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さざなみさんのレビュー一覧

投稿者:さざなみ

15 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

何事も一攫千金は失敗のもとである

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 年金不安、所得格差、金融相場の落ち込みと、我々の家計は真綿で首を締め付けられるように圧迫しだした。
「自分の安心を買い・生活をよりよくする」将来の設計などは砂上の楼閣に等しい。金利は底辺から上昇の動きさえなく、物価は大幅上昇、預貯金は切り崩しの一手。まさに生活苦から脱出できない。それでも大切な自分の
お金は、自分でコントロールできないし銀行に預けっぱなしなのが現実、これでは豊かな将来の夢など実現不可能。「自分で稼いだお金が、お金を稼ぐ設計」を本書は伝授する。

 財形貯蓄、定期預金、国債の金利を見比べた事があるだろうか。リスクの少ない商品はみな低金利だが、それでも金利に幅がある。3年~5年もんでは利ざやの差は大きい。初歩的な“お金が働く第一歩”に進めただろうか。

 本書のオススメは投資信託である。投資信託で利ざやを稼ぐ7つの法則(約束・プラン)を根本に、ハイリスク、ハイリターンの渦の中に生き抜く、株や外資系の生き様ではなく、確実に預貯金を増やしていける商品だけを選択している。投資信託のノウハウをわかりやすく解説しているので、是非学び取りたい。

 お金を生む商品は多種多彩だが、素人判断はかえって傷口を広げるようなものだ。一攫千金を夢見ることなく、こつこつと手間隙賭けて増やすのが、我々の第一歩。最小限の預貯金は必要かもしれないが、預けっぱなしでは何も解決しないのだから。
 

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紙の本

格差社会に敢然と挑戦した実録記

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 新卒者の就職戦線は空前の売り手市場だが、その陰では就職氷河期に正社員を射とめられなかった若者たちは、再チャレンジの機会さえ与えてくれない企業や社会。このままでは税収は退路の一歩、年金、高齢者医療、介護など、老後の生活は破綻あるのみと唱えている有識者たちだが、いまだ解決策は暗中無策。老後の財政を安泰にするのは、紛れもなくこの若者たちが担っているのに。
 

格差社会の歪に悪戦苦闘する若者、だが彼らも立派な人間なのだ。利用され分析され、メッセージ権さえ奪われる感慨に陥いらせていいのだろうか。本書は「大学を出た後日雇いバイトで稼ぎつつネットカフェに寝泊まりするという生活を続けてきた男が、一念発起正社員の道を切り開いた」就職活動の実録記である。

自分を試すためにまずは大企業に挑戦、目指す大手銀行、突きつけられる選択、経験もないが応募してみる。初めての簿記試験まるで歯が立たない、結果は見事な滑り台。惨敗からの学習「みんながしているように就職活動、これで僕もみんなと一緒である。という思考回路が間違っていたのだ」。就職活動はあくまでも手段なのだから。職を手にいれ、しっかり働いて初めて普通、はばかることのない多数派の仲間入りなのだと、やっと気がついた。ゴールはまだ先だ。

世間の目が一番きついところは、職なしの空白期間。これが就職という厚い壁の大半である。空白期間・正社員の道・閉ざされる第一歩だと、著者は叫ぶ。やる気があるかないかの比ではない。若者たちよ君たちしかできないことが沢山あるのだから、挑戦は忘れてはいけない。政界、財界も格差社会の歯車を正常に戻す義務があるのだから。 

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紙の本

秋日の旅は乗合バスルートも一案かな

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 暑かった夏も終焉を向かえ、街路には一風の秋風が、疲れた体をいたわるように通り過ぎて行くこの頃、乗合バス・ルート片手に、郷愁を求めて都内探索はいかがでしょうか。家族で出かけるもよし、恋人同士やグループで出かけるもありかな。もちろん気軽な一人旅もおすすめか。心に残る一頁に出逢えるかもしれない。

