foxtailさんのレビュー一覧
投稿者:foxtail
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妖怪アパートの幽雅な日常 1
2010/04/01 00:43
三巻まで買ったのですが、二巻で読むのを止めました
53人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
以下の理由から、途中で終わりにしました。
1.作者自身「良いおっぱいと悪いおっぱいの同一」ができてない。
小説家が「自分が克服できていない精神面での成長課題」をテーマに据えて作品を書くことは多々ある。
が、コレは???
(この話はあえて略します、興味のあるかたは精神分析の本を)
2.作者は登場人物を愛していない(主要な者には思い入れはあるが)。
私は伊坂幸太郎作品を読まないようにしているのだが、その理由は
「絶対悪と言うべき人物が登場する、彼らは必ずその罪の報いを受けるのだが…それまでの行為が見ていられない」から。
伊坂氏は、そんな人物たちでも『好きだ』と語るのを、何かで読んだ記憶がある。
同様のことを多くの作家さんが言っている「できあがったモノは我が子のように可愛い」と。
作者にはそこが欠けているようだ。
そのため、ただ倒され排除されるだけの人物が登場する、まるでゲームの雑魚キャラのように。
3.様々な料理が出てくるが読んでいて「よだれが出る」ことがない。
これは重要ではないが、気になったので…
作中『つみれ団子が美味い』とあっても、どんな薬味を入れたとか味噌などの隠し味の使い方が出てこない。
入れ替わりメンバーに「うまーい」「おいしい」と言わせ、ご飯をお代わりをするだけ。
(食した主人公が知らなくても他の人物に蘊蓄を語らせることは可能なのだが)
当初は語彙が少ないのかと思ったがそうではなく、作者はいわゆる食通ではないのだろう。
実際に食べていないから、香りや喉ごしなどの食感も十分に描かれていないのだ。
ならいっそ、料理名だけ並べるのは止めてみては? とすら思う。
おそらく子供時代「母との関係」「愛情・信頼不足」「豊かでない食生活」など問題があったのだろう。
ただ才能はある人のようなので作者自身が円熟した頃、また読ませて貰いたい。
虎よ、虎よ! 新装版
2008/01/26 13:06
私の一番好きなSFです。
12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
50年ほど前に書かれた作品の復刻です。
月並みですが首を長くして待っていました。
そもそもファン投票ではベスト5にかならず入るものがなぜ、絶版だったのか?
「ジョウント」=テレポートが一般化した世界で起こるある男の復讐劇。
SF版「岩窟王」ともいえますし、映画「ジャンパー」後の雰囲気も。
サイバーパンクのはるか前に描かれたこの作品、いま風のケータイ電話や仮想空間はないものの、テレポート、テレパス、サイボーグ、キメラ、核、暴力と贅沢etc.
あらゆるものがてんこ盛りで、そのあたりがシンプルなものを求めるファンには「純粋なSFじゃない」ともいわれますが、「一つのアイディアが世界観を支えストーリーになる」というSFの定義はしっかり押さえています。
2006年にはユニバーサル映画が映画化権を取得し映画化の話がありました…どうなってるんでしょうか…
同作者の「分解された男(破壊された男)」もおすすめです。
あわせて買ってください。
虐殺器官 新版
2015/02/01 23:08
時の流れに消える作品
11人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
今のうちに読め
そのうちにSF→フィクションと転げ落ちるだろう
それだけ近テクノロジーの話
言霊使いでは神林長平に及ばず
残酷描写では乙一に届かず
それでも今読むなら面白い
30年後には消えてる作品
火星の人
2015/12/26 21:19
ハードSFなのに
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
中身はガチガチのハードSF(科学的考証がしっかりしてる)。
なのにアメリカの一般書部門でメチャクチャ売れたそうだ。
発表も最初は無料でweb公開、要望で電子書籍化して…と、まあ詳しくは巻末を読め。
話は火星調査隊員、たった一人のサバイバルだが、宇宙飛行士たる資質が彼の生存を助ける。
それは科学知識、工作技術、高度な訓練ではなく、ユーモアを忘れないという性格特性が生き延びる手段になるのだ(もちろん知識、工作、訓練も大いに役立つ)
先に書いたようにハードSFである本書では「一日に必要な酸素量」「危険なCO2濃度」「活動に見合うカロリー」ほかを緻密に計算し書き出している。
その上で主人公が熱量を得るために、あるいは水を作るために行動する――そんなものだけならアメリカ人が読むわけない。
科学的裏付けとともに、そこここに溢れるウィットが、本書の魅力であり、人気となった要因だ。
SFファンのみならず、腹筋を鍛えたい人もぜひ手にしてくれ。
猫毛フェルトの本 うちの猫と作る簡単ハンドクラフト
2012/05/18 14:55
いいね!
