セカンド・プラン 「ミリオネア サイド」さんのレビュー一覧
投稿者:セカンド・プラン 「ミリオネア サイド」
紙の本自信の法則
2010/02/21 23:22
チャンスの中に困難を見るか、困難の中にチャンスをみるか。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「あなたは心の中で成功を恐れていないだろうか」
本書冒頭のこの一文に息をのみ、動けなくなった。
もちろん答は「そんなことあるわけ・・・」と、やはり著者の言うとおりだが、その真実はどうだろう。
心のどこかで自分を卑下してはいないだろうか。
成功が近づくと、わざととも思える失敗をしてはいないだろうか。
その前に、そのチャンスに知らないふりをしてはいないだろうか。
「チャンスは一度しかめぐってこない」とよく言われるが、それはまったく事実に反していると著者はいう。
ひょっとして、チャンスが通りすぎるのをじっと待って、通りすぎたところを見計らって、「一度しかないのだから、もうめぐってこない」と言い訳にしているのかもしれない。
「挫折は一時的な現象に過ぎない」
本当に成功する気があるのなら、著者のこの言葉に勇気付けられることに間違いはない。
紙の本7次元からの感謝 大富豪が毎日実践する一番シンプルな成功法則
2009/02/12 23:40
笑顔と感謝は無料でノーリスク。
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「言葉は無料」と言う。たしかに料金はかからないが、時にリスクが高い。
ところが、感謝はリスクがない。イヤミがなければ。
笑顔も同じだ。気持ちがあれば。
(気持ちがなくても、笑顔をつくって、感謝を鏡に向かって言うと、あたたかい気持ちになるから不思議だ)
元手のいらないノーリスクのチャンス。
こんなにおいしいことが、ほかにあるだろうか。
本書の中の次の一文が人生を変える。
「お金もない、時間もない、それでも感謝はできる」
感謝で心が満たされると、邪念は逃げ出していく。
今こうしていることに感謝。生かされてきたことに、そしてこれからに。
自分に起こる出来事、出合った人々、物事。
そのときは、嫌なことでも、楽しいことでも、喜怒哀楽が沸き起こること自体、ありがたい。
人生は体験であるのだから。いろいろな演出が、向こうからやってきてくれることに感謝。
そして「感謝の神様」が舞い降りてきたら、もちろん笑顔で感謝。
2010/12/09 11:12
能力
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
物理的構造が同じパソコンでも、インストールされているソフトによって、その性能の格差は歴然とする。ただし何をインストールするかはパソコン自体には選ぶ能力がない。OS然り。
自分の人生が、自分が選んできた結果だとすると驚きだ。
選ばされてきたのならまだ理解できる、あるいは選ばざるをえなかったとするなら話はわかる。
実はそのどちらでもないことが本書で判明した。
なにも考えていないことイコール「自分で選んでいない」と錯覚していた。
人は「選ばない能力」は持ち合わせていないのだ。何かしらを「選ぶ能力」しか持ち合わせていない。
周りの状況への不平・不満は自分の中のものを表している。それで心のバランスをとっている。
嫌悪感を抱くのは自分自身である。その状況が嫌悪なのだと理解する能力があって初めて感じることができる。それを表現する能力も持ち合わせている。
では楽しい時はどうか。やはり楽しいと感じる能力、表現する能力が備わっていることが必須だ。
何を嫌いとし好きとするかはその人の感じ方をつかさどっているソフトによる。
アンインストール&再インストールには相当の時間と労力がかかる。
けれどもそうする能力は持っている。使うか使わないか。何を選ぶかは、その人の自由だ。
もしOSそのものを変えるとすると、ひと一人の能力の限界を超えるかもしれない。
その決意があるのなら本書は大きな力を貸してくれる。
”人間は自分が考えている通りの「人」になる”と教えてくれる。
「(思考を)選ぶ自由と能力を人は、生まれながらに持ち合わせていることに感謝する」ことしきりであった。
紙の本お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか MILLIONAIRE BIBLE
2010/10/04 18:21
あなたの中の「夢泥棒」
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
幸せに成ることが「成幸」。成功には二種類あって「成幸」こそが目指すべき状態だという。
なるほど、お金があっても増やす方法を知らないと、失う恐怖しかないから幸せとは言えない。
「今のあなたは、あなた自身が望んだ姿そのものです」「あなたが選んできたものが、今のあなたをを作っています」。ここまではいい。この言葉に驚きを感じる人にはお勧めとも言える。
ところが「あなたがお金を使ってきたものが、今のあなたを作っている」の一文に衝撃を受けざるをえなかった。「お金の使い方は、今のあなたそのものです。」
オレオレ詐欺にあったご婦人が、事故が嘘だと分かった時「よかった、誰も怪我をしていなくて」と語ったエピソードを思い出した。
心の豊かさはお金に対する考え方、使い方に現れる。「金持ち喧嘩せず」の金持ちの本当の意味を本書でも知ることができた。
