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弥生丸さんのレビュー一覧

投稿者:弥生丸

328 件中 1 件~ 15 件を表示

こども六法

2019/09/29 16:43

家庭に一冊、クラスに一冊

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

Tokyo MXのモーニングクロスで紹介された本書。書店の店頭で拾い読みをしてみた。非常に分かりやすく、こどもだけでなく大人にもいい六法ダイジェスト版。これは必携と思い購入。

著者はいじめの被害者・加害者両方の経験があるという。故に、本書にはいじめ防止対策推進法の章がある。いじめ被害者へのメッセージといじめ相談窓口の電話番号・ホームページも掲載されている。学校の各クラスに配布して生徒同士の議論を促し、人権について考えるのもよいと思う。

本書の内容は大人も心しておきたいことばかりだ。生きているかぎり人間関係のもつれに直面することは必ずある。知らず知らず加害者になっている可能性もある。時々本書を読み返し自省したい。

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コロナ禍の東京を駆ける 緊急事態宣言下の困窮者支援日記

2021/01/24 12:56

生活保護申請窓口のひどすぎる実態

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いやもうひどい。ひどいの一言に尽きる。困窮して一大決心で生活保護申請に来た相談者に、もっと大きい自治体に行け。粥とサバ缶やるから一旦帰れ。(環境劣悪な)無料定額宿泊所へ行け、さもなくば受け付けない。(制度があるのに)相談者への貸付はできないと嘘を吐く。ケースワーカーを名乗るなよと言いたくなる。

リーマンの時の派遣村もだが、日本の困窮者支援は民間団体の努力で成っているようなもの。困窮者をさらに追い詰める「水際作戦」は犯罪的とさえいえる。ネットカフェ難民やホームレスが増えるわけだ。コロナ禍では、大阪で餓死者も出た。困窮者を救済せず、あまつさえ餓死までさせる行政の責任がもっと問われてしかるべき。

心身を削って、行政との交渉(ほとんど闘い)にあたり、支援に結びつける方々には本当に頭が下がる。日本の社会保障が崩壊しかけている実態は、もっと世に知られていい。

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西条八十詩集

2015/05/25 18:56

西條八十の豊かな世界

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

西條八十の豊かな世界を覗き見ることのできる一冊です。

「唄を忘れた かなりやは、、、象牙の船に 銀の櫂」の『かなりや』、不思議な世界を映しだす『石階』は、特に好きな詩です。詩集『砂金』収録の詩は、不思議な世界と研ぎ澄まされた感性を殊に感じさせます。

童謡の「母さん お肩をたたきましょう タントンタントン、、、」が西條八十の詩だったことは、この詩集を読んで初めて知りました。カバンに忍ばせておきたい一冊です。

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バスティーユ襲撃

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

アランたちを救出したのも束の間、オスカルはアントワネットから、王家の軍隊が続々と近づいていることを聞き、愕然とします。何のために、誰と戦うのか。隔たりができてしまったオスカルとアントワネット。フェルゼンへの想いを吐露し、どうして今の私の傍へ戻ってくれと言えようかと嘆くアントワネットに、オスカルは答えます。「フェルゼンは必ずアントワネット様の元に戻ります。そういう男です。」そして、これがオスカルとアントワネットの最後の対面となります。

オスカル率いるフランス衛兵隊にも、遂に出動命令が発令。民衆に銃を向けるのかと反発する兵士たちに、、オスカルは直接自分が指揮を執ると誓います。オスカルを信頼し、従うと約束する兵士たち。その夜、オスカルとアンドレは愛の誓いを交わします。

1789年7月13日、民衆に軍隊が発砲して暴動発生。オスカルは遂に過去と決別、フランス衛兵隊と共に民衆側に加勢します。戦闘の中、アンドレは敵の銃弾に倒れ還らぬ人に。

明けて1789年7月14日、バスティーユ牢獄が民衆に大砲を向けたことから、民衆によるバスティーユ襲撃開始。オスカルたちフランス衛兵隊も駆けつけ、戦闘は次第に民衆側の優勢に。銃弾が飛び交う中、オスカルもまた敵の弾を受け…。

1789年7月以降、長年に渡り、フランスでは多くの血が流されることになります。恐怖政治の残酷さを見ることなく、理想に燃え尽きたオスカルは、まだ幸せだったといえるでしょうか。

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おひさま

2007/11/01 00:11

おひさまのおくりもの

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

全頁にあふれるおひさま色が、読む人の心をあたためてくれます。生きているものは皆、おひさまから無償の贈り物を受けている。そのことに感謝しよう、一日一日を大事にしよう。そんな気持を思い出させてくれる絵本です。何度でも頁を繰りたくなります。

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歎異抄

2019/04/30 11:31

偽善を排した親鸞の教え

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。」あまりに深い一節。善をもって浄土を期待するところに既に驕りがある。阿弥陀如来の慈悲は善悪の別を超越していると説く第三条。

