abikkoさんのレビュー一覧
投稿者:abikko
2011/02/26 01:57
楽しくてためになる
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
大量のイラスト(約700頁)で英語の前置詞・副詞の使い方を説明しています。
たとえば、along、alongside、besideの使い方を、川や道の近くにある町や家の状況で示す。before、in front ofの違いを建物とその前にある門の関係で示すなどしており、非常によくわかります。記憶にも残る気がします。
また、イラストは、かわいい感じで、それぞれ1枚単品又は4コママンガ風になっています。全体を通したストーリーがあるわけではないのですが、よく出てくるキャラクターにはそれなりの設定があり、面白いです。
たまに、イラストだけではどういう違いがあるのか良くわからないものがあるので、そういうものには若干でもコメントがあればありがたかったのですが。
また、分厚いので、もう少しストーリー性があると通読する楽しさが増すように思いました。
紙の本部下を定時に帰す「仕事術」 「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵
2010/09/14 23:09
ワーク・ライフ・マネジメントとは
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
今までビジネス書というものにまったく興味がなかったのですが、自分の仕事の仕方・臨み方に足りないものを感じ、ビジネス書を読み始めました。著者は、雑誌にも連載をされており、真摯な語り口に共感を覚えていたので、中でも手っ取り早く役立ちそうなこの本を買い求めました。
ビックリするとか目から鱗というような内容はなかったですが、王道というか納得し、実践しようと思う内容でした。心に残った内容をいくつか挙げさせてらうと、
○仕事ができるかできないかは、「能力の差」よりも「仕事のやり方」
○「難しいテーマ」はとりあえずはじめてみるのが正解
○成長角度の高い人が、成長角度の低い人に追い抜かれることは絶対にない
○タイムマネジメント能力は「仕事力」そのもの
この本を成長のきっかけのひとつにしたいと思います。
2010/12/04 01:19
見えない友達?
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
厚い本だし、小学校低学年の子どもにはちょっと難しいかなと思いましたが、与えてみたところ、かわいいイラストと面白いおばけに惹かれたのか自力で読みきっていました。
日常生活の端々の出来事の裏には実はおばけが・・・という感じでスタートし、最後の方はドキドキさせる事件が起こります。読書が好きなお子さんにはピッタリの良い本だと思います。
2010/10/27 00:55
わかりやすい
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ファイナンスの基礎についてうまく説明した本はないかと探していて見つけました。
プロジェクトの評価の方法などをステップを追って記載されていますし、表や図も多用されており、わかりやすいです。分量的にも手ごろ(200頁強)で、レイアウトも見やすいです。
証券アナリスト試験を考えている方などにも頭の整理ができてよい本だと思います。
2010/10/13 01:31
CFDの仕組みを知りたい方に
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
CFDという言葉をよく目にするようになり、どのような仕組み・制度の取引か興味があったので本書を購入しました。
本書によるとCFDとは、「買い手とCFD業者との間で交わされたCFDの購入価格とその売却価格の差額を交換するという契約」です。発祥の地のイギリスの例を随所に出しながら、「CFDの原理」「CFDの仕組み」「CFD口座開設」「CFD取引戦略」を紹介しています。当方は、FXが有名なので、CFDが通貨の取引に起源をもつものかと思っていたのですが、本書によると最初のCFDは株式から始まった(4頁)といった歴史も記載されていて参考になりました。また、CFDの利点を訴えている本ではあるものの、口座開設の注意点やトレーディングプランの重要性を説明したりしていて、信用のおける本だと感じました。
イギリスの訳書であるためか、本書を読んだだけでは、CFDが株式を対象にした場合には株式の信用取引との区別がつかなかったのですが、CFDのエッセンスについては十分理解できました。
なお、最後に、本書は「こうすれば儲かる」といった内容は記載されていません。1頁にあるように、「取引、仲介、規制、あるいはITの視点からCFDに興味がある人のために書かれている。」とのことです。そうした方にはピッタリの本だと思います。
2010/09/17 00:22
組織運営についての知恵を与えてくれます
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
組織論についてのエッセーをまとめた本。会社員である当方の経験に照らして心当たりのある事例やさもありなんというような事例を出しながら、組織が気をつけるべきことの発生原因・対処法などについて非常に具体的に書かれている。
例えば、問題点が組織にあるのか人にあるのかのチェック(76頁)、「縁の下の力持ち」への報い方(94頁)、トップの決断不足の兆候(131頁)、キツネ(メッセンジャー)の権力の予防法(154頁)、成熟事業部が暇になる背景と弊害(190頁)、組織腐敗のチェックポイント(205頁)などである。
当方は、管理部門に配属なったことはないが、もしされるとなると、こうした知恵が必要だろうと思う。
紙の本ワンランク上の問題解決の技術 視点を変えるファンクショナル・アプローチのすすめ 実践編
2010/09/14 23:40
ファンクショナル・アプローチ
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ずいぶん前に著者を紹介するテレビ番組をたまたま見て興味を持っていたのですが、今般書店で著書を見かけたことから、購入しました。
一読しかしていないので、十分に理解できているわけではないですが、ファンクショナル・アプローチとは、問題の対象を分解し、その対象を機能本位に考えることで問題解決のための改善点を見つけようとする手法のようです。
