サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. Keikoさんのレビュー一覧

Keikoさんのレビュー一覧

投稿者:Keiko

59 件中 1 件~ 15 件を表示

簡単フラットに物事を捉え伝える事の大切さ

23人中、22人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者がおなじみの池上さんと言う事で、どんな内容なのかと興味があって手にしました。
ただ表紙があまりにシンプルなので、文字だけがズラズラ並んでいる本は個人的には好きではなく、むしろ苦手な分野でしたが、中身を読み進める内にそれほど苦でもなく、むしろ一つ一つの出来事に関して興味をそそられる内容でした。

池上さんと言えば、「週間子供ニュース」や「学べるニュース」などで御馴染みではありますが、そのテレビで取り上げた中身も多く掲載されています。
大震災や原発事故により多くの情報がメディアに取り上げられたりしましたが、それらが専門用語で作られた正に一般庶民の半数近くが理解出来ていない現状。
小学生から大人まで、分かりやすく「池上流」で伝えてくれています。

この「池上流」、要点をまとめれば誰にでも出来る事。
人に伝えると言う事は、けして難しくないのだと、読み終えてからそう感じました。
そして、人に伝える時には必ず分からない用語や言葉は、自ら辞書を使い調べて理解する事が前提であると教えられました。
学校でもそうですが、分からない用語は先ず調べるという事から始める大切さを、大人になるに連れて忘れてしまうのかなと、自分自身で少し反省^^;

そして相手に伝える時には淡々と伝えるのではなく、戦場カメラマンのあの方のように、ゆっくりと丁寧に話し、大切な点や重点的な部分は言葉を強調するように話すこと。
一般庶民が普段理解していない専門的な用語は、分かりやすい言葉に置き換えて伝える。
これって、普段当たり前の様な事でもあるんですよね。

一見私の個人的な感想だけを見てもらうと、単なる業界的な本なのかと思われてしまうかも知れませんが、この本はあくまでも池上さんが言うように「誰でも分かりやすく」書かれているので、そう難しく考える必要は全くありません。
ただ、もし営業などで言葉を伝える立場にある人ならば、是非読んでみてはいかがでしょうか?
一つの商品と言うものを理解してもらうには、どう相手に伝えるべきかなど、勉強になると思います。

人に何かを伝える事って、簡単そうに見えて実は難しい。
でも難しいようで、要点さえまとめてしまえば実は簡単な事。
是非マスコミもこの本を読んで、分かりやすくニュースを提供して欲しいなと、切実に思いました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本つみきのいえ

2009/03/01 10:37

これから起こり得る様々な現状

17人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

アカデミー賞で一躍有名になった短編アニメですが、アニメとはまた違った印象を受けました。
アニメでは台詞は一切有りません。
しかも生産数が限られ、このアカデミー賞で賞が確定したその後直ぐに売り切れたといいます。
内容的には次第に水の中に我が家が埋まっていく、その沈みゆく家や大事な宝物を守るために、家を上へ上へと積み上げていくのですが、これは言わば環境問題を意味しています。
自然が破壊され、今は国によっては街が水浸しになる現状が起きていますが正にそれがこの「つみきのいえ」と題された本そのものを表しています。
レンガをどんどん積み上げ、積み上げているうちに深い深い水の中に眼鏡を落としてしまいます。
それは何処までも深く、落ちてゆく眼鏡に何とも言えない孤独感や寂しさなどを感じました。

登場する人物も積み上げるレンガと同じくして、時の流れに身を任せるように歳を取り、一人孤独に大切にしてきた物や時間を上へと積み重ねていくのです。
それの何とも切なく虚しく、この「つみきのいえ」はもっと世界中の人が知っていいような、大事な何かを教えてくれる内容の濃い物語だと思います。
一枚一枚の絵の中に隠された「現在」と「未来」の姿が集約された、環境問題もそうですし、日本では少子高齢化で一人暮らしのお年寄りが孤独死するなど、様々な課題が残されていますが、このまま行けば「つみきのいえ」と同じくして日本も水の中に埋まるかもしれない。
そうなると家の中では一人老人が孤独に大事なものを上へと積み上げ、やがて誰にも見つからないまま孤独に死を迎える。
そんな目を背けられない未来が待っているのかと、考えさせられます。
この本はこれから生きる子供たちにも、見てもらいたい大事な一冊ではないだろうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

