目指せ代表取締役さんのレビュー一覧
投稿者:目指せ代表取締役
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コンテキスト思考 論理を超える問題解決の技術
2009/06/27 23:11
視点が高くなり、視野がひろがる、良い意味で不思議で、おすすめの思考法本
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
副題で「論理を超える問題解決の技術」とあるが、この本は決して思考のテクニック本(技術本)ではない。この本は、考え方や、物事の感じ方に対して、自分自身を見つめなおす機会をくれる本と考えてもよい。決して、ガチガチの論理本ではなく、むしろ、エッセイのように、日常の事例を通じて、現代の差別化不全の時代に必要な「おもしろい成果」の生み出し方を一貫して説き、「気付き」を与えることを主眼としているのであろう。「目的」、「関係性」、「価値観」、題材としているものが外資系の経営コンサルタントの書く内容とは思えないのも、ギャップでおもしろい。変にかっこいいことを言うだけのコンサル本が多い中、本質をかっこつけずに、変にまとめあげずに、余韻を残しながら、わかりやすく伝えている。新しいコンセプトに出会ったときの、落ち着かない感。それを感じられる珍しいビジネス書。視点が高くなり、視野がひろがる、良い意味で不思議で、おすすめの思考法本。
経営思考の「補助線」 変化の時代とイノベーション
2009/07/11 13:48
珍しい現役コンサルタントのエッセイ本
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
コンサルタントのエッセイ本やノウハウ本は多い。しかし、そのほとんどは、コンサルティング会社を辞めて、独立した“引退”した人が多い(勝間氏、神田氏など)。しかし、この御立氏は現役コンサルタントとしては珍しく自らの思考の手の内を見せていて、この本は、現場のダイナミズムを感じられる点で優れている。ただし、全体として、エッセイのネタが古い点が減点か(メディアで連載していたものの焼き直しで構成されており、不況前の話が多くて、ピントはずれなものもある)。但し、内容はよいので、一読の価値がある。
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