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オタク。さんのレビュー一覧

投稿者:オタク。

1,544 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本慰安婦問題論

2022/07/14 22:42

残酷な出版社

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本の主題とはズレるかもしれないが、みすず書房が出した「スペイン内戦と国際旅団」には弟が国民戦線に投じたので刑務所に放り込まれて囚人達から輪姦された末に「売買春の廃止」のはずのスペイン共和国の軍隊の外人部隊という扱いになっている国際旅団の慰安所に慰安婦として連行されたブルジョワ階級の女性の話しがある。みすず書房は「慰安婦」という言葉は日本軍か、せいぜい同時代のドイツ軍あたりの「専売特許」とでも思っているのか、「街娼」だなどという訳語を使っている。みすず書房は「スペイン内戦と国際旅団」を回収して「街娼」を「慰安婦」と置き換えた版を出さない限り、こんな本を出す資格がない。みすず書房はスペイン共和国と国際旅団を酷評しているビーヴァーの「スペイン内戦」を出しているとは言え、スペイン共和国の慰安婦問題など「大した問題」ではないとでも認識しているとしか思えない。

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紙の本

紙の本秋篠宮家と小室家

2022/02/19 00:06

下らないたらい回し

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

文春に掲載した中身のない特集を再録しただけの代物。「文春砲」だなどと言うけれどネタ枯れ具合がよく分かるお寒い企画だ。寄稿者も原稿料に加えて本の売り上げによって副収入が入って結構な事だ。

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紙の本

紙の本中東問題再考

2022/05/04 11:52

イスラエル大好き!

8人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

イスラエルは善で、パレスチナ人側がパレスチナ問題の諸悪だと思っているらしい。アラビア語やイスラームの知識はイスラエルの理解に必要なので、大嫌いなイスラームやイスラーム圏をはじめ、自分を学会から排除した恨めしいイスラーム大好きかイスラーム教徒の研究者や親イスラームのマスメディアを名指しで批判して神経をすり減らしながら印税収入や出演料収入を得るより、大好きなイスラエルの研究や大イスラエル主義の紹介をすれば精神衛生上、健康的だ。
 一度、イスラエル紹介でミルトスあたりから本を出しませんか?

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紙の本

期待外れ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

参考文献目録にある「昭和天皇拝謁記」1巻を読めば分かるように、貞明皇后がこだわりを見せている浅野家の御曹司は貞明皇后にとっては産褥熱で薨去した姉の菊麿王妃範子の忘れ形見の息子なので孝宮和子内親王とは又従兄弟なのに触れていないが、順宮の夫君は朝彦親王の王女の息子で又従兄弟だと言及して、恣意的な記述を感じる。自称「皇室ジャーナリスト」河原敏明の「天皇家の五〇年」を仰々しく使っているのに、河原が再三興味本位で取り上げた李鍵公と松平誠子の離婚には言及しないから、著者は王公族には関心がないらしい。

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紙の本

「通州事件から50年」は昭和62年だが

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

昭和60年に故人になった入江相政が序文を書いた事になっている「天皇様が泣いてござった」なる「半島」と「支那」に対する偏見丸出しの本に収録されている「佐々木テン証言」なるものを鵜呑みにして書いている。何でも「通州事件から50年」で書いたそうだが、昭和62年に書かれた事になる。広中一成の「通州事件」で「佐々木テン証言」を使わないのは当然な事だ。それこそ連中が囃し立てる「吉田証言」を鵜呑みにした慰安婦ものと違いがなくなってしまう。
 「昭和天皇七つの謎」なる本で工藤美代子が書いた香淳皇后の伝記で言及している「イギリスの情報機関」による?「スイスの銀行に預けた皇室の隠し財産」ネタを新ネタであるかのように使い回しているのだが、どこまで正しい事やら。
 しかし、国府軍や中共軍による武装解除した日本兵や在留邦人の大量虐殺事件などないから、通州事件を取り上げて「支那人の野蛮性」を強調しなければならなくなるのはご苦労な事だ。何だかゲッベルスが赤軍によるネマースドルフの虐殺を声高に取り上げて「ユダヤ・ボリシェヴィキ」に率いられた「劣等民族」の犯罪を喧伝したのに似ている。というより昭和12年時点の通州事件の扱い自体が「支那人」による日本人虐殺として喧伝していたのだから酷似するのも無理ないかもしれない。