 私は趣味と実益を兼ねてのんびりと一人旅を決行。江戸時代にタイムスリットしたような厳粛な庭園(六義園・文京区本駒込)、邸宅や屋敷跡地(岡本公園・世田谷区岡本)、雑踏の都会に今もたたずむ風景に、一時の至福を感じずにはいられなかった。鎌倉の大仏はあまりにも有名だが、都内にも東京大仏(板橋区赤塚)がある。徳川ゆかりの乗蓮寺に納められている大仏はいったい何を考えているのだろう?・・・。

 東京都内を走るバス路線が一目でわかる「メッシュ地図」。《三多摩版もある》。「事業者別バス系統一覧表」もあるので活用できる範囲は広いだろう。その他にも「高速バス・空港連絡バス・深夜急行バス」などの運行状況。災害・緊急時の安否確認情報、公共施設や緊急病院、沿線別駅名索引・近郊鉄道路線図などの掲載もあるので、緊急時などの利用にはことかかない。

 なにはともあれ実行が一番かな。足の向くまま、気の向くまま秋日を楽しもう。この本は、あなたへの手助けを待っている。

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紙の本

裁判申請から判決まで、初心者でも手に取るようにわかる

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 災難は何時起こるかわからない。事故や怪我、詐欺に窃盗など日常茶飯事のように起こり、裁判沙汰にまで発
展することもしばしば。裁判だといわれても、知識がある人はほんの一握りかもしれない。少々のことは泣き寝
入りしてしまい、裁判を起こすのは少ないのかもしれない。だが、著者は何もわからないままに敢然と挑戦し、
解決策を導き出した。その裁判記録を記したのが本書である。

 身近に起こる金銭トラブル。仕事をしたのに未払い、お金を用立てたのに音沙汰なし。催促しても一向に埒が
明かない。「仕事をしたらお金がもらえる」誰もが疑いようのない決まりだと思っている。それが実行されな
い、裁判だけが決着の早道か。だが、お金が掛かる。ひとりで戦ってみたいのだが知識がない。こんな悩みに困
っている人にとっては、最良の教科書になるのでは。

 とかく法律に弱い我々にとっては、裁判を起こすなんてよくよくのことと考えている。何もかもが手探りの状
態なのだから、初歩から裁判を起こすまでの書類の手続きから、判決にいたるまでの道程が理解できることに一
安心。巻き込まれないことを念じているが、万が一のときのために、置いておきたい一冊である。

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紙の本

躍進に躍進を重ねてきた日本人魂今も生きている

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 日本列島を桜前線が覆い尽くし、野球だ、サッカーだ、相撲観戦とスポーツは花盛り。先頃のWBCには日本中が興奮の坩堝となった。「柔、剛を制す」ではないが、判官ビイキの日本人にとっては、筋書きのないドラマに酔いしれてしまった。だが、喜んでばかりいられない。外国人力士に土俵を明け渡してしまったのか? 日本人力士の不甲斐なさ、この無念さはいつ晴らせるのだろう。

 相撲だけではない、サッカーにも一抹の不安はつきまとう。予選を勝ち抜くのにキュウ、キュウしている。果たして、本選は勝ち進むことは可能なのだろうか。この一球、あのシュウト、まだまだ格段の差があるように感じる。練習量には差があるとは感じられないが、相対的な技術と体力差なのかな。日本がゴールドメダルをつかみ取るには、何が欠けているのだろう? WBCを勝ち抜いた「侍ジャパン」に、原点を重ねるのではないが、岡田ジャパンに躍進のカギを期待したいと念じるのは、私だけなのか。

 オリンピック開催国中国の大躍進は、我々に何を語りかける。年々体力が落ちている子どもたち、優雅さと贅沢がもたらしたつけなのだろうか。今こそ根本から見直しが必要かもしれない。躍進に躍進を重ねてきた日本人魂、今でも生きていると信じている。スポーツだけでなく、混迷社会も立て直せる波動はあるだろう。

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紙の本

紙の本るるぶ東京 都バスで散歩

2009/02/18 19:39

不景気風を都バスの旅が吹き飛ばす

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 不況の風が社会を押し流す。家庭の中まで寒波は押し寄せる。立春も過ぎたのに社会や家庭を暖めてくれる陽光は、いつ射し込んでくるのだろう。家族の楽しみさえ奪ってしまうのか? 我が家では豪華な旅は無理なのだから、近場で楽しい散策を計画してみた。都バスで東京めぐりはいかがだろう。至福と温かさを運んでくれる風に、巡り逢えるかもしれない。

