佐々木Tさんのレビュー一覧
投稿者:佐々木T
生命の輝く教育を目指して 医療的ケアの課題に取り組んで、見えてきたこと
2008/07/02 17:27
生命の輝く教育を目指してのご紹介
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本書は、肢体不自由教育におけるこれまでの医療的ケアについて、教師をはじめ、医師、看護師と養護教諭の立場からその意義を述べ、子どもたちの生命が輝くための連携と協同の実践を紹介します。医療的ケアの歴史的経緯や社会的背景を踏まえ、障害の重い人たちの地域生活におけるQОLをめざした幅広い活動を見据えています。医療的ケアの歴史を築いてきた執筆者が著した、全国で初めての書籍です。
【編著者が伝えたいこと】
本書は医療と教育研究会が10年間の教育実践を記念して発刊したものであり、「伝えたいことを伝えている本」「書き残したいことを書き得た本」として、世に送り出したものです。
特別支援教育関係教職員はもちろん
□学校医、指導医、看護師等の医療関係者
□障害者通所施設職員
□教育・福祉行政関係者
にぜひお読みいただきたい内容です。
主な内容は次のようになっています。
◎歴史的に見た教育・医療・福祉との関連
◎肢体不自由教育の発展と対象児の質的変化
◎養護学校における医療的ケア
◎医療的ケアの体制整備
◎医療的ケアの教育的意義
◎医師の立場から
◎看護師の立場から
◎養護教諭の立場から
◎保護者の思い
以下、編著者のメッセージとして「発刊に当たって」を引用します。
〈医療的ケアの課題も、新たなステージの実践が始まり、次のステージを目指す時となりました。マラソンで言えば、折り返し地点でしょうか。
「毎日、学校に行きたい!」「いつまで、待機をすれば…」「責任は、一体誰が?」などの声に十分応えるには、まだまだ、時が必要です。一方、そのように訴えながらも、卒業していった方々も多くいます。そういう意味では、医療的ケアの課題の歴史的推移の中には、「無名の碑」が築かれていると思っています。また、歴史が動いた背景には、関係する多くの方々のパワーとサポート、実践の積み重ねとそれを受け止めてくださった数々の英断があります。
これらのことを通して、教えられたことは、「私たちは、今、歴史の道のどこに立っているか」というスタンド・ポイントを認識して、今後を見通しつつ、今を充実させることです。特別支援教育の歴史的な転換期にある今、同様な認識が求められていると思っています。〉
学級担任の一日 登校から下校まで
2008/06/25 17:49
学級担任の一日のご紹介
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4月からでは遅すぎる、先生になって困らないように、教員採用試験に合格したらすぐにこの本を読んでもらいたい。そして、安心して着任校へ赴任してもらいたい。そんな思いから著者はこの本を執筆しました。
この『学級担任の一日』は『合格から始まる教師への道シリーズ』の1にあたります。教員養成試験に合格してから学校に赴任するまで、教師としてのあるべき姿を学ぶことが本シリーズのねらいです。学級担任は何をすればよいのか、学年だより、学級だよりをどのように書けばよいのか等についての仕事や手順について解説します。教師として、自信を持って学校に赴くことができるため、自己を磨くための必携のシリーズです。
「障がいのある子を守る」防災&防犯プロジェクト もしものときウチの子ってどうなっちゃうの?!