必ず誰でも通る道、でも「あの時」では遅いと言う事

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

立ち寄った書店で見かけた題名から、最初は解説書のようなものかと思ったのですが、中身はそうではありませんでした。
一回一回のエピソードはとても短いものですが、その短さの中に熱く込上げるものが有ります。
私は開いたページを読んで、書店であるにもかかわらず涙してしまいました。

人は生まれては必ず死に直面するものです。
友人知人、或いは自分、そして親の死。
その死に向かう時間の中で感じる「○○してやりたい」と思う気持ち。
しかしそう思ったときには、本当はもう遅いと言う事を、短い文章の中で感じ取る事が出来ます。

ガンの宣告で、余命数ヶ月と診断された時、その診断結果を果たして親に言えるだろうか。
言う前に本人は気が付いているかも知れない。
直面した時自分は何と言うだろう、「大丈夫、必ず完治するよ」「頑張ろうね」と言葉を紡ぐ事が出来るだろうか。
最も共感したのが、「何食べたい?」と言う他愛も無い言葉。
この言葉は時に相手にとって空しく響くものかも知れません。
その人の為に作ってあげたい、食べて欲しいと感じてかけた言葉は、本人には既に「食べれる状態にない」かもしれない。
それでもその人の為に何かしてあげたいと思ったときには、既に遅いときもあるのです。

私の母も自分の親を看取った後で「あの時○○していれば良かった」と口にしました。
そう思った時には既に遅く、「何かしてやりたい」と思った時点で親の状態はどうなのだろう。
親は何時までも生きてはいない、その言葉がとても身に染みる一冊です。
親への有り難さや感謝の気持ちだけでなく、今時分が出来る精一杯の事はなんだろうかと、考えるよい機会を与えてもらえた事に感謝したい本です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本純情ロマンチカ 11

2008/12/15 19:28

「俺は、美咲がいないと生きていけない」

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

BLコミックスでは異例といえる程の人気のある、純情ロマンチカ。
11巻では、宇佐見の美咲に対する奥深い内心を知る事となりました。
が、合いも変わらず美咲を含め周囲は宇佐見に振り回されるなど、面白おかしくコミカルに描かれています。
宇佐見父から「君は酷く困った存在だね」と言われていた美咲ですが、この刊で宇佐見父が美咲に対して少しずつ譲歩し始めている。
刊を追うごとに、宇佐見秋彦と言う人間が人間らしくなってきたような気がします。
ただこの純情ロマンチカは、宇佐見秋彦と高橋美咲と言う二人がそのまま幸せにハッピーエンドと言う展開まで、急には進みそうに有りません。
宇佐見をめぐる新たな存在や、美咲の周囲の新たな存在が現れるなど、まだまだ前途多難な展開が待っているようです。
そこがこの純情ロマンチカの面白いところでも有るのですが。
純情ミニマムとテロリストも収録されています。
12月発売と言う事で、ミニマムはクリスマスにサンタクロースは本当に存在するのか。
幼い頃の美咲と、それに苦悩する兄のお話は可愛いけれども両親を失った兄弟の、温かいお話となっています。
一方のテロリストは、相変わらず忍の発言に振り回される宮城の哀れさと、大人の許容が素敵です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本世界一初恋 横澤隆史の場合

2011/12/22 13:09

意外な組み合わせにびっくりと同時に、初心者でも楽しめる中身です

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

先ず組み合わせが意外でした。
同じ出版社でも、部署によってはあまり顔を合わせる事もないと思います。
現にこの本の中に登場する営業の横澤と、少年誌ジャプンの編集長である桐嶋は、ほぼと言っていいほど接点はありません。
この本の元となる漫画「世界一初恋」でも、二人が一緒にいる光景は先ず出てきません。
それだけに、こちらの文庫でまさかの展開になるとは思っていませんでした。

しかも桐嶋は既婚者で子供が居る身。
横澤自身も、他に好きな相手が居てしかもフラれたばかりで立ち直るか否かと言う状況での話の流れなので、読んでいてこの二人がどうなっていくのか、正直先が読めませんでした。
まあ登場するって事は最終的には・・・みたいな感じなのでしょうけれど、やはり元の漫画が漫画だけに、この二人も最初から甘い関係とは行きませんw

その点からして、ジャンル的に「BL」と位置づけるにも微妙な感じです。
それこそまだBLを読んだ事のない人や、あまり激しい中身を好まない人なんかには、文庫の「世界一初恋」シリーズでも、こちらの横澤と桐嶋の本はオススメです。
以前にも書評に書いた事が有りますが、あまり最初から恋人同士でした・甘い関係です、みたいなのは好まない私です。
なので、このシリーズに関してはすんなりと受け付けられましたし、読んでいて楽しいです。

