KAさんのレビュー一覧
投稿者:KA
紙の本Black Jack The best 14stories by Osamu Tezuka 4
2001/06/30 23:45
突然
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朝からいい天気で“今日はいいことあるぞ!!”なんてウキウキして出掛けると交通事故にあったりと、人生には時として思わぬところで災難が降り懸る—いや、むしろ“必然的”なのについつい忘れがちである。
“ガス”はブラック・ジャックの助手ピノコが風邪薬と間違え毒薬を飲んでしまったがため命の危険に晒される。刻一刻とタイムリミットが迫る中、ブラック・ジャックは必死にメスを奮う。ズッシリと命の重みを感じ取れた。
紙の本Black Jack The best 14stories by Osamu Tezuka 2
2001/06/30 23:43
真似されるのは
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“盗作”といえば大変な問題ではあるが、どの漫画においても“すべて手塚治虫作品にある”とは何度も何度も繰り返し言われ続けている。本書に収録されている“おばあちゃん”に類似した編が『スーパードクターK』にある。名作とは強大な引力を持つため同じ職業—漫画家にあっても—その影響力は逃れなれない時もあるのだろう。
“三者三様”は医大受験に失敗し、自殺しようとしていた少年を土木仕事のおっちゃんが勇気づける話で(これにブラック・ジャックを加えて三者三様となる)、現代に通じる—むしろ現代で頃読み継がれてほしい作品だ。
#解説には永井明。
紙の本Black Jack The best 12stories by Osamu Tezuka 1
2001/06/30 23:39
Thebest12stories
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手塚治虫の作品は小さい頃から慣れ親しんでいた—特にアニメ。だが、大好きになることはなかった。というのも子供向け作品でありながらも“現実的な怖さ”があるのだ。特に『ふしぎのメルモ』などはその代表だった。それでついついドラえもんなどに流れていったのだ。
“子供向け”と割り切っていた中、24時間テレビで『荒野のバギ』を見た。人間とライオンとが友情を持ち、ある誤解により仲違いする話で、起承転結がはっきりしていて好きになり、その後も毎年『三つ目がとおる』『ザ・マリンエクスプレス』と話題作が放送された。小学生も高学年になるとテレビで放送されるアニメーションだけでは飽きたらず漫画も買うようになる。まず『火の鳥』を読んだ。ショックだった。これまで私が読んできた漫画とは明らかに違う。仏教の思想ではないが確かに“そこ”には諸行無常が存在した。おこずかいをすべて使って毎月毎月『火の鳥』を買った。手塚治虫作品の大きさが何なのかわからないでいるある時、友人が教えてくれた。“手塚治虫の漫画にはテーマがある”“火の鳥は命”。漫画にテーマがあるなどとは露知らず、急にこれまでの疑問が氷解した。“ウケねらい”ではなく伝えるべきメッセージを込めた真摯なる言葉、それが時としては“怖さであり”“スケール”の大きさだったのだ。
で、ブラック・ジャック購入のきっかけだが、氏が亡くなられた時、『週刊少年ジャンプ』連載作家はお悔やみとしてこの作品が印象に残ったと皆挙げて興味を引かれたからだ。
紙の本彼氏彼女の事情 11
2001/07/06 00:12
つばさがしゃべってる!?
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一馬とつばさが主役。これまであまり取り上げられてこなかった二人だけに興味がわいた。
一馬は一高校生といっても人気ロックバンドのヴォーカルであるためずいぶんと宮沢達普通の高校生とは生活が違う。それに母の再婚により姉弟になったつばさへの関係の変化、大人になった証とも取れるが今後の成長が弥が上にも気になる。