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猫目太郎さんのレビュー一覧

投稿者:猫目太郎

148 件中 16 件~ 30 件を表示

紙の本不寛容社会

2017/04/14 15:14

他人を叩いてる暇なし

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本は、他人や他国を叩いている場合じゃない。「日本はスゴイ」と意味不明な自信に、良い気になっていないか?「出羽守」と一部から叩かれ、そして拍手されている著者の各国で体験した事例に基づいた文章が面白い。世界の放送チャンネルが多く、ゴシップが意外と無い。政府も国民も、グローバルと言う割には個人を認めず「みんな一緒」と幻想を抱いている。それを変えるために、世界から学ぶ必要も大いにある。読後、他人を叩く必要のない人が増えるよう、祈りたい。記載された国のテレビ番組事情が面白い。

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相変わらず面白いアメリカ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今ダントツに面白い、あのおっさんが「大統領になるかならないか」と大騒ぎなアメリカの「新語」を軽快な文章と似過ぎるセレブイラストで毎回読ませてくれる。「寛容で進んだ国家」と思えば「後進国並みの差別」が存在する。やっぱりアメリカは面白い。全てアメリカの真似する必要はないが、失敗から這い上がる「セカンドチャンス」に寛容になってほしい。巻末のモーリー氏の解説は白眉。

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非教養人のために

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読書が好きで、読みたい本を読む。だが、何かしらの知識や知性のような事を学びたいと思ったら、「読書」だと思う(大学で学ぶ金無し)。「知性、反知性」が区別が曖昧、又は区別がつかない非教養人(自分)には、指南書がやはり必要。本書は、そのテーマで70冊の本を紹介。世の東西を問わず、有名な名作書物あれば、某大型ネット書店に無い古典までを「著名人」と呼ばれる方々が紹介している。流石にただの紹介では無い。テーマと本の内容の関連性。個人的だが「知性、反知性」の定義を語る。それを読んだだけで、わかった気分になれるが、それではいかん。やはり、読んで考えなければ。

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紙の本出没地帯 実話怪談

2016/08/09 22:25

心底気味悪い、秀逸怪談

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

湿り気のある気持ち悪さ。オチの無い、生々しさを話全体に感じる。読者が感じるのだから、著者はそれ以上に、得体のしれない「なにか」を感じてる。特に最終回は怪談として秀逸。いや、読んでいて久し振りに「気味が悪い」と心底思う。

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楽しく効率的に

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

京大に現役合格するほど有能な人物だから「凡人には無理だろう」「特別な勉強法」だろうと思っていた。超面倒くさがり屋が考え実行している方法は、至ってシンプルの様に思えた。インプットとアウトプットの繰り返し。地道だがそれを楽しく「これくらい出来る」と思考錯誤した結果だと。知識は人を自由にする。勉強は一生もので、それを「努力と根性」という苦しさより、楽しくやったほうがためになる。お偉い成功者が書いた自己啓発本より、数十倍も今の自分に必要だ。

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正しさはひとつじゃない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

メディアが流す情報に、どう付き合うか。著者は「メディアは事実と嘘の境界線上にある」と書く。受け取る側は、それにどう対処すれば良いか。正しさはひとつではなく、多面的で複雑。それを理解できるよう、リテラシーを身につける方法を考えたい。

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うまいなと唸る面白さ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

帯の「人質立てこもり事件」はただの序章に過ぎない。ストーリーが、四方八方へ飛んで収拾がつかないと心配してしまう。だが、最後にはうまい具合に、読者を納得させて幕を降ろす。

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紙の本21世紀ホラームービー年代記

2017/09/24 08:48

これからのホラー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ホラー映画は21世紀に入ってどのように進化したのか?
観客の精神を映像で痛めつける。見ず知らずの人間が起こす不条理。死者が蘇り生者を襲う。悪霊が家族を襲う。リメイク作品から、低予算で製作された逸品まで。21世紀に作られた、秀逸なホラームービーを本書は紹介する。ホラーは世界各国で作られ、作品は多作。映画祭で賞を受賞する作品もある。そこから、新しいホラージャンルが作られる。
モンスター映画も負けてはいない。CGを駆使したサメ映画も多作であり、くだらなく面白い。日本の大量に作られる、フェイクドキュメント系も捨てがたい。
これからのホラームービーは芸術性を重視するか、娯楽性を重視するか。どちらを選んでも、必要な映画ジャンルであることは変わりない。

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紙の本昆虫の交尾は、味わい深い…。

2017/09/24 08:46

オス、メスとは?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「交尾」という行動に関して、どれくらいの知識をあるだろうか。「子孫を増やす行動」だろうと考えていた。だが甘かった。本書読んで、まず「オスとメス」の定義から始まり、進化と交尾の関係を教えられる。それから、交尾の「奥深さ」と進化の過程で考えられた、オスの「交尾を効率的に行動」とメスの「より良い遺伝子を残す戦略」。両性のせめぎ合いが織りなす行為が「交尾」だと思う。これを徹底した観察と実験で真実を解き明かし、「昆虫の交尾の研究者」として(奇異に見られながら)頑張る著者のおかげで、生物学に疎い一読者でも知ることができる。イグノーベル賞で有名になった「トリカエチャタテ」の研究で吉澤先生とブラジルへの話と「なぜメスにペニスがあるのか」という考察も面白い。(当初、重大な発表だが、生物学に興味のない日本のメディアの扱いは小さかった。受賞後の扱いはあれ)生物学の授業が、この本のように面白ければ、真面目に受けていたと改めて思う。