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紙の本

紙の本女性皇族の結婚とは何か

2021/10/30 21:09

何が言いたいのかが分からない

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

貞明皇后を至上の存在だと言いたいのかもしれないけれど、あっちこっちに話しが飛んでいて、何が主張したいのかが分からない散漫な本だ。「責任」云々というなら、こんな本を出すべきではない。というより、著者夫婦は婦唱夫随で「スイスの銀行に皇室の隠し財産があった」とか「関東大震災での朝鮮人虐殺は嘘だ」とかいうトンデモ本を出すべきではない、だが。

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電子書籍

電子書籍大白蓮華 2022年 1月号

2022/01/01 22:58

対照表ぐらい、御書新版に掲載すればいいのに

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

御書新版には巻末に編年体御書のような従来の御書全集との頁を対比した索引はついているが、大白蓮華に頁の対照表を掲載するぐらいなら御書新版自体に掲載すべきではないのか。
 御書新版は改行や会話では括弧をつけているが、いっその事、台湾で漢文体と白話文体を対照にした御書を出しているというから、教学部が古文と現代語訳を対照にして、春秋社の「日蓮聖人全集」のような御書を出さないのだろうか。

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紙の本

楽しい読み物

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「愛国逸話」として紹介している大友部博麻は新羅使に同行して帰国しているのに触れていない。「支那」と並んで「半島」がお嫌いなので触れたくないのだろう。何しろ「不逞朝鮮人」だ。「内鮮融和」の逸話として使われていなかったのだろうか?、と思ってしまった。
 この種の本では「春香伝」のような朝鮮時代のハングル文学の存在は旧韓末まで、この本では植民地になるまで韓国にはハングルが普及しなかったという「主張」には「都合が悪い」ようだ。韓国について知りもしないし、知ろうともしない姿勢には感心する。宮脇淳子に嫌気がさしたのは「韓流時代劇と朝鮮史の真実」で「ハングル文学は存在したが普及しなかった」という「真実」を書き飛ばしたから。
 金日成が朝鮮民主主義人民共和国主席になったのは1948年ではなく、1972年。7・4で韓国と接触する際に、それまで彼が国家の役職として就いていた内閣首相では国務総理が相手となって、朴正熙大統領ではないからだ。
 初刷本のサンフランシスコ講和条約の際に出て来る「日本のコミンテルン」が「旧コミンテルン一派」と変わっているが、日本共産党は分かるとしても何故、コミンテルンとは関係がない無産政党の後継政党の日本社会党まで動くのだろうか?これでも以前は書いていない社会党の左右分裂には触れているのだから。60年安保の記述を見るとブントが出てこないから、「コミンテルンの謀略」云々という以前に左翼運動について詳しくないのだろう。ブントは日本共産党を除名された元党員が主体となった組織なので共産党からすれば「トロツキスト」の集団だ。
 「日本社会党も日本共産党もアカはアカだ」なら「ヴィシー政権も自由フランスもフランスなのだから、昭和20年になってからにしろ、とにもかくにも日本は仏印三国を解放したのだ!」なのか?この本の仏印進駐の記述はまともなのだから、余計に際立つ。日本軍とフランス軍は仏印進駐の際と仏印処理の際に衝突したにしろ、日本軍はヴィシー政権との協定で仏印に駐屯し、インドシナ総督府とフランス軍は仏印処理まで存続していたのだから。第一、日本はヴィシー政権を承認していて、ドイツ軍が孤立した都市を除いてフランスから駆逐された時にドイツへ連行したペタン元帥とラヴァル首相の形だけの政府となっても三谷隆信駐仏大使が仏印処理の後もペタンがスイス経由で帰国するまで同行していた。かといって、自由フランスが対日宣戦をしてミズーリ号上にルクレール将軍がフランス共和国臨時政府を代表して、その後、ペシュコフ将軍が日本に駐在していても、終戦までに日本軍が関わりを持ったのは自由フランス側についた広州湾をヴィシー政権と共同で占領した時ぐらい?
 初刷で「男系男子論」を書いた際に女性天皇は「つまり父親は天皇である」と書いたから批判されたものだが、仲哀天皇で断絶して新王朝は神功皇后から始まったのか、それとも継体天皇から始まったのか、神武天皇以来の万世一系の皇統は曖昧にして「男系男子論」以外では主張しないようだ。「神武天皇の男系男子」論が行き着いたのは桓武天皇五世王の平将門が天皇に即位していたら「厳密に言えば皇室の血統を継いでいる」だ。この本の天皇の始まりでは戦前だったら不敬罪で逮捕されるだろう。ひょっとしたら治安維持法違反も?

