日本障害者リハビリテーション協会さんのレビュー一覧
投稿者:日本障害者リハビリテーション協会
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2009/01/21 17:21
内容紹介
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『赤いハイヒール』は、知的障害のある若い女性の恋のお話で、シンプルに理解しやすい文章で構成されています。また「障害」のある人たちとその親の思いや、自立への強い願いが「赤いハイヒール」によって象徴的に描かれている本です。 この本は1994年、スウェーデンの「読みやすい図書基金」から出版されました。「読みやすい図書基金」は、国の補助を受け、普通の本では理解がむずかしい方々を対象に、「わかりやすい・読みやすい」ということを念頭におき、イラストや写真の構成、レイアウト、文字の大きさ、ストーリー構成、語彙など様々な工夫をした本や新聞を出版しています。『赤いハイヒール』は「世界のバリアフリー絵本展(2002年)」で、国際児童図書評議会から、障害のある青少年向けの推薦図書に選ばれました。
【ストーリー】
22歳になったアンネリーは、以前からお店のショーウィンドーでみていた赤いハイヒールがほしくてたまらなかった。でも、ママからのお誕生日の贈り物は、やぼったいサンダル・・・。「私はもう大人なの。じぶんのことはじぶんで決めたいの。」アンネリーは勇気をふりしぼり、ママに内緒でくつをとりかえに行く。はたしてアンネリーは、無事あの赤いハイヒールにとりかえることができるのだろうか?あこがれの青年オーラとの恋の行方は?
【マルチメディアDAISYのCD-ROMについて】
『赤いハイヒール』の日本での出版にあたり、わかりやすくするために様々な工夫がほどこされている原作を意識して、漢字にルビをつける、わかりやすい言葉を選ぶとともに、主人公のワクワクする思いをできるだけ日本語に翻訳する努力をいたしました。 さらに、より多くの方々に楽しんでいただけることを願って、マルチメディアDAISY(アクセシブルな情報システム)のCD-ROMを付けました。 DAISYはもともと視覚障害者のために開発されましたが、マルチメディアにすることにより現在は様々な障害者の方に利用されています。マルチメディア DAISYは、音声と同時に画像とテキストが表示され、読むことが困難なかたがたの理解を助けることができます。わかりやすく書かれた『赤いハイヒール』をDAISY版とともにぜひお楽しみ下さい。
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