2008/06/20 18:02
「障がいのある子を守る」防災&防犯プロジェクトのご紹介
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特別支援学校PTAの防災と防犯の取り組みを紹介しています。「もしものときウチの子ってどうなっちゃうの?」という思いに応えるための取り組みです。柱として以下のようなものがあります。
●自治体の出前講座で勉強会を開催
●学校で避難宿泊体験を実施
●犯罪の被害者・加害者とならないための方策
●防災&防犯で地域のネットワークをつくる
〈特別支援学校の関係者の参考に……〉
私たちの子どもが要援護者であることを知ってもらうには、どうしたら良いか? 会話ができないと、名前を伝えることや配給される飲食物を受け取ることも困難と思われ、保護者がついていないときが心配。
大災害時には、誰もが非難に困難を極め、帰宅も難しくなる。特に障がいのある人や高齢者の場合、安全な避難と安心な避難生活は家族を頼るしかない。いざというときのため、災害への備えの心を磨き、少しでも減災できるように学校で、家庭で、地域で取り組めることを私たちは考えていく必要があります。
本書では、特別支援学校のPTAで取り組んだ防災&防犯プロジェクトの実践が紹介されていますので、関係者の参考になります。
〈内容……〉
特別支援学校のPTAが防災・防犯の見地から、障がい児者が地域で安全に生活できるように自治体や企業、近隣特別支援学校と連携して実施した取り組みが紹介されています。
「防災」では、新潟県中越地震をきっかけとして、障がい児者が非難所でうまく生活していくにはどうすればよいか、ということを中心に据え議論を展開しています。結論として、地域の方に障がいのある人がいるのだということを知ってもらうことを第一として、要援護者名簿の作成など、自治体の取り組みも期待しています。
「防犯」では障がい者を雇用する企業・施設の事例をもとに、障がい児者が犯罪を起こしたり、また巻き込まれたりしないようにするにはどうすればよいかを論じています。障がい児者に社会のルールをどのように教育するか、また社会に対しては物理的なバリアフリーだけでなく、コミュニケーション等のバリアフリーを呼びかけています。
そのほか、PTAで企画した余暇活動などを紹介しています。
自閉症教育実践マスターブック キーポイントが未来をひらく
2008/06/20 10:55
自閉症教育実践マスターブックのご紹介
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国立特別支援教育総合研究所の「養護学校等における自閉症を併せ有する幼児児童生徒の特性に応じた教育的支援に関す研究」の研究成果第3弾です。
特別支援教育における「発達障害」には、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などが含まれ、特に自閉症の児童生徒の学校教育における支援の充実は、中央教育審議会等の報告においても指摘があり、緊急の課題となっています。
このような状況において、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所は、先の自閉症教育のプロジェクト研究の成果を「自閉症教育実践ガイドブック―今日の充実と明日への展望―」「自閉症教育実践ケースブック―より確かな指導の追究―」としてまとめています。
自閉症教育のプロジェクト研究に関する研究報告の第3弾として、「自閉症教育実践マスターブック―キーポイントが未来をひらく―」が作成され、刊行されました。本書では、自閉症教育の「7つのキーポイント」及びその活用例が紹介されています。そのエッセンスや紹介されている指導内容、指導方法、自閉症の特性に応じた教育課程は、小学校・中学校等においても応用できるものです。自閉症教育に携わっている方々、関心のある方々にお読みいただき、より確かな実践に役立てていただきたいと思います。
肢体不自由のある子どもの教科指導Q&A 「見えにくさ・とらえにくさ」をふまえた確かな実践
2008/06/20 10:52
肢体不自由のある子どもの教科指導Q&Aのご紹介
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国立大学附属の唯一の肢体不自由特別支援学校として、筑波大学附属桐が丘特別支援学校がその研究成果を特別支援教育に生かすため出版しました。
特別支援学校をはじめ、小学校・中学校、高校で肢体不自由教育のある子どもの教育を担う先生方の「日々の実践の工夫に生かせるヒント集」としてまとめています。
