guevaraさんのレビュー一覧
投稿者:guevara
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声と話し方のトレーニング
2009/04/29 22:55
著者のセミナーを誌上で体験
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
筋肉を鍛えれば、素敵な声が出せるようになるとの説明が目を引いた。
好きなミュージカル俳優の「20代の青年の声を出すには背中の筋肉を使う」という言葉が記憶にあったからだ。
ただし、理想的な声は、人の数だけ存在する。
また、自分の声がどのタイプに分類され、他者にどのような印象を与えているかということは、客観的には判断しにくい。
本書は、文字ではイメージしにくい声を、医学的な根拠とともに、具体的かつ日常的な表現を徹底することによって、わかりやすく説明。
声の高さなどの技巧的なトレーニングに目標を置くのではなく、声や話し方を変えることがコミュニケーションスキルのアップにつながるとの趣旨にも共感する。
実用的な内容に、舞台人やアナウンサーなど声を操る職業の人たちはもちろん、誰もが何かを得ることができるだろう。
内容はというと、すべての声のタイプについて、現状認識と実践的な解決方法というストーリーが展開されている。
例えば、「体の動きと呼気が連動していない」タイプについてならば、
まず、声と話し方のイメージとして、政治家を中心とした著名人の例を挙げ、話を聞く側に与える印象を詳細説明。
次に発声のメカニズムの解説と自分でできるチェック方法、エクササイズ方法の紹介。
特に「子どもがジュースを一気に飲んで、むせてこぼしてしまうのは、呼気をコントロールできていないから」という説明は、同じ失敗をしてしまいがちな自分には、思わず声をあげてしまうほど納得できるものだった。
著者の経歴をみると、(財)生涯学習開発財団コーチの資格を取得しているとのこと。
コーチングとは、ビジネスの現場でも注目されている、クライアントを目標達成に導くためのスキルである。
言わば、著者のセミナーを誌上で体験しているといえる。
ある意味では、自分の声にコンプレックスを抱いている人に、「ちゃんと医学的な根拠があった」と、気分を楽にさせてくれる本。
そして、エクササイズすることで少し変わることができそうだと希望を抱かせてくれる本でもある。
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