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
いいです
猫好きには堪りません
愛猫の毛を編み込んだ(?)手袋なんか最高でしょ
例解学習国語辞典 第8版 ドラえもん版
2010/05/09 10:48
遊び心が欲しいです
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
知り合いの子供さんに買ってあげました。
ケースにドラえもんのイラストがあり、本体の小口にスタンプが押してあるなど、なかなか可愛い作りです。
活字も大きめで読みやすいフォント、説明も子供向きにやさしく書かれています。
彼女も「わかりやすい」と、さっそくいろいろ牽いていました。
が、ふと思いついて『ドラえもん』『どら焼き』を探したところ、項目がありません。
「ドラえもん版だろう、何やってるんだ」という感じです。
私なら前者は「藤子先生の漫画…この辞典の案内役」後者は「小麦粉と玉子、砂糖を(中略)、ドラえもんの大好物」くらいはあげておきたいです。
次の版に期待します。
美神解体
2015/04/18 21:13
小作品だが良品
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
まず彼女の作品は田中光二に似てる
田中は燃え尽きた男がまた立ち上がる話が多い
篠田は一見すると枯れている女性が女(の魔性や情念)に目覚める話だ
本作品は大作ではない、小さな作品ではあるが良い作品だ
初期の著作には、本来、長所である多才で溢れるアイディアが読者に伝わりづらい面もあったが
この美神は作者の想いに文章表現が追いついた感じ、非常に読みやすい(重松清並み)
またさまざまなジャンルを書く作者ならでは、先の読めなさも高評価
ホラー、推理、はたまたSF、どう進むのか
怪しい男は、バンパイア、猟奇殺人犯、マッドサイエンティスト、いずれにもなりうるのだ
この辺りもオススメでつ
50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表
2012/05/23 18:54
寝言にしか聞こえません
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
どうみても50代にしか見えません
最近はみんな年寄りが若いのでこのくらい普通です
タンパク質の摂取が寿命を延ばしているようです
作者は太陽に当たらないからシミが少ないくらいかと…
サラバ! 上
2015/12/24 07:18
着地点がわからない
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
多くの作品はたどり着く目的地があるものだ。
推理小説だとわかりやすい「犯人は誰だ?」「その動機は?」「アリバイや殺害方法のトリックは?」などだ。
SFでも『あるイベントが起こり、それが収拾する』ことでストーリーになるのだし、パニック物や青春物でも同様だ。
この作品にはそれが見当たらない。
主人公の視点から、だらだらと家族の様子を姉を中心にして書いているだけ。
そのためか、主人公への感情移入「この先、彼はどうなるのだろう?」という気持ちには、どうしてもなれない。
まあ、たしかに面白い「クレヨン」のくだりとか面白いが、わくわく感に乏しく盛り上がらない。
これがエッセイとか日記ならわかる、『放浪記』や内田百聞などを読んでいるから。
でもそれらと違う、例えるなら椎名誠の『怪しい探検隊』のようだ。
(「これを読むなら他の本、何かが残る別の本を読む、だって時間の無駄だよ。」と評して友人と口論になった)
この『サラバ』も目的地が無いため、読んでいる間はそこそこ面白いが、読後に何も残らないのだ。
ぜひ下巻ではこれを覆して欲しいものだ、そう思いつつ続きを手にしたが…
天使の囀り
2015/12/23 23:15
なぜなのか?
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
『寄生虫なき病』を読んでいるので、書かれている内容はほぼ知っていた(知らなかったのは線虫の細かな分類くらいか?)。
臨床心理や一般心理学、シャーマニズム、変性意識、神話・伝承などについては、もしかすると私のほうが詳しいかもしれない。
それでも私にはこの作品は書けない、なぜか?
やはりそこが作者の才能、プロとしての能力だろう。
時代の変化もあり、若干は取り残された感じの描写はあるが(SFホラーの宿命)十分に面白いと思う作品です。
みずは無間
2015/11/20 22:11
80年代テイスト
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
タイトルは悪い意味です、かなりセンスが古いです
サイバーパンクの頃ならまあなのかも、今時これでは…
大原まり子の劣化版かな
ライ麦畑でつかまえて
2015/11/20 22:06
3回読み返してみた
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
30年の間に3回読み返してみたが、気狂いの戯言だとしか思えない
都市と都市
2015/08/27 11:59
いずれ映画に
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ベルジュとウル・コーマは空間がモザイク上に重なり合った二つの都市
それぞれの住人は「お互いを見ない」ことで、その秩序を保っている
「見たり触れたり」といった干渉をおこなえばブリーチという犯罪になる
もし交通事故などで何らかの接触があれば、ブリーチの名を冠した組織にすべてが回収されて、あとには何も残らない
そんな世界で都市をまたがる殺人事件が起こる…
こんなストーリーだが
映画好きにはたまらない小ネタがあちこちに
たとえば
『「戻ってくるから」(中略)…私はその言葉をもう一度、彼のためにオーストリア訛りで言ってやった…』
『もしそうだとしても、CIAは、見つめるだけでヤギを殺せる人間のために何百万ドルも、つぎ込んだんだぞ』
こんな感じ
おそらく映像化されると思うが、その前にニヤニヤしたい人は読んで見てくれ
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