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QJ BOOKSさんのレビュー一覧

投稿者:QJ BOOKS

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本ロージーのおさんぽ

2005/05/18 11:03

ハラハラ・ドキドキのスリル絵本です。

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ハッチンスの絵本を読んだことありますか?
どの作品も、ちょっと、おまぬけな感じで、
私は、絵もお話も、かなり気に入っています。
この絵本は、ハッチンスの処女作です。
めんどりロージーが、農場をのどかに散歩していますが、
実はその後ろからキツネがつけねらっています。
ロージーはのんびり。
読んでいる子どもはハラハラ・ドキドキ。
でも、キツネは失敗ばかり・・・。
ハッチンスの仕掛け絵本らしいところは、
巻頭ページに牧場全体の俯瞰図があって、
このページを見ながら、
めんどりロージーの散歩コースと
キツネがぎゃふんっとなった場所を、
「あ〜、あ〜、ここからこう行って。」と
たどることができるところです。
子ども心をくすぐる絵本です。
自分で何度も開いて確認しています。
絵は、色づかいからして牧場の干草の香りがします。
ハッチンス自身がイギリスの田園地方で育ったので
当然ですね。

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ハッチンスの数あそび仕掛け絵本。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

パット・ハッチンスらしい、数あそび仕掛け絵本です。
処女作『ロージーのおさんぽ』が有名です。
お話の内容は、
ママが焼いた12枚のクッキーを食べようとすると、
「ピンポーン」と玄関のベルがなって
次々にお友達がやってきます。
だんだん、減ってくる、自分のお皿の上のクッキー!!!
1枚になってしまったその瞬間、
ピンポーン♪
(全員ドキッ!表紙です。)
スリル満点で、
おまけに「間」がとってある、心憎さ。
このあたりがハッチンスの絵本らしいユニークなところ。
子どもたちの名前を全員、覚える楽しみもあります。
さらに、絵は、
ハッチンスは、いつも時間の経過をちらりと描いていますが、
ピンクのお鍋とポットから、次第に湯気が出てきたり、
床に子どもの靴跡がたくさんついてきて、
お母さんがずっと掃除してたり、と細部まで楽しめます。
緑の花柄の黒いスカートもハッチンスらしいセンスです。
ハッチンス(女性です)自身が、
7人兄弟でイギリスの田園地方で育っています。
そのためか、作品のなかにも、
兄弟姉妹がたくさん登場して、家族のぬくもりがあり、
大きい・小さい・多い・少ないの比較がユニークに
描かれているように思います。
きっと、この絵本のような出来事があったのでしょう。

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紙の本たからさがし

2005/06/14 03:09

『ぐりとぐら』ファンなら必読です!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本が誇る名作絵本『ぐりとぐら』。
中川&山脇(旧姓大村)ご姉妹に、
こんな絵本があったなんて、ご存知でしたか?
娘が、幼稚園から借りてきた絵本がこれ。
手渡されたとき、わたしはびっくり仰天!
「なに?なに??この絵本。ぐらの耳がのびてる!」
(注):青いずぼんが「ぐら」でしたっけ?(笑)
「のねずみじゃなくて、のうさぎみたい!」
「この男の子。ひょっとして、ゆうじくんっ!!!」
(注):『そらいろのたね』主人公のゆうじくん!
・・・っと興奮状態。早速読ませていただきました。
すると、
「ぐりとぐら」シリーズと同じ空気が漂っています・・・。
さわやかな風と体を動かす心地好さとおいしいおやつ!
違うところは、時間を感じさせる、おばあちゃんが登場するところ。
男の子の名前はやっぱり「ゆうじ」。
うさぎの名前は「ギック」。
(グリ・グラとカ行濁音が似てますよね!)
ある日。2人が同時にいいものをみつけて、
かっけこやら はばとびやら、いろいろなことをして競います。
勝負がつかない2人は、ギックのおばあちゃんのところへ相談に。おばあちゃんが考えた最後の勝負は「たからさがし」。
2人は一斉にかけ出して・・・
最後は、お楽しみのお茶の時間です。
「ぐら」と同じ青いズボンをはいているギックは、
ゆうじと勝負がつかないくらいのライバルで、いい男友達
って感じなのです。いいな〜っ、男の友情!
自然の中で、おいしい空気を吸って、体を動かして、
おいしいおやつをちょこっと、みんなで食べる幸せ・・・。
「ぐりとぐら」でも共通のテーマです。
これって、わたしたちの幸せってことでしょうね。
わたしはそう思います。

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紙の本ぞうのボタン

2005/05/21 22:55

人生のパタパタ絵本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

シンプルなあっさりした絵本ですが、
極上のだしでとったスープのような、底力があります。
『ねずみくんのチョッキ』で知られる
シリーズでおなじみの上野紀子さんの絵本です。
この絵本、奇天烈な、ナンセンス絵本です。
文字のない絵本で、モノクロです。
おまけに左ページは、なにもありません。
白く静寂です。
はじめに、象がいて、おなかに4つボタンがついてます。
ページをめくると、象がふにゃっと抜け殻になって、
馬が新鮮な顔をして、半分出てきています。
「なんで、ここにいるのかしら?」っとまぬけな顔をした馬も
次には、ふにゃり。ライオンです。
ライオンも心もとない顔をしているうちに、
ふにゃっと、アシカ。
アシカはにっこり笑っていたけれど、
サルが勢いよく出てきて、戸惑い気味。
そして、アヒル。アヒルから「ねずみくん」登場!!
最後の結末はお楽しみです。
この絵本、子どもは大笑いで何度も、
最初のページに戻って、楽しんでいました。
が、オトナの私は、妙に気になる絵本です。
ちょっとまてよ。
なんだか、人生のパタパタ絵本のような。
人の一生って、自分で幕を閉じることができません。
もっと生きていたいと願っても、
強い力で、あっけなくふにゃりと終わり、
次の生命が生まれてきます。
ほんと、ただの物質=皮になってしまいます。
それぞれの動物の表情が違うのも、生き様なのかしらと
深読みしてしまいます。
なぞは、4つのボタン。
春夏秋冬じゃないだろうし、
十戒じゃないけれど、何か4つ戒めがあったかな?
『ぞうのボタン』といいつつ、
結構、心の底にぐさりと
真実を突きつけられているような絵本でした。
もちろん!赤ちゃんから楽しめます。

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