 ターミナル駅起点のルートガイド、あなたならどこから出発しますかな。ルート20系統に乗ってみた。東京駅を起点に日本橋で小休止、隅田川を渡り永代へ、深川で菓子の老舗で舌づつみ。富岡八幡宮を参拝し、現代アート展を眺めながら、美術館で大休止。「お腹がすいては戦はできぬ」ではないが、深川丼で舌包み、心は至福で満杯だ。こんなに楽しい都バスの旅が残っていたとは、≪お釈迦様でも気がつかないだろう≫。

 次回は、上野・浅草・根岸などの下町探索に出かけよう。素晴らしい旅の思い出の一頁が出来上がるのを楽しみに。

 都バスの旅は楽しいし、予算もほどよく組めるので大感激。さらに、カードや乗車券の賢い利用法も載っている。「都営まるごとキップ・一日乗車券」などは大変便利《6ヵ月以内の1日を選べる》。梅の花ではないが、財布もほどよくほころんだ。

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紙の本

気づく力は成功の近道、あなたの参入を待っている

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 代々受け継がれてきた老舗の暖簾。店よし、味よし、フロアスタップの気配りなど、受け継ぐ代物は只者ではない。だからこそ顧客は、安心して食事を楽しんだり、買い物もできる。まさに生きた伝統なのかもしれない。働く人の気構え、ブランドはかけがいのない財産だし、何より、日本文化の継承が息づいている。「老舗とは歴史が長いだけでなく、ひとつのテーマを追い求め実現する帰郷行動の結果、与えられた称号」だ。そこにはむやみに参入できない格式と重みをかんじる。

 「気づく力、思いやる力」が最近薄れてきたように感じていたが、某デパートの顧客の接待には、思はず感じずにはいられなかった。まとわりつくでもなく、遠くから眺めているだけでもない、顧客と一体なのだ。商売なのだから売ることが最大の目的なのに、あくまでお客様が第一と考えて、買いたい心理を抱くまで、アシストしてくれる。気配り、思いやり、まごころの姿には敬服さえ懐いた。だからこそこの不況のなかでも、優れたいきざまを生むのだろう。

 あまりにも希薄になってしまった社会を感じるのは、私だけだろうか。命の尊さ、助け合い、相手を思いやる心、少し、ずれが生じていないだろうか。あまりにも簡単に施工されるリストラ、派遣切り、労働者は人ではないのだろう? 勿論多少の犠牲を払わないと経営がなり立たないかもしれないが。何事も動かすのは人なのだから。

 100年来の経済危機と騒がれているが、世情に負けず立派に成績を伸ばしている会社や、お店は幾重にもある。「気づく力、思いやり」のある人たちの、集大成があるからなのか。

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紙の本

人気絶頂の携帯電話、子どもの持参には一考を

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 今や全人口の8割強の方が持っている携帯電話。小学生の低学年にさえ親が持たせている。誘拐、通り魔、交通事故、連絡にと用途は様々だが、その携帯電話が大変危ないと警鐘を鳴らしている。直に信じられますか? 
本書は2002年10月に発刊された『危ない携帯電話』緑風出版の増補改訂版である。

 携帯電話の核は「電磁波」が命である。アナログからデジタル化に移行しつあるが、危険度は増すばかり。幼児ほど電磁波から受けるダメージは絶大。それだけではない、脳腫瘍やガンの元凶になったり、生殖系にも異変を起こす。<事実なのだろうか>とても理解に苦しむ。公共機関や病院では使用が禁止されているが、あながち的をはずしていないのかもしれない。

 売ることが目的の電話会社だが、小児白血病・睡眠障害・血圧・記憶力の異常など、様々な症例が報告されだしているのだから、小学生や中学生に対しては購買対象を再検討する時期なのかもしれない。見てみぬ振りをしているのか? 政府の態度。あなたたちにも可愛い子どもや孫がいるのでは。将来を担う子どもたちを守るのも、我々大人の役割なのだから。

