桃の果さんのレビュー一覧
投稿者:桃の果
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紙の本蛇恋の禊
2008/06/10 17:27
ディープです、容赦ないです
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
『蛇淫の血』の続編です。
かなりディープです、好き嫌いがはっきり分かれるかと思いもす。
苦手な方はご注意ください、大丈夫な方はお勧めです!
前作は芸大生の凪斗が極道の4代目になる決心をするまで、今回は『子蛇が脱皮をしてして成長』4代目としての成長過程ですね。甘さは一切有りません。一般人がいきなり組のトップになるのですから、やはり簡単にいきませんよね。組の中からも、当然外からも狙われます、大変です。襲撃されり、拉致されたり、しかも拉致されたときには、あんなことが・・・・。
ここまでやりますかってくらい凪斗が(『酷い目』なんて甘い、ってくらい)酷い目に遭います。
また、『角能』を欲して4代目になる決心をしたはずなのに、『角能』の身を案じて離れようとしたり、『普通の凪斗』は角能も含めて誰にも必要とされてないのでは・・・?と思い悩だりします。
凪斗の蛇性と刺青の蛇を掛け合わせているのはさすがです。
リンク作品の「蜘蛛の褥」の久隅も出てきます。
凪斗を拉致した関西の組の若頭が気になりました。今後どんな風に絡んでくるのか楽しみです。
紙の本君がこころの月にひかれて
2008/05/30 14:30
君がこころの月にひかれて
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
泣きたいときお勧めです。切なくて、胸がきゅ~とします。
六青先生の作品は泣けるものが多いですが、この作品を読んだときも泣きすぎで目がはれ大変でした。
葉之助は陰間茶屋に売られようとした所を逃げだし、瀕死のところを、隆継に拾われます。隆継を一途に慕い、隆継も葉之助をかわいがり、寵愛するようになりますが、それを妬む同僚が・・・。
時代物です、身分違い、嫉妬、ねたみ、罠、誤解、すれ違い、切腹、いろいろてんこ盛りです。これでもかってくらい、受けひどい目にあいます。
でも、ひたすら一途です、健気です。
個人的には、ボロボロの葉之助を献身的に支える従兄弟の吉弥が思い入れがあります。読んだ後も余韻が残る作品でした。
紙の本瞳をすまして
2008/06/09 17:32
じ~んきました
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
作品通して繊細な感じです。『瞳をすまして』の題名に納得です。
大学生の牧野登和は先天性の聴覚障害のため、音が聴が聞こえません。
過保護な兄、優しい友人がいて本人も明るく、素直で前向きです。
あるとき登和はモデルをしている滋人と出会い、惹かれあいます。
そこに元カノに『同情でそばにいるのよ』なことをいわれ・・・
一人の時にふと不安になって・・・おまじないのように『大丈夫』と自身を励ますところも印象に残りました。繊細、センシティブ、作品とイラストの雰囲気がピッタリ!
ショートストーリでお兄ちゃんの過去に触れてますが、今度は是非お兄ちゃんにを幸せにしてほしい。続編を期待します。
一押しは『おにいちゃん』です。
紙の本侯爵の花嫁
2008/06/13 15:39
定番?いえいえ王道です!
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
英国の孤児院で暮していた藤枝郁が時期侯爵アーサーの下へ引き取られ・・・
やせっぽちで全身の湿疹だらけの都が【蛹から孵った蝶】のように美し変貌。美しくなった都に言い寄るアーサーの叔父。二人の仲を誤解し家を出てしまうアーサー。そして都の父の死の原因。でも最後ちゃんと幸せに!
読み返してハッピーエンドとわかっていても切なくなったり、ドキドキしす。王道はやっぱり王道ですね!
