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もみじさんのレビュー一覧

投稿者:もみじ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本トンコ

2008/11/07 12:53

怖さよりも、締め付けられるような哀しさ

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

選考委員の林真理子氏が評しているように、エンターテイメント性の強いホラーというより、上質な純文学に近いものを感じました。著者のデビュー作「あちん」の雰囲気が好きだった私は、この作品を楽しむことができました。

食用豚の逃走劇を描いた受賞作「トンコ」、DV両親を想い続ける少女のメルヘン話「ぞんび団地」、自殺した妹と残された兄の残酷小説「黙契」の3作が収録されています。
文体も設定も全部違うのですが、いずれにも「家族愛」というテーマが流れています。同時に、そこはかとなく仏教観が漂っているように感じました(特に「トンコ」と「黙契」)。

どの話も、胸を締め付けられるような読後感が残ります。悲しいラストなのに、なんとなくハッピーエンドな感じもして……(特に「ぞんび団地」)。そもそも悲しみや幸せの定義って何なのだろうと、少し考えさせられたりもしました。

ただ正直、最初は「これのどこがホラーなんだろう」と疑問に感じていました。こうした様々な愛の形を、食肉やゾンビや腐乱死体というフィルターを通じて描き出そうとするあたりが、ホラーなのかも知れません。

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