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紙の本

万人に与えられた24時間、使い方一つが成功の道

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 万人に与えられた平等の24時間だが、使い方は千差万別、「ぼーっとして過ごしている人、猛烈に働いている人、一生懸命勉強している人、遊んでばかりいる人、」などさまざま。一歩抜きんでる存在になるためには、無駄なく時間を使い、効率を上げるしかない。まさに「朝の時間」は他人と差をつけることができる唯一の手段。多くの成功者たちは、朝の時間を有効に活用している。朝という時間はだれにでも平等にある時間なのだから。

 「なぜ朝を上手に使うと成功できるか」。「どのようにして朝の時間をつくり出せばよいか」。「朝の時間を効率的に活用するためのテクニック」。「通勤車内をあなたの書斎にする」など、応用したいものばかり。なかでも、通勤車内は書斎になるには一目置いてしまった。 
思考力、判断力は俊敏に、限りなく持続性は保ちたい。

朝の時間を効率的に「15分活用術」を学ぼう。たかが15分と侮るなかれ、脳の働きは朝の時間帯こそ最大に回転する。人生の成功者たちはこの事実を手の内に入れている。長時間では持続はありえない、15分だからこそ持続可能なのかもしれない。

生かすも殺すもあなたしだい。さー今日から始めてみてはいかがかな。厳しい社会だからこそ、明るい未来に繋ぐためにも。

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紙の本

介護保険の仕組みを学びとろう

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 アメリカから始まった急激な経済危機は、あっという間に全世界に広がった。勿論日本もである。輸出関連の企業は大損失、非雇用契約者ばかりではなく、正規社員もリストラの憂き目にあっている現状は、まさに一寸先は闇である。政府与党は、税制改正などあの手この手と打って出るが、経済危機は拡大するばからで、社会保障も暗澹とはしていられない。ただでさえ年金振込金、健康保険、介護保険費など納めるのに四苦八苦なのだから、少しでも無駄がない利用のしかたを、学びとらなくてはいけないだろう。

 第一章・介護保険の利用の仕組み。二章・介護サービスの内容と利用方法のコツ。三章・介護予防サービスと介護予防事業の内容と利用のしかた。四章・介護保険制度の基本理念と原則。五章・実際のケアプランこうなる。介護保険の利用は、市町村の窓口から申請、要介護認定、調査、判定、認定結果を得て利用が可能になる。

 利用に対してはケアプランが組まれ、専門職である「ケアマネジャー」が様々な対応を用意してくれる。勿論、介護事業所を選ぶのは自由だし、自分にあったプランを立ててもらうのも可能。介護保険は自立支援が主なのだから。

 障害や病状において、介護保険法に基づいた特定施設や、福祉施設、老人保健施設、療養型医療施設など、自身にあった選択を試みよう。あくまでも介護施設は自立が最優先なのだから、ケアマネジャーが親身になってお世話してくれるはずだ。 

 世界一の長寿国などと喜んでばかりいられない。介護保険が、将来破綻するかもしれない?・・・。「備えあれば憂いなし」ではないが、賢い利用のしかただけは身につけよう。

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紙の本

紙の本「残業ゼロ」の人生力

2008/12/01 15:19

過剰労働が問題になっているが、あなたの会社は残業ありですか

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 バブル崩壊は、終身雇用や年功序列を切り捨て、能率主義、個人主義へと変革した。最近問題視されだした過剰労働は正社員たちを苦しめ、非正規社員の増員は人生の夢を奪うどころか、命さえ危ぶまれる現象生み出している。格差社会を広げた現実は、いったい誰の責任なのだろうか。定年後の豊かな人生=「本性」を迎えるためにも「仕事力、人生力」を、今こそ見直さなければいけないのではなかろうか。