寄進や学問の形式主義、善行の裏にある偽善を厳しく批判した親鸞。ひたすらに阿弥陀如来を信じて念仏することが浄土への道に繋がるという教えは、生きるために殺生を重ねざるをえない民衆の心を強く捉えただろう。

一方、いかなる悪行を重ねても浄土に行くことができるという教えは、悪の肯定につながりかねない危険をはらんでいる。また、親鸞による教団権威主義の否定、見せかけの禁欲主義(殊に女犯)の否定は危険思想とみなされた。故に幾度か弾圧を受け、晩年には息子の背信という悲哀をみている。

強く惹かれるが一度では理解しきれない。親鸞と唯円の生涯にも触れた梅原猛氏の解説が大いに助けになった。幾度も言葉を噛みしめながら読みたい書である。

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愛の葛藤を描いた名作

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ずっと読みたいと思っていた名作。やっと全部読んだ。

名門の一人娘ナタリーは、共に育った孤児フランシスと恋に落ちる。しかし、2人に理解を示した両親が飛行機事故で死亡。ナタリーの後見人としてやって来た叔母は、身分違いの2人を引き裂こうとする。駆け落ちに失敗した2人は、追い詰められ、断崖から海へ飛び込む。1人助けられたナタリーは、亡き恋人の面影を追って生き続ける。そんなある日、死んだ筈のフランシスが生きていて、記憶を失ったまま妻子を得て幸福な家庭を営んでいる事実を知ってしまう。

心に深い傷を負ったナタリーは、不幸な死を遂げたかつての恋人フランシスと妻の息子を引き取る。4歳の息子マルコは、父の名フランシスと名のらされた瞬間から、悲劇を運命づけられる。成長するにつれ、ナタリーを女性として愛してゆくフランシス。一方、ナタリーも、フランシスを深く愛してしまう。だが、フランシスを熱愛するミルフィーヌの存在が、2人に大きな影を落とす。

かつて自分の出現により、恋人フランシスとその妻を死に追いやってしまったナタリー。その息子フランシスを激しく恋するミルフィーヌは、昔のナタリーそのものなのだ。自分が得るはずだった幸福を他の女性に奪われたことが許せず、愛し合うナタリーとフランシスを恐ろしいほどの自己愛で追い詰める。そしてナタリーは、かつて自分の出現により幸福を破壊されたフランシスの母と同じ立場に立たされる。

愛の形を深く追求した名作。フランシスを密かに愛する友人フェラン、ナタリーの聡明で優しい友人エレーヌ、深い内面を持つ精神科医ミッシェルなど、周辺の登場人物も魅力的だ。フランシスがコレージュに入り卒業するまでの心の成長、コレージュの人間模様も丁寧に描かれていて、読み応えがある。ナタリーが心の傷を抱えながら人生を切り拓こうとする姿は、女性として眩しく共感を持てる。作者の真骨頂といえる名作だと思う。

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やなせたかし おとうとものがたり

2015/05/28 12:45

亡き弟さんへの哀惜

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

弟よ 君の青春は
いったいなんだったのだろう

詩集冒頭の献辞です。

各2頁見開き上段にイラスト、下段に詩が載っています。詩を順々に読んでいくと、そのまま、弟さんの短かった人生を辿ることになります。

本やテレビで拝見したやなせたかしさんは、笑顔を絶やさない方でした。幼少期に父親と死別、母親は再婚、弟は伯父夫婦の継子にと、肉親の縁が薄かった過去を思わせないほどです。

いつも兄弟一緒だった幼少期、互いに成長してからの葛藤、22歳で戦死した弟さんへの哀惜が、本いっぱいに溢れています。「弟よ 君の青春は いったいなんだったのだろう」 やなせたかしさんは、この問いかけを、生涯心に抱き続けたのでしょう。

亡き弟さんと、今は故人となられたやなせたかしさんに思いを馳せながら、静かに味わいたい詩集です。

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アントワネットの最期

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

久しぶりに読みました。

1789年のバスティーユ陥落から、テュイルリー宮監禁、ヴァレンヌ逃亡事件、フェルゼンとの最後の別れ、タンプル塔幽閉、ルイ16世処刑、アントワネット処刑と、すさまじい急落に息をのみます。

大人になってから読んでみると、昔読んだ時とは違うシーンに感動するのも新しい発見です。ルイ16世処刑前夜、愛のない政略結婚ではあったが、私はあの人を愛していた。これもまた愛であった、と祈り続けるアントワネットの姿に泣けました。

オスカルがバスティーユ攻撃で死なずに生き続け、国王一家の悲惨な運命を知ったら、命がけで助けようとしたのではないか…という想像も膨らみます。

何十年たっても感動が薄れない名作を生み出した池田理代子さん、非凡な方ですね。

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天の鹿 童話

2007/10/27 18:30

鹿が導く幻想の世界

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

鹿狩りの猟師清十さんは、ある日不思議な鹿に連れられて、鹿の市で買物をします。美しい絹反物、かんざし、金の梨、きのこの雑炊などを売る鹿たちの顔はどれもこれも、見覚えがあるようでした。話をきいた清十さんの3人の娘もまた、胸躍らせて鹿の市へ向かうのですが…。天に昇れず地上をさまよう鹿の哀しみと、生き物を食らって生きなければならない人間の業を考えさせられます。幻想的な雰囲気の中に深い切なさが漂うお話です。