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やっぱり、ヤクルトが良い(一読者として)

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

超地味チームで、一番有名なのはマスコット。そんな東京ヤクルトスワローズ。毎年の順位予想では、Bクラスが当たり前。だが、この愛してやまないチームを「12球団のファン倶楽部評論家」で、燕ファン一筋の著者が書き綴る「ヤクルトの9つの系譜」。30代の若いファンでも知らない「国鉄スワローズ」時代から、優勝した広岡、弱小の土橋、関根時代。そして劇的に変化した野村時代。プレーを観戦しているだけでは知る事ができない、当時の内情をOB聴き取り、現在(開幕前)の主力選手からも話を聴く。ヤクルト一筋のOBから、あえて出たOBの厳しチーム評価。初期の「ヤクルトスワローズ」を知るレジェンドの貴重な証言。著者の「ヤクルト愛」が、溢れ過ぎて「贔屓本になってはいないか」と心配したが、読後そんな心配は杞憂だった。「勝って浮かれず、負けてへこまず」そんなファンでもいたい(レジェンド中のレジェンドOB。古田敦也がいないのが残念)

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おもしろインチキ玩具の世界

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

似てる様で似てない。見る者に「モヤモヤ感」を植え付ける、そんな「いんちきおもちゃ」の世界。「なんでそうなった」と突っ込みどころ満載。一度は目にしただろう、非日本製のおもちゃたち。この世界を楽しみたい。

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紙の本23分間の奇跡

2017/04/29 07:52

23分間の出来事

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ある国が戦争に負けた。占領され、古い人間は収容所行き(そんな描写はないが)。新しい、若い女性の先生が来た。その教師の指導で、新しい価値観が生徒に植えつけられる。ほんの数分で「価値観が変わる」。訳者の青島氏は、戦後の子供も同じだと書く。子供の話の様に書かれた「怖い話」だと思う。

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紙の本今夜もカネで解決だ

2017/04/01 13:16

都市の女戦士は今日も癒しを求めてる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

常に、過酷な戦闘を強いられる「都市の女戦士」の一人として、ジェーン・スー氏が求める癒しの場。著者も自認する「40代中年女性」が経験する体と心の軋みを衛生兵である女性たち(中には男性)が、優しく、丁寧に癒してくれる。「癒し」は「なぐさめ」と本書にあるが、そこには「男性の風俗」とは大いに違う「何か」がある。毎夜(日中)、心と身体が発する、聴こえない愚痴を聴いてくれるような「店」に通い、「施術」という対話で解消してくれる。そのお返しはなにか。そう「カネを払う」ということ。本書は、愚痴を言い続ける身体を癒してくれる場所を探す「マッサージ行脚」本だと思う。一度の対戦で「最高」と歓喜する店もあれば、気分が凹んだりと「なんだかな」と思える店まで。都会には(カネをかければ)星の数だけ「癒す場所」と「癒す人」が居るのかと地方在住者はため息をつく。
「カネで解決だ」と見栄を切っている感があるが、けして全部がそうでない。実際言われれば、嫌な気分にもなる。だが、年中満身創痍の著者には、そんな言葉で気に病んでいる暇はない。カネ解決できる事は「カネで解決」する。そう、ジェーン・スー氏はそれが出来る女性だ。最終的に、自分へ褒美(?)としてブランドバックではなく「マッサージチェア」を購入する。読後、著者の活躍を願いつつ、激戦を勝ち抜くために今日も「都会の癒し場所を放浪している」だろうと思う。

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文化的に、女は(都合の良い)お客様か?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

高等教育への進学を閉ざされていた戦前の女性達が、「教養」や「文学」に憧れを抱き、自ら「作品の創造」する側になろうとした。だが世間や、教養や文化の主な主役であった「男性たち」がそれを許さない。本書は、向上心ある女性たちが、現在まで「教養」や「文学的創造」に対する憧れや希望を時代や国家、文壇の男性達によって、もてはやされたり、利用された歴史だと思える。女性の大学進学率も上がった現在でも、教養といえば「文化的」で職業と結びつかない「自分探し」的な事になりがち。だが、女性がそこの枠から抜け出し、自由に「興味がある事柄」を探究出来るようになれば、女性の知性的広がりに希望が持てると思う。「教養は役に立たない」と諦めない事が大切。

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紙の本流しの下のうーちゃん

2016/11/06 19:12

これを脳内妄想と言ったら負けな様に感じる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「小説家」一本になるため、高校教師の職を辞した著者。心意気が空回りする毎日に訪れる「不思議な国」の様な展開。可愛いうさぎ(同居人)のうーちゃんに誘われきた国は、綺麗じゃないが不思議な世界。ここで繰り広げられる、著者の妄想と言ったら負けな様な展開。最後の数枚の絵が、意味ありげで怖いのだ。面白く、素敵とは程遠い絵柄なのだが、読者をよそ見させず、読み進める面白さがある。面白いと思うが、笑って良いのこの「シーンは」と困ってしまう。この本を読むまで、失礼ながら著者を知らなかった。あとがきに、脳内の想像(妄想)を文章では、一行で済むところを絵にする際に、使わない脳の部分がフル活用だった様だ。著者は、それに苦しむどころか、一種の快楽を味わった様に思える。

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