本書では、肢体不自由のある子どもの指導に携わる先生方が、学級内で実践できる指導の工夫を第一に考えています。各教科の指導において見られがちな子どもの姿を、各ページの「Q」に示しています。まず、「Q」に注目してページをめくり、「こんな姿が見られるな」と思ったページを見てください。より手軽に読めるように各ページを1つの「Q」と1つの「A」で構成しています。基本的に、「子どもが直面している実態」→「考えられる困難の背景」→「指導の工夫」という3段階で整理されています。
また、巻末に索引を掲載しています。「文字の形をとらえて字を書くことが難しい」「音読の際に行飛ばしをしてしまう」「目盛りの読み取りが苦手」等、子どもの実態を示すキーワードを手がかりにページをめくることもできます。
子どもが示す困難の状況は同じでも、個々の子どもによって背景は様々です。また、同じように見えるつまずきでも、いくつかの背景が考えられます。観察や理解のポイントとして、個々の子どものニーズに合った指導の工夫を図る参考になるものだと思います。
脳と障害児教育 適切な支援への模索
2008/07/24 16:32
脳と障害児教育のご紹介
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【内容】
指導方法の進歩・改善の可能性を秘めた画期的な実践
○300点に及ぶ写真、イラスト、図表を掲載し、今までにない取り組みを紹介
○用語解説、索引によるわかりやすい構成
○障害児教育に携わるすべての教員にお薦めします
本書は、脳画像診断医と養護学校(特別支援学校)の言語指導担当教諭がそれぞれの見地から、脳画像(МRI画像)を障害児教育に取り入れることの意義を述べ、貴重な実践を紹介しています。教育がもたらした子ども達の変化を脳画像診断で跡づけていくなど、指導方法の進歩・改善の可能性を秘めた画期的な実践です。巻末には関連用語集、索引が付いています。障害児教育に携わるすべての教員必読の書です。
【推薦の言葉:筑波大学教授 筑波大学特別支援教育研究センター長 斎藤佐和(役職等は発刊時のもの)】
特別支援教育のスタートを迎え、これからは教育、医療、保健、福祉、地域が手を携えて子ども達を支援することが求められています。本書は、脳科学を障害児教育に取り入れようとする意欲的な試みであり、画像診断医と養護学校の言語指導担当教諭がそれぞれの見地から脳画像を特別支援教育に取り入れることの意義を述べ、貴重な実践を紹介しています。教育がもたらした変化を画像診断で跡づけていくなど、医師と教員との連携による精度の高い支援が展開されており、連携がキーワードとなる特別支援教育にとって、新たな視点を提供する必読の書として推薦いたします。
【「はじめに」より】
変革が求められる昨今、「医療と教育との連携」「一生を通じた支援」といったことが声を大にして言われ、盲・聾・養護学校でも外部の専門家の導入が推進される時代となりました。新しい障害児教育、支援を作り上げていくのは時間がかかることでありますが、多くの試みがなされていく必要があるでしょう。
いちばん大事なことは「誰が支援したか」「どういった支援をしたか」ではなく、子ども達自身にとって「意味のあることだった」ということです。そのような点で、本書で紹介される指導、支援の内容は参考になると思います。医師と教師が、一人の子どもについて対等な立場で話し合ったという点では、稀有な実践と言えるかもしれません。
よりよい支援への模索は続いていますが、本書がその大きな流れの中に、一石を投じることになれば幸いです。
視覚障害指導法の理論と実際 特別支援教育における視覚障害教育の専門性
2008/07/24 15:53
視覚障害指導法の理論と実際のご紹介
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【内容】
著者が深く関わり実践・研究してきた視覚障害教育の専門性をどう特別支援教育に継承するか。本書では、理科を中心に視覚障害児童生徒の指導法を具体的に示しています。それぞれの指導の実際から、体験、イメージ、言語、技術の関係が読み取れます。視覚障害教育関係者には必読の書です。
【「前書き」より】
〈盲学校の中学部1年生と、校庭のセイヨウタンポポの観察をしたことがあります。その日は晴れていたので、たくさんの花が開いていました。その中に、閉じた花、すなわち、花が咲く直前のつぼみや咲き終わって閉じてしまった花もありました。一人の生徒が閉じた花を指先で触りながら、
「この花はこれから咲くものですか、それとも咲き終わったものですか?」と尋ねました。