毎度漫画原作者によるプチエピソード漫画も面白いので、一気に読破でした。
漫画「世界一初恋・小野寺律の場合」と一緒に揃えたい一冊だと思いますよ。
もちろん私は欠かさず持っていますが・・・。

今回も期待を裏切らない文章力と、意外性の中身でした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

考えすぎる事に原因があると気付かせてくれる、貴重な一冊

13人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本はテレビの紹介で知ったのですが、早くも第5版まで出ているそうでかなり注目された一冊のようです。
著者自身は現役のお坊さんで、その方は自分の仏教の教えから人が本来進むべき道などを、誰でも分かりやすく記した著作物が多いようです。
また「仏教」と難しい一言で括るのではなく、「仏道」と言う仏が通る道と書いて誰でもそこへ辿り着く努力が出来るのだと教えています。

一番なるほどと思った事は、何事も自らの意思で感情を上下させていると言う事。
ストレス社会と言われる中で、何故自分がイライラしてストレスを抱えるのか、それは自分が1の感情から2の「例えば」の感情、3の「断定」の感情へと変換していると言う事を、この本を読んで何か一つ悟ったような気がしました(笑)
考えれば考えるほど、怒りや憎しみ、悲しみや脱力感を感じるものの、一つの問題を「自分は今○○なんだ」と感じ取り、そこで問題をストップさせる事は、けして悪いことではないと言う事を教えられました。

物事は何事も考えてこそ得るものや、感じることが多々有ります。
その多々ある中で、全てを感じ取っていたらストレスにもなります。
この一冊は書店でも売り切れのところが出ていましたが、人生において自分が生き易い、生活しやすい環境を整えるのに大きな一冊になると思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

語り継ぐべき一つの財産価値

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

友人からの薦めで手にした本。
当初は震災で深い傷を負った子供たちの作文を、こんな本にして酷いお金儲けをしたものだと思いました。
が、最後まで読んで涙がボロボロ。
お金儲けとか思ってごめんなさいと、大反省しました(ノД`)・゜・。

今回の震災では、大人ばかりか子供も大きな被害を受け、それ以上に心に深い傷を負った子供が沢山居ます。
テレビでも連日放送され、子供にまでインタビューするメディアに怒りを覚えたものですが、この本に書かれている作文には、私たち大人が思っている以上に、子供たちは子供たちなりに「復興」への意欲を示していました。

作品中には自分の家族や親戚、そして大切な友人までも失った子供が沢山居ます。
気仙沼の赤く燃え上がる火の海、津波で流される人達の声、防波堤を肥える白い煙を上げた大津波・・・。
子供の目に映る震災直後の心境が、子供たちの手によって書かれたそのままの文体で収められています。
読んでいてとても胸が苦しくなる作文もあれば、震災後に避難所で再開できた喜びや、食糧難にも優しい心を捨てずみんなで助け合いながら肩を寄せ合う子供の姿、復興に汗を流す自衛隊やボランティアの人たちへの感謝、将来の夢・・・。

どの作文も、最終的には子供たち一人一人が今後どの様に生きてゆくのか、命の大切ささ家族の大切さ、地域の人たちや支えてくれる人たちへの感謝の言葉を忘れていません。

震災直後、本当にお米一粒、その日食べられる幸せを身にしみて感じましたが、彼らは私以上に食べられる事の有難みを実感していたようです。

この本の何が良いと言われれば、子供たちの言葉・文体そのままで私たちに伝えてくれている事。
これは阪神淡路大震災当時子供だった人たちが、風化させてはならないと語り継ぐ運動以上に大きな日本の財産的価値に相当する事です。
人は時間が経つにつれ、かつて起きた出来事は「過去の産物」と片付けてしまい、危機意識が薄れるものです。
当時何があって、どのような状況だったのか、生々しいかも知れませんが、克明な記録として残す事で防災への意識などを高め、考えてゆくもの。

震災の記録ではなく、日本の記録財産として読んで欲しい一冊です。

被災した子供が経験した出来事は、被災した大人も経験した事でもあるのですから。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本純情ロマンチカ 14