織田涼歌さんのイラストも綺麗でよかったです。
紙の本Missing You
2008/06/16 17:03
切なくて思わず涙です
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
切ないお話です。
幼い頃に遭った交通事故の為に片足が少し不自由な優奈、『一緒に遊んでいたのに自分が目を離したせい』と責任を感じる馴染みの克治。
二人は互いに惹かれあっています、しかし克治は『事故の負い目』から、優奈は『克治がそばにいてくるのは贖罪の為』との思いから打ち明けられずにいます。
でも、二人とも今の関係を壊すのがも怖くもあるのです。事故と怪我は二人の障害で有ると同に、明確な繋がりでもあるから・・・。
がもどかしくも有り、またそれが切なさ倍増で、泣けました。
克治の同級生で優奈お兄ちゃんもいいですよ。
紙の本LOVEラブ
2008/06/17 13:53
高校生、年下攻め。
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
佐伯(受け)は後輩の甲斐(攻め)を好きになりす。もともとノンケの甲斐は同性から寄せられる好意に『嫌悪』を感じます。そんな甲斐が佐伯と付き合うようになるも「好かれている」とゆう佐伯に対する『優越感』からです。そのため佐伯を振り回し、かない酷いこともします(えっ、『LOVEラブ』はどこにと心配になるくらい)。でも甲斐ももともと悪い子ではないので自己嫌悪で落ち込むことも・・・。
想いが通じ合ってからは、あせらず、ゆっくりと、甘く穏やかな関係を築いていこうとします。しかし、そこに真幸の過去を握る男が現れて・・・。
想いが通じ合うまでは切なくて本気で泣けました。佐伯が健気で愛おしいです。同性からの告白を嫌悪したり、惹かれつつある自分をなかなか受け入れられないところは実際に有りそうですね。
個人的には佐伯が一人で暮らしている背景や、従兄弟で同級生の冬木、以前好きだった先輩にもっと触れていただけるとよかったのですが、少し残念です。
紙の本密恋−Mi‐Ren−
2008/06/06 13:24
再会もの
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
トップモデルの遊真は所属事務所が買収危機と知り、話合いの場所である高級料亭に乗り込みます。そこのいたのは、数年前に突然姿を消した昔の男(恋人)たっだ・・・。男はオーダーメイドのスーツを着こなしエグゼクティブ然として傲慢そうで、昔とは変わっていた。困惑し苛立つ遊真に、男は取引を持ちかけてきた、とれは・・・・愛人契約。
女王様というよりは男前って感じです、でも男くさくはありません。
撮影現場で『素人に撮らせるほど安くない』って感じでばっさり男を切り捨てるところはさすがはトップモデルです。
短編の『所属事務所社長兼マネージャーX秘書』の二人も気になります。意外と腹黒い?とゆうか食えないところのある社長権マネージャーが個人的にはお気に入りです。
紙の本恋の約束愛の棘
2008/06/23 16:49
12年後の再会
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
再会編とアメリカ編の2話(2部)構成。
利都は典型的なネグレクトの家庭(家庭といえるかはかなり疑問ですが)で育ちます、「隣のお兄ちゃん」の泰之だけが優しくしてくれる、唯一人でした。しかし、泰之が母の再婚の為引っ越してしまうことになり、二人は12後に再び会うことを約束します。
利都は泰之との再会の約束だけを糧に辛い境遇を耐え生きてきました。でもいざ約束の日、泰之の前に姿を現すことができません。ずっと会いたかった大好きな泰之、でも題好きだからこそ、穢れてしま自分では会えない・・・
。でもやっぱり会いたい『利都』ではなく別人としてなら、会ってしまえば『一夜の慰め』でいいから抱かれたい、切ないです、でも非常に人間くさいです。
アメリカ編は二人のその後。泰之の優しさに包まれ幸せな利都ですが・・・
利都視点とゆうことだからでしょうか泰之の心の内が語られていないのが残念。離れていた12年間、泰之が何を想い、どう過ごしてきたのかも気になります。切ない系が好きなので少し甘めです。
紙の本運命の花嫁
2008/06/13 17:13
『~の花嫁』第二弾
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
『侯爵の花嫁』のアーサーの母に、療養所で誰にも顧みられずに育った海棠蓮は侯爵家引き取られることに。そこで蓮は、アーサーの友人で海軍大尉のクレイグと出会いいます。
人間不信の蓮。蓮に対しては情熱的なクレイグ。意外な因縁があった蓮の母。前作とは違う意味でやはり王道?
堅物な軍人のはすですが、蓮を『少女』と勘違いし、プレゼントを届けさせたり、口説いたりとちょっと笑えるところも。(作中でアーサーにも指摘されてます)
せっかくの『軍人』設定があまり生かされてなのが、残念です。
前作の都とアーサー、アーサーママも出てきます。
アーサーママ今回は視察先で蓮をお持ち帰りしたり、都と蓮の「お披露目のパーティー」でまたドレスを着せたり、最強です。
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