 仕事ができ、理想的なキャリアを歩んできた人は「勝ち組」のレッテルがはられ、路線から外れた人は「負け組」と蔑まされてしまう。誰にでも24時間は平等にあるのだが、仕事だけに全勢力を傾け、定年後の計画までをも顧みない人は意外と多いか? 《勿論、仕事をおろそかにすることはではない》。仕事力を最大限に高める時期にあっても、人生の計画は立てておかねばならない。仕事に成功した社長や実力者が最後まで勝ち組で人生を送れる保証など何もないのだから。現実は厳しい。

 ならば豊かな本性を迎えるために何をなすべきなのだろうか。「現役時代にどれだけ準備したかに」かかっている。何も準備しないで定年を迎える無謀な人が多いのも事実だし、毎日必要以上の時間を、残業という形で会社に捧げるのが、成功の道と考えている人が多いのも仕方がないのか。だが、あなたの残業時間は、本来は人生構築に使う時間に過ぎないと言うが、あてはめられる人は多いのか少ないのか。

 定年後から、人生の終着駅を迎える時間は果てしなく続くし短くはないだろう。せっかく現役時代に築き上げた勝ち組を、本性の間に負け組に取って代わってしまっては、救いようがない。今一度人生の構築を見直そう。考えさせられた一冊である。

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紙の本

大切な命を守る減災に取り組もう

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「熱さも喉もと過ぎれば熱さを忘れ」。防災の日(9/1)を頂点に少しずつ薄れていくのは仕方がないのだろう。だが、自然界の掟は休むことなく、じわりじわりと押し寄せている。嵐の前の静けさではないが、突然けたたましく雄叫びを上げて襲いかかる自然界の猛威は、一瞬にして我々を不幸のどん底へ突き落とす。まさに、災害と安全は紙一重なのである。

 首都圏直下型地震が起こると叫ばれて久しいが、一度起これば被害は甚大だ。家屋の倒壊、火災の発生、推定死者は5万人を超えるといわれ、ライフラインはことごとく破壊され、生き地獄の要諦は長期間拭い去れないし、首都圏はマヒ状態。だが、それだけではないのだ。直接の被害を受けなかった近県でも、働き手や、学生、一般の被害者は650万人に及ぶと言われる。直下型地震から身を守る最低条件とは? 策はあるのだろうか学び取りたい。

 地球温暖化のせいなのか、今年は例年になく水害の被害が後を絶たなかった。台風の上陸が少なかったのに、何故なのだろう。突然の集中豪雨、記録ずくめの雨量。地下街の水没、あふれ出る下水道、河川の氾濫・山崩れ、荒れ狂った天候は我々を一飲みにしてしま った。科学が発達した現代においても、自然災害から身を守ることすらできないとは・・・。

 だからこそ本書は減災が大事だと訴える。世界に類をみない首都圏地下街の多さ。海底より低い埋め立て地やデルタ地帯の真上にそびえ立つオフィス街、災害が起これば東京は真っ先に沈没の憂き目。災害を守る原点は自助、共助、公助が絡み合って減災を進めるべきと語る。限りない資源、大切な命を守るライフラインを、一日も早く構築しなくてはいけないと反省させられた。

 災害はいつ起こるか皆目分からない。だが、起きてからでは遅いのだ。「転ばぬ先の杖」ではないが、自分でできる減災は日頃から心がけておきたい。

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紙の本

ますます深みにはまりそう

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 フィルムからデジタルへと、カメラは電光石火の如く移行しだした。被写体の取り直し、フィルム交換、撮影には欠かせない高感度、高画質などの設定は手間いらずだし、気軽さ、お好み、手軽さががあなたのハートを射抜いたのだろう。写す楽しさ、夢を切り開いたカメラ界の革命、それはデジタルなのだ。

 写す技術を会得した達人や玄人と違い、素人でも簡単な操作で撮影が可能となり、深みのある写真が生まれたのも支持を得た要因か。とりわけフィルムでは感度を上げる度に交換しなくてはならないし、フィルム代もばかにならない。だが、デジタルは被写体の明るさに応じて高感度設定が自由自在だし、高画質においても優れた効果を発揮している。さらに、手ぶれ補正機能や、液晶モニターの搭載もあり、撮影シーンには欠かせなかった三脚が省けたのも受けた原因だろう。