2011/05/09 17:55

宇佐見テンテーのボケっぷりに相変わらず笑えますw

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

純情ロマンチカも14巻に突入しましたが、相変わらず宇佐見が色々と苦労しているんだなと思う反面、それ以上にその宇佐見に苦労しっぱなしの美咲。
最近の宇佐見は、何かにつけて美咲と物々交換ならぬ、「○○交換」で美咲とイチャイチャしたがるけど、結局美咲が就職で忙しいことも有りそれが叶わなくて不貞腐れる宇佐見が可愛い。

宇佐見の本を出版している丸川書店に入社希望の美咲が、面接で質問内容に言葉を詰まらせながらも、持ち前の素直さで思っていることや考えている事を伝える姿は、宇佐美自身も惹かれていった部分なのかなぁと。
が、やはり丸川書店の取締役、井坂さんはノリノリだし深い所まで突っこんでくる濃いキャラですねw

就職合否の書類にはかなり笑えましたけど、宇佐見も「ケアレスミス」とか「合格の前に不が付くもんだ」とか、終いには「あぶり出し」とかw
おい!とか思うけど、そこは美咲のうっかりを見越してか、ただ単に楽しんでいるだけか・・・。
今後美咲の就職に関して宇佐見自身の心境の変化が楽しみですね。
それと美咲が大好きな「ザ☆漢」の漫画家、伊集院の存在も気になります。

後半は純情エゴイストの話ですが、上条もほぼ野分の性格を熟知している模様w
直ぐに何かあるとグルグル考えて悪い方向へ答えを出す野分に対し、上条自身諭すように自分の考えを言い聞かせるので、案外宇佐見と美咲よりも良いコンビなのかも知れません。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本てをあらおう

2009/11/02 12:32

小さいことなんだけど、とても大事だと分かる本

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これは大人でも分かりやすいと思います。
最近は新型インフルエンザで、手洗いやうがいを徹底させられますが、実際に手を洗っても菌は眼に見えない所で繁殖したりしています。

手洗いをしても、洗い方が十分でなかったりすると、「かもすぞー」と言いながら手の中でばい菌が繁殖(笑)
洗い方一つでウィルスは撃退出来るんだと、この本は教えてくれます。

実は甥っ子にこの本を買ってあげたのですが、当初甥っ子も男の子だからなのか、トイレに行っても手を洗わないと言うのです。
男性は半数以上が手を洗わずトイレを済ませると言いますが、やはり手を洗わないと、ばい菌は繁殖するわけで、その手で食べ物を食べたりすると、菌を直接飲み込んでいるのと同じなんだと分かると、甥っ子はかなり怖がってました。

本の中ではオリゼーが手の洗い方だけでなく、菌の種類についても教えてくれます。
生活する中で必要最低限の菌は大事なのですが、浮遊している菌の中には必要の無い菌・猛毒を持つ菌もあるので、これを見て勉強するのも良いかと思います。

また、幼稚園などでもこの本は読み聞かせたりするのにとても良いのではないでしょうか?

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本純情ロマンチカ

2008/07/28 12:11

ベタベタじゃないBL

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

漫画を買ったのはアニメを見てからでした。
当初雑誌も購入した事が無ければ、「純情ロマンチカ」さえ知らなかった私が、直ぐに嵌った作品。
主人公の美咲が超エリートお坊ちゃまで、旧財閥の賞受賞作家、宇佐美秋彦との出会いから始る第一巻。
表紙のイラストも大変綺麗ですし、中身の漫画のほうも面白おかしく描かれていて、どちらかと言うとただのボーイズラブじゃない、ギャグ有りのBL作品です。
自分の兄が好きだった秋彦と、秋彦に何処か引き寄せられる美咲の心の葛藤が上手く描かれていて、「恋人」としての心情などがこの一巻から凄く伝わってくる、そんな素晴らしい作品だと思います。

こんなBLは今までに出会ったことが有りません。
もう「素晴らしい」の一言で、嵌る事間違いないと思います。
滅多な事では大人買いしない私が、大人買いさせられるくらいですから。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本世界一初恋 小野寺律の場合 5

2011/05/09 18:11

木佐の場合、律の場合と盛りだくさん

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

中村先生のシリーズで、純情ロマンチカと世界一初恋のコミックスは、それぞれの登場人物のパターンが収録されているので、それぞれのカップリングの話が見られてとてもお腹いっぱいになります。
今回はプレミアム版を購入しましたが、おまけにテレビアニメでは見られない高野と律の出会った当初のアニメ版がDVDで付いて来ました。
初期の段階の話なので、漫画で見ている場合とアニメとして声の吹き替えがあるのとでは見方も違ってきますね。