私は、花全体の印象を見て判断して、「それは咲き終わったもの」、「それは、きっと明日咲くもの」と問われるままに答えていました。しかし、生徒が知りたいのは結論ではなく、触ったときに何をよりどころに区別ができるかなのだと思いなおし、生徒と一緒にタンポポを触りながら、両者の触感になにか違いがないかと考えていました。
答えをみつけたのは生徒でした。それは、タンポポの株の中で、今咲いている花を基準にしたときに、「咲く前の花の茎は細くて柔らかい、咲き終わった花の茎は太くて固い」ということでした。触ってみると確かにその通りでした。さらに、綿毛をつけたタンポポの茎は麦わらのように固く太いことにも気づき、花の茎の生長の過程として理解することができました。
タンポポの茎が次第に固く太くなっていくことは、言われてみればわかることです。しかし、目が見えていると、全体的な印象を視覚で判断してしまい、視覚以外の手段での観察はおろそかになってしまいます。実際、タンポポの茎が、花が咲く数日前に固く太くなるということを記した書物に、私は出会ったことがありません。
盲学校の生徒と共に理科の学習をする中では、このような自然の本質に迫る「発見」がたくさんあり、それは教師にとっても嬉しいことでした。一方で、このような観察力や表現力は、生来身についているものではなく、系統的な観察体験の積み上げによってこそ育成される能力であることも明らかでした。
その後、大学で教鞭を執る立場となり、学生を連れて盲学校の様々な教科の授業を見学したり、盲学校と共同の授業研究を行う機会がありました。そのような機会を通して、視覚障害児童生徒の指導には、各教科を超えた共通点があることがわかりました。それは、体験によるイメージの獲得、イメージの言語化、そして長い見通しのもとに獲得させる技術です。
本書には、理科を中心に、視覚障害児童生徒の指導法を具体的に示しました。それぞれの指導の実際から、体験、イメージ、言語、技術の関係を読み取っていただければ幸いです。〉
キャリアトレーニング事例集 卒業後の社会参加・自立を目指したキャリア教育の充実 1 ビルクリーニング編
2008/07/24 14:28
キャリアトレーニング事例集のご紹介
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【内容】
全国特別支援学校知的障害教育校長会が職業教育、キャリア教育の充実を意図して「キャリアトレーニング事例集」を刊行することになりました。第一弾として東京都立南大沢学園養護学校、静岡県立静岡北養護学校南の丘分校のビルクリーニングの指導事例を紹介します。指導内容を図表、写真などを交えて具体的に説明し、使用した教材、作業手順表なども多数掲載しています。
【「はじめに」より】
全国特別支援学校知的障害教育校長会では、職業教育、キャリア教育の充実を図ることを趣旨として、時代に相応しい新たな作業学習の手引となるような指導事例集として、シリーズ「キャリアトレーニング事例集」の編纂を企画いたしました。今後、就労支援を進めるには、「キャリアトレーニングセンター」が各地に設置され、様々な分野で活躍できるように多様な職業訓練ができ、また地域との連携の下に実践的職業経験ができるような機能を持った機関ができることが必要であると考えております。この度、将来への期待を込めて紙上において「キャリアトレーニングセンター」を開設し、情報発信として指導事例集を刊行いたします。
今回は、その第一弾として「ビルクリーニング」の指導事例集を作成し、全国に発信します。各学校において、本書が十分に活用され、各学校で実践的なキャリア教育が豊かに展開されることを期待するものです。
データで見る大学財政の基礎知識 平成19・20年度版
2008/07/24 13:50
データで見る大学財政の基礎知識のご紹介
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本書は大学財政の基礎知識の理解にのために好個の書籍です。
○国のマクロの財政情報を中心に、高等教育財政について体系的に整理
○高等教育財政とその背景にある国の財政事情について、正確に理解するために
○大学財政を巡る動向について、より正確な理解を共有するために
○国の私立大学関係予算についても言及
【内容】
大学が戦略を考える際、教育研究上の目標達成を図る際には財政についての理解を欠かすことはできません。本書は、大学財政を巡る現状と動向を国のマクロ政策を中心に整理し、大学財政問題を考えるために必要な事実・データを客観的にわかりやすく解説しています。大学教職員はじめ大学関係者にとって必携の一冊です。
【「はじめに」より】