どうやって稼ぐか、守るか、倹約するかではなく、どうやって使うかの意味を著者は教えてくれる。それが、ミリオネアマインドにつながるのだと。
たしかに百円ショップの物で囲まれた生活は百円ショップの人生だ。
値切って、得をしたように思えるのも束の間、自分の人生を値切ってしまっている。
本書からのメッセージ「富の循環サイクル」と逆行すると「貧乏の循環サイクル」に陥る。
お金を使うときの小さな囁きが、大きな分かれ目となる。
その始まりを、与えることにするか奪うことにするかによって違ってくる。
奪うと一見、得をしたように思えるので、自分自身からも奪われていることに気づかない。
目先の損得にとらわれると、その向こうにある成幸を見失ってしまい、貧しさまみれになってしまう。
ここで言う貧しさは「夢」に対する貧弱さだ。その源は、心の中にいる「夢泥棒」だと読み解くことができる。
「そんなことは無理だ、傷つくだけだ、無駄だ、損だ」ととめどなくささやいてくる夢泥棒。
「チャンスの女神は時に悪魔の姿をしてやってくる、あなたを試すために」著者の警鐘に目が覚めた。
紙の本心構えが奇跡を生む
2010/05/10 01:23
どんな考え方をするのかはその人の自由だ。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
出来事に対して、良い面、悪い面を考察する機会は良くあるが、それを考える自分自身が良い心構えかどうか思い返すことはあまりない。
「彼が貧しいのは、豊かになろうと考えなかったからである」
それが良いとか悪いとかいう問題ではなく、選択の自由を私たちが生まれながらに持っていることを本書からうかがい知ることができた。
思考の選択という自由、それは選ぶことができる、そして誰もが持っている特権である。
著者はいう「あまりにも当然のことは誰の目にも見えない」と。
目の前で起こっている事象に対してコツコツと取り組むのも一つの選択であり、俯瞰して出口から解決の糸口を探るのも一つの選択である。
日々是選択。選択は人生そのものだ。
人をうらやんでいる暇があったら「とっとと自分もやればいい」と納得がいった。何者も妨げることはできない、自分の心以外は。
紙の本図解株で億万長者になる!「バフェット式」投資ノート 「ウォール街No.1大富豪」の投資戦略が、ついに図解化!
2009/07/19 16:52
目指せ!ファイナンシャル・フリー
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
動物は本来、お金を食べて生きているわけではない。
お金を必要不可欠のように求め、蓄えるのはなぜか。
それは、食欲を満たし、支配欲を満たし、生きていく上での最低条件を満たす物に変えることができるからだ。もちろん「交換できる」というお互いの信頼の上に成り立っている危うい関係だが。
一攫千金と年7%の投資。リスク(失う可能性と大きさ)を考えると、答えは明確なはずなのに、感情が行動を支配してしまう。
本書にある「”お金を転職させる”という発想」まではよいのだが、転職先を見つけることはできないし、失敗する。「株価が本来の価値より低い企業を買え」と著者はいうが、本来の価値とは?、それがなぜ低いといえるのか?になると、主観の世界に入らざるをえない。相対世界に主観の基準をおき成功するのはマレである。
その稀さであるがゆえに話題になる。それがバフェットだ。
得意分野を見つける時期、磨く時期、活かす時期が、ちょうどマーケットの波とあえばよいのだが、100年に一度、あるかないかだ。
合成着色料付砂糖水を製造する会社の株式を買って放置プレーを行うなど、ギャンブル以外の何者でもない。バクチであるがゆえに確立の低い一攫千金に当たれば、それは大きい。
こうして、貯めていくしか道が無い日常に、せめて宝くじの夢を胸に、ファイナンシャルフリーとは逆の方向に歩いてしまう。価値を生み出せる労働ができるうちはよいのだが、それができなくなる人が大勢でてくる時期は近い。
現実はさておき、バフェットの哲学を知ることも、今だからこそ、必要なのかもしれない。気づいた者から抜け出していくしかないのだから。
2008/12/28 08:47
新しいコンセプト
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
今までのコンセプトでうまく行かなかった時は、新しいコンセプトで再挑戦。
本書の言うところの「第二領域」を見つめると、それを発見できる。
目の前で起こる現実に追われる世界が第一領域であり、その原因が第二領域と読み解くと「刺激と反応の間にある選択の自由」という著者の中心部分が深く理解できる。
選択の自由があるにも関わらず、そのことに気づくことなく、いつもの反応をしてしまう。すなわち習慣である。こうして無意識のうちにその習慣を強化して、いつもの自分自身が出来上がっていく。
『失望』とは「勇気が失われている状態である。それは幻想のうえに人生を築いた結果(間違った壁にかかったはしごを上った結果)生じたものである。」また「失望とは、コンパスも地図も持っていない状態で森の中で道に迷うようなものである」と第一領域のみで自己満足していることに著者は警鐘を鳴らしている。
今、一生懸命よじ登っている”はしご(コンセプト)”は、はたして、正しい壁に立てかけられているかどうか確認するか否かの分かれ道を強く感じた書であった。