で、コミックスの最初に収録されているのが木佐と雪名の話です。
30過ぎの大人である木佐自身がとても恋愛に臆病であり、考えると悪い方向へ行くのはもはや病気なのではと思いますが、そこが可愛いところでも有ります。
いつも正しい方向へ導いて、木佐の思考回路を戻すのが年下の雪名なので苦労は絶えないのでしょうが、木佐以上に雪名の方が木佐を好きなんだなと言うのが今回のストーリーで明らかになっています。
シリアスじゃなく、ギャグ交じりでいい方向に描けるのは流石中村先生かなw

肝心の高野と律の場合は、相変わらず律は高野を避けながら過去の恋愛には蓋をしようと言う感じです。
そんな所に、幼い頃に親同士が決めた律の婚約者が現れ、律の本心を聞き出しますが、はっきりと「友達としては好き」の言葉を口にするのを、高野が聞いてしまっていますが、きっとその言葉を聞いてから高野自身は益々律への思いを深くしていったんじゃないかなと思います。
ただ高野を好きな営業の横澤が放っておかないので、この先も必ずしも安泰傾向には無さそうです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本世界一初恋 小野寺律の場合 3

2009/11/19 19:20

「あとどれだけ好きなら、お前は俺を受け入れる」

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この言葉にズンとくるものが有りました。
恋愛系漫画の台詞では、口説き文句や相手への気持ちを述べる言葉が上手く使われますが、中村春菊先生の作品は、相手をストレートに「好き」と述べるだけでなく、相手が自分をどれ位好きなのかをハッキリと分からせるような台詞が使われるところに、正直凄いなーと感心してしまいます(本来見る場所が違うと言われるかも知れませんが( ̄ー ̄))

小野寺は高野に「好きなんだ」と皮肉や嫌がる言葉で言い放ちますが、小野寺自身はそれが高野の事が「好き」だと言っているとは気がつかず。
逆に高野は小野寺が本当は自分をまだ好いているんだと分かっていながら、それをあえて小野寺の口から言わせようとする駆け引きが、何処彼処に出てきます。

今回の3巻では、寄った勢いで・・・と言うところがありますが、やはり小野寺は高野に身を任せることが出来ず、拒絶を口にするものの、最終的には酔っ払っていた小野寺は、その時の事を思い出せずな展開で終わりますw

続きがとても気になるところでは有りますが、この3巻には同じ部署に居る木佐の話も出てきます。
これは前から気になっていたのですが、コミックス派なのであえて我慢して、待ちに待った中身になりました^^
木佐は自覚のあるBL寄りで、でも見るところは相手の心じゃなく、パーツ。
顔だったり手だったりと、ちょっと変ってます。
ですが、木佐が通い詰める書店の店員の「顔」に彫れ、自分でストーカーみたいだとボヤキながらも、結局通い詰める毎日。
そこに1回限りの身体の関係を結んだサラリーマン風の男に「別れない」と言われ、トラブルに巻き込まれます。
が、木佐が「顔」に彫れた店員に助けられ、そこからゆっくりと木佐が本当の「恋」を自覚していく話ですが、あえてこれは詳しく中身を書きません。

書いてしまうと、面白さを1%でも削ってしまうのが勿体無いくらいの中身です。
やはりここでも名言?と言うべき言葉に、流石だなーと感心してしまいましたw

「俺の顔だけが好きって言う割には、さっきからほとんど俺の顔見てませんよ。それは顔だけじゃなく、「俺」を見てるからですよね?」

いい言葉ですw

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本世界一初恋 小野寺律の場合 2

2009/11/19 19:06

真実と現実が明らかになるとき

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

中村 春菊先生の「純情ロマンチカ」の番外編(番外編と言うには失礼かもしれませんが・・・Σ( ̄□ ̄)、少女漫画の編集部を舞台にしたもう一つの純ロマの第2段。
1巻では編集長の高野が、入社してきた高校時代の後輩であり、恋人であった小野寺と再会し、再び恋人同士としてスタート!と思いきや、なかなか春菊先生の作品はスムーズには行かずw

以前にも別冊で感想を述べたように、ほぼBLと言う分野では最初から互いに惹かれあうと言うのが王道であり、互いにと言うか周囲や世間も男性同士が恋愛をしていると言う事に、一定の理解がある内容がかなり多いのですが、春菊先生の作品はそれらを返した感じで、世間一般で言う男性同士の恋愛は一線を置かれる、別世界のような存在で描かれています。
ですから、読んでいても最初からそれが当たり前じゃなく、周囲を気にしながらの「秘密」な恋で描かれる作品なので、私としては春菊先生の作品はかなりしっくりと来るんですよね。