〈我が国の高等教育財政や、その背景にある国の財政事情について、より多くの人に、正確に理解していただくことが大切だと思う理由が二つあります。一つは、大学がこれからどのような戦略をとるべきかを考える際には、財政の動きを理解しておくことが必須だということです。教育研究活動についても、財政的な裏づけなしには遂行できないわけですから、教育研究上の目標を達成するには何をどのように進めていけばよいのかを考える際に、財政についての理解は欠かせません。
これは、いわば受動的な理由ですが、しかし、もう一つ、より重要な理由があります。それは、高等教育財政がどうあるべきかということについて、私たちがみんなで考え、発言していくことが必要だということです。今年度から、改正教育基本法に基づき、政府として初めての教育振興基本政策がスタートすることになりました。この計画の策定に際しては、財政投資の充実が大きな争点になりました。文部科学省は、教育予算が諸外国に比べて少ないと言い、財務省はそん色ないと主張しましたが、中長期に見て国として教育に投資することの意味について、冷静な議論が行われたとは言いがたい面があります。大学に関する政策は、それに直接携わる一部の人たちだけで決められるものではありません。つまるところ、多くの人々が大学の現状についてどういう意見を持ち、将来どうあることを望むのか、ということによって決まるのです。そのためには、大学の財政を巡る現状や動向について、広く正確な理解が共有されていることが不可欠です。〉
新時代の大学経営人材 アドミニストレーター養成を考える
2008/07/23 17:40
新時代の大学経営人材のご紹介
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文部科学教育通信(ジアース教育新社 第2、4月曜日発行)連載(2002年1月~2004年8月)+書き下ろし
大学経営に主体的に関わるアドミニストレーターの育成のために
国立・私立・公立大学ごとの制度と組織整備および具体的展開を考える
【本書の柱】
■アドミニストレーター養成の基本問題
■国立・私立・公立大学ごとの具体的展開
■アドミニストレーター養成の制度と組織整備
■知識社会の大学と職員のあり方
国立大学の法人化によって国立大学の事務職員の在り方が本格的に問われ始めています。事務職員がいかにして前向きに大学経営に力を注ぐことができるかが、その国立大学の将来を左右するといっても過言ではありません。本書は、大学経営に主体的に関わるアドミニストレーターの養成のために、国立・私立・公立大学ごとの制度と組織整備を考察し、具体的展開を考えます。
【「はじめに」より】
〈大学職員の能力開発についての関心が、このところ一段と高まってきている。大学をめぐる経営環境は大きく変化し、迅速果敢な意思決定が求められるようになってきている。学長や学部長など大学のトップのリーダーシップが求められているのはそのためである。
しかし、そのリーダーシップは彼らを支える人的組織がなければ力を発揮することはできない。大学トップを支えるためには、職員の能力を開発しその力を活用することが、大学にとって必要不可欠なことがらになってきているのである。
本書がわが国大学事務職員の能力開発方策の改革、そして大学経営人材の養成の進展に役立つことを念願してやまない。〉
コミュニケーション支援とバリアフリー
2008/07/23 17:07
コミュニケーション支援とバリアフリーのご紹介
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【内容】
知的障害や自閉症の人が地域で生活する上で困難になっていることの一つにコミュニケーションがあり、その支援はバリアフリーにつながります。コミュニケーションの支援とは何か、どうしたらコミュニケーションの支援ができるかを、コミュニケーション支援ボードの活用と実践を通して答えた日本で最初の書籍です。
【「1章コミュニケーション支援とは」より】
私たちは、このコミュニケーション支援ボードの事業で、絵カードの内容や絵カードの使用方法を提案するというよりも、この絵カードの配布を通して、コミュニケーションのバリアフリーを目指しました。社会やかかわる人たちの考えや姿勢にあるバリアを取り除くことこそが、障害のある人のコミュニケーションのバリアフリーに通じると考えています。コミュニケーション支援ボードの事業を通して、社会や障害のある人とかかわる人たちが、知的障害や自閉症のある人と、コミュニケーションをとろうという意識をもつこと、また社会の人たちが障害のある人とのコミュニケーションのバリアフリーを目指して、話し言葉以外のコミュニケーションの手段を普通に使うようになることを期待しています。
