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ひこ・たなかさんのレビュー一覧

投稿者:ひこ・たなか

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本不思議を売る男

2007/07/12 19:29

物語の面白さを堪能させてくれる一品です。いや、物語る物語の面白さかな?

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

図書館をあまり好きではないエイルサなのに、課外レポートの課題が図書館になってしまった。やれやれ。
 しかたなく図書館見学に。
 館内あちこち見たけれど、なかなか時間が過ぎてはくれない。
 あー、たいくつ。
 と、そのとき、エイルサは不思議な男と出会います。なんだかだらしなく、あまりいい服を着ていない男を彼女は無視することに。「リーディングからきた」なんて言っている。
 ヘンなやつ。
 ところがひょんなことから、エイルサは、彼を雇うことになってしまいます。
 彼女の家は、亡くなったお父さんの営業していた中古家具店を経営しているのですが、あまりはやっておらず、この男を雇う余裕などないけれど、寝る場所とほんの少しの食料だけがあればいいという彼の言葉巧みな頼みに断れなくなり、働いてもらうこととなります。
 男の名はMCC。
 彼は、中古家具に興味を示した客がいると、その家具の由来を物語り始めます。知っているはずはないのに。
 で、MCCが語るこの物語の一つ一つがとても面白くて、お客と一緒に、読者である私たちも楽しむことになるわけです。
 いろんな国のいろんな時代の物語。
 話が終わると、お客はその家具が欲しくてたまらなくなる。
 語られるのは12話。特に兵隊の人形の話はいいです。
 でも、このMCCはいったい何者か?
 物語をたっぷりと楽しんだ後のこのラスト!
 やられました。

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