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紙の本

負け惜しみの珍書

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まるで大日本帝国は「亜細亜の解放」の為には、たとえどんなに負けているように見えても実は「鬼畜米英」に勝っていたなどという強弁を主張したいようだ。韓国や台湾をはじめ、関東州、南洋庁管轄の島々はどうなるのか?、コミンテルンだが「鬼畜米英」だががに操られているのかも知らないが、「支那」との戦いはどうなるのか?、とは疑問には思わないのだろうか?
 何よりも仏印三国の「解放と独立」が昭和20年の仏印処理までなかった事や昭和18年には「帝国領土」に編入する事にしたはずの蘭印の「解放と独立」が終戦直前になって動き出した事は、どうなるのか、になるのだが。ポルトガルの植民地だった東ティモールを日本軍が占領したのは連合国軍側に占領されていたからだが、マカオの「解放」はいつだったのだろうか。

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紙の本

紙の本日本の礼儀作法 宮家のおしえ

2021/11/23 21:43

みんながみんな、「宮家のおしえ」を実践はしていないだろうが

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

どうすれば贈賄容疑でJOC会長を辞任したり、マルチの宣伝塔やら二股やら側近が有罪になったりやらがあったり、大麻取締法違反で逮捕されたりするような「礼儀作法」とか「おしえ」を実践出来るのだろうか?当方には、この著者が合わないから、某氏を「人間のクズ」みたいにケチをつけてまくっているのと同じぐらいに崇拝するような人達の気持ちが分からない。
 「卜部日記」にあるように「若年のころグレた話御引用」と昭和天皇から指摘されるような御方が祖父で、海軍で言うところの「エスプレー」(芸者遊び)のし過ぎで夫婦仲が冷め切っていたらしい従弟の音羽正彦侯爵と出会った中国大陸で夜、飲んだ事を本人が書いている。こういうのを「宮家のおしえ」と言うらしい。

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紙の本

KCIAを擁護する本

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いくら「韓国からの通信」のような「世界」で連載されていた「韓国からの地下文書」?(今で言うと、自称韓国人シンシアリー某が日本人に媚びへつらう悪書の類で書くところの「韓国の実情」の描き方と酷似している)でKCIAが「独裁者朴正熙の手先」として槍玉に上がっていたから、と言って、その反動みたいにKCIAを擁護し過ぎだ。金大中が嫌いだとしても、金大中事件をKCIAによる「強制帰国」だなどと書いていたら、この人、北朝鮮による拉致に対しては激しく批判しているはずなのに、何を書いているのだろう?あの事件が日本での韓国のイメージを悪化させた事は世代的に知っているはずだし、何よりもKCIAと公安調査庁との関係が悪化したので北朝鮮による拉致事件の遠因になったと書いているではないか。KCIAによる拷問を「あっただろう」と書いているのが、何か朝鮮民主主義人民共和国マンセーという面々が北朝鮮を恐る恐る批判する時の描き方を連想してしまう。
 MBCが著者と国情院の深い関係を報じたそうだが、本当なのだろう、と思えてしまう。

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紙の本

紙の本皇太子さまへの御忠言

2012/04/11 20:38

結論はあえて言わない。

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 一点だけ触れておきたいのは、ドイツにおける民族性回復の運動として紹介されている運動の中心人物は名前がイニシャルしか出ていないが、社会民主党員としてドイツから北欧に亡命したヴィリー・ブラントの息子と親がドイツからパレスチナに亡命して、イスラエルからドイツに移住したミヒャエル・ヴォルフゾーンの二人であろう。保守系の人士ではなく、親が第三帝国時代に迫害されて亡命した経験を持った人物達がドイツの民族性回復の運動を進めているのは興味深いが、この著者は多分、取り上げていないだろうか。ドイツが専門なのだから、書いてほしいところである。特にヴォルフゾーンのようなイスラエル生まれのユダヤ人が「人殺しの国」ドイツに移住しているのは、シオニズムの立場からして見れば、もっとも許され得ない事のはずだ。
 この点からして同じ敗戦国のドイツと日本が同列に論じられないのは目に見えるだろう。