【本書の「コミュニケーション支援ボード」】
話し言葉による意思疎通が難しい知的障害児・者や自閉症児・者らが絵記号で自分の考えを伝えられるように、明治安田こころの健康財団がコミュニケーション支援ボード「わたしの伝えたいこと」を開発。2003年8月から全国の養護学校(特別支援学校)約1,000校拠点にして約15万部を配布する普及活動を行った。
特別支援教育に向けた新たな肢体不自由教育実践講座
2008/07/23 15:51
特別支援教育に向けた新たな肢体不自由教育実践講座のご紹介
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【内容】
全国の肢体不自由特別支援学校から寄せられた36の指導実践概要を指導上の課題ごとに編集し、基礎理論と実践を紹介しています。指導現場で今すぐ活用できます。資料として「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」「特別支援教育を推進するための制度の在り方について(中間報告)」「障害者基本計画4.教育・育成」「重点施策5か年計画6.教育・育成」「盲・聾・養護学校におけるたんの吸引等の取り扱いについて(協力依頼)」を収録しています。
【「はじめに」より(編著者代表・全国肢体不自由養護学校長会長 伊東光雄)】
※団体名や役職は発行当時もの
※文中の「新たな課題に応えるための肢体不自由教育実践講座」は全国肢体不自由養護学校長会編著(2002年)ジアース教育新社
〈平成14年11月に、「新たな課題応えるための肢体不自由教育実践講座」を全国肢体不自由養護学校校長会が編集し発刊して2年半が過ぎました。この間、「新たな課題に応えるための肢体不自由教育実践講座」は、全国の各学校の指導実践の場で大いに活用され肢体不自由教育における専門性を高め、実践例を共有することに大きな役割を果たしてまいりました。また、翌年の平成15年3月には、「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」が提言され、「特殊教育」から「特別支援教育」へ転換を図るという方向性が示された年となりました。
これまでの「特殊教育」を継承・発展させながら、「特別支援教育」へと大きく転換し、障害のある子ども一人一人のニーズに応じた教育の推進や、地域において生涯にわたり支援体制を整備していくことが重要な課題となってまいりました。
この度、当校長会では全国の肢体不自由養護学校から69本の指導実践概要についてご応募をいただき、その中の36編を編集し肢体不自由教育実践講座パート2として『特別支援教育に向けた新たな肢体不自由教育実践講座』と題し発刊することとなりました。
発刊に当たっての趣旨は、1特別支援教育の一層の推進発展を図る内容であること、2肢体不自由教育の専門性の向上を図る内容であること、3指導上の基礎理論と実践の紹介を図り共有できる内容であること、4各地域の研究協議会や全国肢体不自由研究協議会等において活用できる内容であることと設定し、特別支援教育に向けた新たな今日的課題ごとに編集致しました。
新たな課題ごとの基礎的理論と先駆的先進校の具体的指導実践の中から、各学校ができるところから取り入れていくための参考になれば幸いであります。」〉
生体肝移植にほほえみを 里美ありがとう
2008/07/23 14:10
生体肝移植にほほえみをのご紹介
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先天性胆道閉鎖症(肝硬変)という難病と闘うために、生体肝移植手術を受けた大原里美ちゃんの十七年間の生涯を母がつづったものです。本書には障害児教育、医療倫理のエッセンスといってもいいような様々なテーマが含まれています。
【家族愛】
里美ちゃんの治療に関する数値などが実に事細かに書き記されています。その記憶の正確さに著者の娘への深い愛情が読み取れます。
【障害者の心理、患者の心理】
治療を受けるのはもう嫌だという子ども、治療を拒否するということがどういうことなのか理解しているのかと問う母親。治療がつらいのはわかっている。でも何とか生き抜いてほしいという母親の思いは里美ちゃんの心にどのように響いたのか、考えさせられます。
【障害者の家族心理】
障害のある妹の世話で忙しい母親を見て、姉は自分だって母親にかまってもらいたくて仕方ないのに、その感情を押し殺します。妹への愛情と母親と妹の密な関係を見るときの疎外感、孤独感の板挟みになる姉の心理がよく描かれています。
【医療倫理】