この2巻で、高野と小野寺が別れた後の高野の生活ぶりが明るみに出ます。
高野に惹かれている大学時代の同級生であり、現在は出版社の営業マンである横澤の口から、「お前の所為だ」と言わしめた中身は見ていただくことで分かりますので、ここではあえてお楽しみ部分は書きませんw
高野自身は小野寺の事をまだ好きでいるけれど、小野寺は好きなんだと素直に言えず、高野を嫌いなんだと素振は見せるものの、やはり完全には否定できない小野寺。
小野寺自身、高野と横澤の関係も気になり出し・・・。

押す部分だけじゃなく、頃合を見て引いてしまう、もどかしい展開が続いていますw

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本女神異聞録ペルソナ 新装版 1

2009/06/25 14:26

ペルソナシリーズの火付け役

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

新装版で登場したペルソナですが、新装前の本を全巻持っている人でも、これは手に入れて損は無いと思います。
やはり著者の信舟先生の描かれるイラスト、表紙を見ても気合は入ってるし思いいれの深い作品だと言っているだけあって、とても綺麗です。
本作は人気RPG「女神異聞録ペルソナ」を漫画化した物ですが、正直アニメ化して欲しいと願うくらい大好きな作品です。

ゲームと違うところは、ゲーム中ではヒロインのマキが病床で自分の望む本来の姿から物語が始まりますが、漫画ではマキに続きヒーロー(主人公)の裏の顔と言ってもおかしくは無い、もう一人のヒーローが現れます。
話は複雑化していきますが、やはりゲーム中で何度か出てくる仲間を意識した物語の展開や、もう一人の自分と創造だけでは手に入らない大切な何かを、見せられた思い入れの深い物語です。

今作からペルソナシリーズは4作出るなど、人気の裏側にはこの異聞録が無ければ今のシリーズは有り得ません。
学園と、マキの創造した学園や周辺で起こる不可思議な出来事や、悪魔や神話に登場する神々の召喚なども見物です。
人の生死により変わり行く姿や、ただ理想だけを追い求めても何も変わらない、考え深い物語展開も!

これから新装版で新たに描かれる彼らが待ち遠しいです!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

女性としての存在・地位を最後まで問うた壮絶な人生

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最初仕事仲間に進められ、手に取った本。
読んでいてそのあまりのリアルさ、殺伐とした世界に生きた元盗賊プーラン・デヴィに涙が出て胸が締め付けられる思いがしました。
インド特有の文化やカースト制度と呼ばれる残酷な縛りの中、たった10代で金持の下へ売られるように嫁ぎ、そこで壮絶な女性として屈辱的肉体的な暴力を受け、逃げるように家を飛び出した先が、彼女が盗賊として生きる道を選ぶ切欠になった盗賊集団との出会い。
心から愛した当時の盗賊の長と結婚し、幸せになるかと思いきや盗賊であるがゆえに夫を殺され、デヴィ自身が今度はその盗賊の女長として生きる道を選びます。
度々政府との過酷なやり取りもあり、デヴィも暗く冷たい監獄と言う名の場所に入れられてしまいますが、彼女は自分が女性であり、女性でしかもカースト制度で奴隷の身分と同じ位置に居た事から、身分解放・カースト制度の廃止を訴える事で、民衆から絶大な支持を得ます。
そして議員を務め女性の地位確立のために尽くしますが、暗殺と言う銃弾に倒れます。
今でもインドではプーラン・デヴィは英雄として有名ですが、このカースト制度は本当に残酷だと感じます。
産まれた家柄により既に地位は変わらず、死んでも子供を産んでも地位は変わらないのです。
デヴィの様に、まだ子供の身分で金持の下へ売られるように嫁ぐ女性が多く、認められては居ないのに見てみぬフリで許されていた時代に産まれた彼女の運命は、生まれて死ぬまで毎日が壮絶な戦いだったと思います。
女性は身分が低く、例え見知らぬ男性や夫から肉体的な暴力やレイプをされても、何らお咎めも受ける事無く許される。
それがカースト制度や女性の身分の低さを物語っているのでしょう。
この本の他に「女盗賊、プーラン・デヴィ」の上下巻もありますので、合わせて読むと彼女の殺伐とした人生がよく分かります。
同じ女性として、本当に考えさせられる意味深い本です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

59 件中 1 件~ 15 件を表示