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紙の本

朝鮮人が出て来る唯一のストーリー?と善人化への道。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「ゴルゴ13」は好きだが、アニメの方は政治色を抜いて-色々な方面からのクレームを恐れて、だと思うが、現代に置き換えたストーリーがあるので、ナチスの残党ものや旧軍ものではゴルゴ13が80代や90代の老人を殺す話になってしまうし、KGBやGRUが出て来るソ連ものは使えない、といった制約はあるにしろ、どうも毒気を抜いたみたいで好きではない。
 このアンソロジー集に収録されている「黒い瞳 EBORY EYES」に出て来る北朝鮮出身の越南者でヴェトナム帰りの殺し屋が何でも「ゴルゴ13」に出て来る唯一の朝鮮人との事だが、ナイフや銃器が使えて、作中に朝鮮人民軍や労農赤衛隊も装備しているRPG-7も使っているから、まあヴェトナム人民軍や解放戦線も使っていましたが、124軍部隊あたりの工作員出身?話としては面白いが、ヴェトナム戦争当時の北朝鮮でアメリカに密入国等、まず出来ない、とは思うけれど。そういえば「ゴルゴ13」の連載が始まった昭和43年には青瓦台奇襲事件をはじめとする北朝鮮の「極左冒険主義」活動があった年だが、朝鮮半島を舞台にしたり、韓国・朝鮮人を登場しないのは、クレームが来るからか?チベットや東トルキスタンといった中国大使館を刺激するようなストーリーがあるのに、よく抗議しないなあ、とも思うが。
 「少女サラ」は個人的には好きな話だが、このあたりからゴルゴ13が裏世界に生きるスナイパーから世界の平和と安定を守り、いささか屈折した依頼者やゴルゴ13に接した人物が善人になる歪んだ形のヒーロー、というより救世主化してくるような気がする。コンゴ動乱あたりから活動を始めている事になっているから、彼は、もう還暦を過ぎている事にはなるけれど、中年にしか見えないね。
 「ゴルゴ13」自体、実在の人物が登場する物語から、兵士が搭乗するロボット型兵器やSDI計画で構想されても計画倒れのレーザー光線銃を装備した人工衛星、といった現実世界を超えたテクノロジーが存在するパラレルワールドが舞台になってきたけれど。

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紙の本

紙の本戦後非日文学論

2022/08/09 00:49

おそらく気がついていないと思うが

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張赫宙について読むと彼がサンフランシスコ講和条約の発効で日本国籍を一旦は喪失して改めて取得した昭和27年以降は記さない。つまり「もう朝鮮人ではない」という事なのだろう。他の人に言える事だが、彼が朝鮮戦争を題材にした「嗚呼朝鮮」は日本国籍を取得する前に発表されたから言及するが、昭和29年に「野口赫宙」名で発表された「無窮花」をはじめとする朝鮮戦争を題材にした作品群は無視する事になる。1人の作家が時期に応じて朝鮮籍なのか、それとも日本国籍なのかで連続性があるのに区切ってしまう結果になるからだ。
 これでいくと張赫宙が「秘苑の花」を書く際に史料を提供し、知っている事を話したらしい趙重九元男爵は昭和27年に日本国籍を取得し、「キューバの日本人技師」という著書がある人だから「王家の終焉」など「親日派」の朝鮮貴族が朝鮮総督府関係者が創った友邦協会の機関紙に掲載された「信用出来ない回想」だと全面否定の対象になるだろう。

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紙の本

紙の本敗戦後論

2022/07/28 16:40

思い込みで引き写すと

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平和公園の外に設置されていたので「差別の象徴」だという事になっていた韓国人の原爆慰霊碑について、注釈に岩波新書の「希望のヒロシマ」を使って、イアン・ブルマの本を引き写した事を読者に謝っている。あの日に第二総軍の参謀だった朝鮮公族が発見された場所だからこそ、あそこに立っていたのに。朝鮮王公族について知られているとすれば、高宗と純宗、それに方子女王の夫君として英王李垠どまりだから、ああいう風潮になったのかもしれないが、「忘れるな」と言うのに「知らない」のか、それとも「親日派の一族など取り上げる価値もない」という事なのか。
 イアン・ブルマは他の本でウィロビーが「ロシア風の名前」だから「ユダヤ・ボリシェヴィク」だと「邪推」したという「フランス大使」がスヴェルドロフの実兄にして、ユダヤ教から正教会に改宗してゴーリキーの養子となったから彼の本名から姓と父称を名乗ったジノーヴィー・ペシュコフ将軍だという事を知らないようだ。「ロシア風の名前」も何も、それが彼の本名だ。第一次世界大戦でフランス外人部隊に入隊したのだから、「ユダヤ・ボリシェヴィク」だと「邪推」されるような名前ではない偽名を名乗って、その名前でフランス国籍を取得出来るだろうに。だからウィロビーが「邪推」したとまでは言えない背景があるのに、ウィロビー嫌いとペシュコフについて知らないものだからテキトーな事を書いているのがよく分かる。

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