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しりとり

2021/02/13 18:53

懐かしの絵、楽しい仕掛け

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2018年こどものとも掲載。楽しい遊び絵本。どうやったら「ん」に辿り着くか、頭の体操になる。いまでは殆ど見かけない「こなや」など、昔風の絵も楽しい。大人はもちろん、言葉を覚え始めた子どもにも良さそう。

こういう楽しい仕掛け絵本を次々生み出す人は、そう多くない。著者の新作がもう見られないと思うと淋しい限り。旅の絵本ももっと見たかった。心よりお悔やみ申し上げます。

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秘書綺譚 ブラックウッド幻想怪奇傑作集

2020/10/11 11:04

異世界を堪能できる傑作集

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

どの編から読んでも面白いのが短編集のよさ。パッとページを開いて当たった物語から読んだ。最初は『スミスの滅亡』。遠い場所に映し出された燃え盛る街。逃げ惑う人々の阿鼻叫喚。翌日の電信がつたえた事実は…。超常現象ミステリー。

『約束』も強く印象に残った。試験に落ちれば落第が確定。猛勉強中の医学生の元に、旧友が訪ねてくる。時は真夜中。やつれ果てた友の異様な有り様。翌朝目が覚めると友の姿はなく、医学生の脳裏をよぎったある約束の記憶とは…。哀愁漂う怪奇譚。

霊感を持つジム・ショートハウスを主人公とした怪奇冒険譚も面白い。このショートハウス君、とかくの噂がある家に敢えて乗り込むのである。人狼屋敷で明かす恐怖の一夜。死者の怨念が宿る幽霊屋敷の冒険。下宿屋で再現される父と子の悲劇。

怪奇現象とは、人間の心に潜む恐怖と不安を映し出す鏡か。超常現象とは、科学を盲信しようとする人間への自然の抵抗か。

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青いヌプキナの沼

2020/02/16 17:02

アイヌの悲劇を伝えるヌプキナの沼

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

復刊決定を知るとすぐ予約した本書。和人の暴虐と故郷を奪われたアイヌの悲劇を伝える物語。

和人に故郷を追われたアイヌの子孫であるタキシとチリの兄妹。二人は山奥の小さな小屋でひっそりと暮らしていた。ある冬の日、タキシは病に臥す妹のために、禁を犯して御料地へ狩りに出る。その帰途、タキシは侍に撃たれ還らぬ人となってしまう。春になり兄の死体を見つけたチリは、兄が和人に殺されたと悟り…。

理不尽な死と凄惨な復讐のすべてを呑み尽くし、ヌプキナの沼は静かにたゆたう。日本人が忘れてはいけない先住民アイヌの悲劇。

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凍てつく海のむこうに

2018/10/20 18:38

4人の若者が辿る戦争の悲劇

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

一気に読了した。それぞれに悲劇を負った4人の若者が遭遇する避難船の惨劇。文章が読みやすく骨太な物語だ。女主人公ヨアーナが辿る運命は作者のルーツでもある。

ソ連は避難船と分かっていて魚雷攻撃をしたのか?ドイツ軍の輸送船と見たから撃沈させたのか?巻末に掲載されていた参考文献にもあたってみたい。

リトアニアとポーランド。第二次大戦において、この両国はドイツとソ連による残虐行為の舞台となった。物語に登場するリトアニア人少女ヨアーナとポーランド人少女エミリアも、国家による蛮行の被害者だ。そんな中で、ナチスに背信したドイツ人青年フローリアン、人生の達人で「詩人」と慕われる靴職人ハインツ老人、老人を慕う無邪気な孤児クラウスらとの民族を越えた交情に胸を打たれる。

作者ルータ・セペティス氏は日本でもっと知られてほしい作家だ。氏のもう一つの代表作『灰色の地平線のかなたに』も読んでみよう。

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灰色のパラダイス 杉原爽香〈45歳の冬〉 文庫オリジナル/長編青春ミステリー

2018/09/29 00:21

爽香四十五歳

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ああ面白かった。満足な読後感。サスペンスに織り交ぜられた人生の哀歓が味わい深い。前作『牡丹色のウエストポーチ』では兄充夫との別れがあった。今作でもまた、親しい人との永別がある。

今回のサスペンスは絶妙だった。誘拐事件の被害者が加害者へと転ずる過程は恐ろしくも面白い。特に、誘拐された子どもの母親真知子の変貌がすごい。赤川次郎さんは怖い女を描くのが本当に上手い。本作では、主人公爽香より真知子の方が強く印象に残る。

しかし、平成最後の年になっても、爽香をはじめ働く人間たちのモーレツサラリーマンぶりには考えさせられてしまう。爽香たちの「働き方改革」が実現するのはいつの日か。

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