 さあー撮影に出かけよう。昼間の撮影もいいが、朝景・夕景・夜景のアングルも捨てたものではない。挑戦する価値はあるのではなかろうか。と言うことで本書の出番。光量の少ない夕景夜景の写し方は、マスターしたい一つである。≪戦慄が走る風景が収まっているかもしれない≫のだから。見開きの片隅には《コラム・一口ポイント》もある。専門的なアドバイスは、技術や領域を一段広げてくれる。

 プロが教える「テーマ別夕景夜景撮影テクニック」や、「実験、街灯りの取り方」などは、非常に参考になった。さらに、「大都会の夕景夜景撮影ガイド・全国夕景夜景撮影ガイド」も載っている。故郷や思い出の地の撮影場所が見つかったら、カメラを片手に出かけよう。

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紙の本

教育の基本に読書は欠かせない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ゆとりある教育から、豊かな情操教育が生まれると、版で押したような指導がまかり通っていたが、社会や学校の荒廃は半端ではないようだ。社会をつかさどる我々、生徒や先生、理不尽な父兄にも責任の一端はあるのだが、大元は教育の誤りに原因があると有識者は語りだした。学力の低下はますます広がりだしたし、どこかで歯止めを掛けなくては日本の未来は暗澹となるのではなかろうか。

 今でこそ学校教育で「読書」を取り得るのは誰もが良いと認めている。だが、その原点は20年前に、千葉県の高等学校に勤務する林公先生と大塚祥笑子先生のタックルが生みの親である。学校に来ても落ち着きがない生徒。人の話をきちんと聞けない、教科書も満足に読めず文章そのものも体をなしていない。困難な教育状況の中で夢と希望を育ませる手段を模索し、辿りついたのが10分間の朝の読書。今でこそ小中学、高校の半分以上の学校で実施され、効果は確実に上がっている。

 素晴らしいお手本があるにもかかわらず、なぜか日本の学力は低下の一途を辿りだしてしまった。将来を担う若き精鋭たちを育て上げるためにも、本音をかけて教育に立ち向かわなくてはいけないだろう。その一つが読書である。口うるさいくらい勉強しろと子供をけしかけている親たちだが、10分間読書をこころがけて見てはいかがかな。一歩前進した親子対話が実現するのではなかろうか。

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紙の本

未来を担う子どもたちに顔向けができますか

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007年は「偽」が選ばれたように、偽装がまかり通った1年であった。なかでも消費期限や賞味期限の改
ざん、食品偽装の悪質性はますます盛りいく。食の安全は地に落ちたのか? 大部分輸入に頼らなくてはならな
いお寒い台所であるが、家庭を充たしてくれるのは何時のことか。暗躍する食品業界を“天誅の刃”は捌ききれ
るのだろうか、必見。

07年の嘘つきは「不二家に始まり、ミートホープ、白い恋人、赤福、船場吉兆、マクドナルド」と一連托生
のように生まれては消えた。なかでも青春の淡い思い出が刻まれた、「白い恋人、赤福」の偽装には衝撃が走
り、<おまえもか>、胸の高鳴りはいつまでもおさまらなかった。

賞味期限と消費期限、表示さえすればそれでいいのだろうか。次々と改ざんする製品、信用第一に購入した商
品が偽りだったら「消費者をだまして儲けるウソつき商売」だと、声を大にして叫びたい。だが、詐欺事件は罰
則が意外と軽い。だからこそ湯水が湧き出るように事件が起こるが、一度失った信用は二度と取り返せない、重
い掟が待ち構えていることを、当事者は考えたことがあるのだろうか。

あまりにも多い偽装事件、大甘な法律、機能しない厚生労働省の責任は重い。08年には中国産餃子から、致
死量の数倍の薬物が見つかり、社会を唖然とさせた。幸いにも生死に関わる事件は起きていないが、政府の打つ
手は何か後手後手さを感じる、《臭いものには蓋をする》だけでなく、真相ははっきりしなくては、それが食品
業界の偽を防ぐ第一歩なのだから。

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