里美ちゃんの容体が悪くなったとき、医師がなんとかして助けたい、もう一度肝移植を試みさせてほしいと母親に懇願します。しかし、今まで、ずっと里美ちゃんに寄り添ってきた母親は違った思いを抱いていました。
自閉症教育実践ケースブック より確かな指導の追究
2008/07/23 13:52
自閉症教育実践ケースブックのご紹介
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【プロジェクト研究の研究成果第二弾として】
○研究協力者との研究協議から浮かび上がった三点の喫緊の課題
○研究協力校の19の実践事例
○平成16年8月に全国の盲・聾・養護学校を対象に実施した自閉症教育のアンケート調査の概要
【「はじめに」より(国立特別支援教育総合研究所理事長 小田豊)】
〈平成15年度から3年計画で自閉症教育に特化したプロジェクト研究「養護学校等における自閉症を併せ有する幼児児童生徒の特性に応じた教育的支援に関する研究」を進めています。このプロジェクト研究では、既に平成15年度の研究成果を「自閉症教育実践ガイドブック―今日の充実と明日への展望―」として作成し、都道府県・政令指定都市教育委員会や教育センター、全国の盲・聾・養護学校等に配布するとともに、この研究成果をさらに広く普及するため、一般の書店で入手できるよう刊行しました。
このたび、このプロジェクト研究の研究成果第二弾として、平成16年度の成果をとりまとめた「自閉症教育実践ケースブック―より確かな指導の追究―」を作成し、先の「ガイドブック」と同様に、関係機関への配布のほか、一般の書店で入手できるよう本書を刊行することとしました。本書は、知的障害養護学校における指導事例を中心に構成されていますが、紹介されている指導内容や指導方法、自閉症の特性を考慮した支援は小中学校等においても応用できるものであり、自閉症教育に携わっている方々、関心のある方々に読んでいただき、より確かな実践に役立てていただければ幸いです。〉
障害の重い子どもの授業づくり Part1 開く・支える・つなぐをキーワードに
2008/07/23 11:14
障害の重い子どもの授業づくりのご紹介
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毎日の授業の実践が、障害のある子どもの教育を創ってきました。子どもたちは、授業の中で目を輝かせ、生き生きとした表情で「学び」の時を経て発達を見せます。一見ありふれた授業の中にも、子どもたちを魅了する要素があります。本書は、「開く」「支える」「つなぐ」の三つの視点から子どもにとって魅力ある多様な授業づくりの実践を紹介します。障害の子どもに携わるすべての人にとって、毎日の支えとなるような一冊になることを望んでいます。
【「発刊に当たって」より】
〈授業は、学校の生命線です。毎日、毎日の授業の実践が、障害のある子どもの教育の歴史を動かし、歴史を創ってきたと思っています。専門性の高い授業者による「学びの本質」に迫る授業づくりは、今後ますます、その真価が問われてくると思っています。最近の重度・重複化傾向の中で、子どもの変容の把握が困難という声も聞かれます。しかし、子どもたちは、目を輝かせ、生き生きした表情で授業に参加し、明日の授業を期待し、“学び”の時を経て発達を見せています。毎日同じで、一見ありふれた授業の中にも、子どもたちを魅了する要素が含まれています。その要素とは何か、毎日の授業の中から探り、「実践の地」として構築し、毎日の授業に反映させたいということが、本書の趣旨です。―中略―
授業づくりのキーワードを、「聞く」・「支える」・「つなぐ」としました。
「聞く」とは、授業を聞くことです。校内・校外に向けて、授業を公開し、授業研究を積極的にすることです。質を高め、磨き合う場と機会を設定することです。
「支える」とは、授業を支える要素を明確にしつつ、授業づくりをすることです。ポジショニング・教材教具・個別の支援計画などをはじめとする諸要素を含む授業づくりです。このことは、子どもたちのまなびの実現のための環境づくりでもあります。
「つなぐ」とは、医療・労働・福祉機関などの外部機関との連携をふまえた授業づくりです。大学と学校が強い絆でつながる授業づくりです。保護者も支援者の一人として、子どもと授業をつなぐ役割を果たすことです。
このような発想に立って授業づくりを捉えて、本書の内容を構成しました。各先生には、思い切って書いて下さいとお願いしました。その内容は、多様です。本書が、「実践の地」の創造・集積・発信に資するものとなれば、幸いです。さらに、子どもたちのより良い人生の基礎をつくる実践の一助につながることを期待しています。〉
