サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. Nuhualpilliさんのレビュー一覧

Nuhualpilliさんのレビュー一覧

投稿者:Nuhualpilli

1 件中 1 件~ 1 件を表示

世界の〈水道民営化〉の実態と、それに対抗して立ち上がった人々の記録

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

途上国の大都市に鳴り物入りで導入された、水道民営化プロジェクトの数々。
「より質の高いサービスが外国資本の水企業によって届けられる」というのは、単に口約束に終わり、世界名だたる水企業も「もうからん」と、次々と民営化プロジェクトから撤退。BBCやCNNで世界中を駆けめぐった「コチャバンバ(ボリビア)の水紛争」ですが、他のサービスとは性格の異なる「水」の運営を、誰が主体となって行うのか、を問い、市場の論理ではない運営方法を市民が模索する、象徴となった出来事でした。そして、水の民営化への反対運動は地域で、国で、国際レベルで高揚しつつあります。

本書は、なぜ、どのように1990年代から民営化が進められてきたのか、という歴史的考察で始まり、その後、世界17地域(国)の「水の民営化事例」と「民間企業から人々の手に取り戻した(しつつある)事例」が掲載されています。

では、日本の現状はどうなのでしょう?そう考えたときに、スーザン・ジョージの日本の読者へメッセージが響きます:「日本のみなさん、本書を読めば、公共水道を守ることの意義、守らなかったらどうなるか、そして世界の人々がいかに闘い、勝利したのかを理解できます。」

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。