっとして書類処理をしている管理職が多いってことだよね?
私の勤める職場のお偉いさんなんかも(そうかもしれないとは思っていたが)たいして考えもせず書類を処理してるのかなー、なんて考えたら暗澹たる気持ちとなった。
他にも
・関連会社に転出しても、元の会社の肩書きにこだわる
・転籍や天下りの際には、秘書や専用車の有無を選択基準にする
など、しょうもないエピソードがいくつも載っている(もちろん著者は否定的に捉えているわけだが)。

企業をひっぱっていくべきエリート管理職が、こんな意識でいるなんて・・・
世代ギャップも感じた。団塊世代は右肩上がり時代の終身雇用の意識が抜けてないってことなんだろうか。

この本を読んで「ほう、なるほどなあ」なんて感心している部長さんやら役員さんがいたとしたら、そんな会社は先が長くないのではないか・・・

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「つながり」という危ない快楽 格差のドアが閉じていく

2006/08/05 03:45

なんか、消化不良・・・

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

勝ち組・負け組、下流社会など「格差論」に一石を投じる本だと思います。日本社会のありようの、核心を捕らえていて、すごいと感じました。
感じましたが・・・なるほど!と感心する部分と疑問に感じる部分が半々で、全体として消化不良という印象を持ちました。
冒頭でいきなり「新しい階級を決める5つのコミュニティ」ということで
Aグローバル・コミュニティ
Bローカル・コミュニティ
Cオタク・コミュニティ
D脱コミュニティ(ひきこもり)
E非コミュニティ
と類型化しており(主にコミュニケーション力の高低で所属が決まる)、「どのコミュニティに属するかで人生が決まる」とまで言っています。そして所得の格差が問題なのではなく、コミュニティ間の「分断化」が問題であると言っています。
このくだりは、なるほどこういう分け方はわかりやすいと感心しました。
そのあと「下流社会」の批判的検証やメディア批判へと展開していき、なるほどそうだなと納得しました。
しかし、なんか素直に納得するには違和感があったので、その理由を一生懸命考えてみました。
疑問1.レッテル貼りになってないか?
5つのコミュニケーションの類型化は、わかりやすいだけに、安易なレッテル貼りに使われないか、注意する必要があると思います。
疑問2.コミュニケーション至上主義でいいのか?
著者は「下流社会」をはじめとする格差論について、価値観を「金」でしか提示できていないと批判しており、金に変わる価値観として「コミュニケーション」を提示しています。しかし、「金がない=脱落者」と同じように「コミュニケーション能力が低い=脱落者」と単純化されやすいのではないか?
疑問3.終わり方。コミュニティ分断化が進む日本社会をどうすればいいか、未来への展望が最後に書かれていますが、これでいいのかぁ?という気がした(これは、読んでみてください)。
などなど疑問点が沸き、すっきりした読後感は得られませんでした。そのため「評価保留」としましたが、いろいろ考えるきっかけになる本だと思います(もしかしてそれこそが著者の狙いか・・・?)。

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