心に残った内容をいくつか挙げさせてもらいます。
○問題解決=改善点×解決手段
○解決手段ばかりを考えるのではなく、改善点に大きなヒントがある
○目の前の努力に一生懸命になる前に、ただひとこと、「それは何のため?」と問い続ければ、「必要な努力」と「無駄な努力」を見分けることができる。
○本質を見て、本質から考えて、本質から変えようとすること
この本で気づかされた点を身につけ、ワンランク上の問題解決をしていくためには、日々の仕事や生活で実践をしていく必要があると思いました。
紙の本シカゴより好きな町
2010/09/13 23:03
祖母と孫娘のつながりが心にしみます。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
前作の「シカゴよりこわい町」はとても面白かったので、急いで本書を読みました。前作よりは、家族(主におばあちゃんとメアリ・アリスですが)のつながりに重点が置かれていて、おばあちゃんの破天荒さは抑えられている気がします。もしかすると、おばあちゃんが歳をとってしまったからかもしれません。
紙の本狩場最悪の航海記
2011/10/14 00:17
楽しめます。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
書名とカバーの絵に惹かれ読んでみました。
冒頭は、西洋人の日本探訪といった風情でスタートし、西洋人が観察する幕府の高官の能力や風習を楽しむという感じで、昔読んだ「奇会新井白石とシドティ」という本を思い出しました。
ところが、中盤からはパイレーツオブカリビアンを彷彿とさせる物語に変化し、さらにさらに、という展開です。いろんな映画のワンシーンを思い起こしながら読みすすめる感じです。
読み始めると面白くて一気読みでした。
紙の本明日の雨は。
2011/10/03 22:07
こういう先生に教えてもらいたい。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
小学校を舞台としたミステリー小説で、子供を持つ親として、面白く読めました。
子供たち、先生、親の生態が生き生きと描かれていて、小学校はほんとにこんな感じなんだろうなと思わせてくれます(いじめ、責任回避、苦情などなど)。
主人公のアルバイト教師は、事件に首を突っ込んでは(突っ込まされては)意外な熱血漢ぶりで解決していきます。音楽のアルバイト教師という役割がストーリー展開に重要な役割を果たしていて、音楽の若いアルバイトの先生だったらほんとにこういう解決をするかもしれないなーというリアリティ感が生じている気がします。
2010/09/30 00:08
子どもさんはもちろん、大人の方も読んでみてください。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
書店に並べられており、ごつごつしたロボットアームと黄土色の「船」の装丁に惹かれBK1にて購入しました。
謎の病原菌が広まった地球を脱出した「船」が41名の乗組員を乗せて旅をしているという設定のSFです。
閉ざされた空間の中での子どもたちの生活ぶりや人間模様が丁寧に描かれています。
大人たちには子どもの気持ちに配慮するあまり秘密にしていることがあるのですが、その秘密が明らかになったときも、子どもたちはめげずに「希望」をもって立ち向かおうとします。そこには、子どもはそんなにヤワじゃない、子どもを信用しよう、という著者からのメッセージがあるように思いました。
最後に、がらんどうになった「船」の中を主人公が見回すシーンがあるのですが、自分が大学生まで住んでいた借家が取り壊しになるときの模様を思い出しました。
紙の本月への梯子
2010/09/13 22:52
ぼくさんは月にいったのか
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
(ずいぶん前に一度読んだ記憶の中の)「アルジャーノンに花束を」の主人公に似た主人公が登場します。主人公が、事件の謎にせまっていく過程であきらかとなる、登場人物たちのリアルな生活が笑わせてくれたりもします。最後は、エッという感じでしたが、こういう結末もありなのかもしれません。悲しいですが。
紙の本働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」
2017/09/02 01:59
今作も面白かった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
白と黒の扉、精霊の箱は、面白くて何度も読み返しました。
この本も早速購入して読みました。イタチたちが自分たちの代わりに働いてくれるロボットをつくろうと、(かなりずぼらながら)あれこれやってみる説話風のお話。
今作でも、楽しいストーリーの中に、人工知能ってなに、みたいな問題点が織り込まれていて、とてもお得かつ素敵な本でした。
紙の本ジュニア空想科学読本 1
2017/09/02 01:28
小6男子が喜んでました。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
子供が興味を持つのではないかと思い、レビューだけを信じて購入。
ずいぶん面白かったようで、本の中で取り上げられたサザエさんの話題などを一生懸命説明してくれる。
紙の本高橋是清自伝 上巻
2010/09/16 22:21
偉人
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「世界デフレは三度来る」を読んでその中で登場した高橋是清翁に興味を持ち、本書を手に取りました。自伝というものは亡き祖父が自費出版したもの程度しか読んだことはなかったですが、こちらは読んでみるとビックリするぐらい面白い。
時代の変化の激しさ、活動範囲、交友範囲、エピソードすべて桁違いなうえ、是清翁自身のキャラクターにひきつけられます。脚色があるのかもしれませんが、是清翁の魅力・能力に周囲の方が放っておけず、是清翁を頼ってくるのがわかる気がします(結果転職の数も半端ではありません)。
歴史の授業の中ででも中高校生がこうした自伝を読む・知る機会があれば、明治の先人の活躍を身近に感じ、自分の国やその歴史を誇りに思うようになるのではないでしょうか。