まるきんくらぶさんのレビュー一覧
投稿者:まるきんくらぶ
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こんな言葉で叱られたい
2011/01/09 02:18
「あなたが必要だ」と伝える言葉たち
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新聞記者として言葉に向き合ってきた筆者が、ぎりぎりの場面で生きている言葉と出会った。まれに見る偶然から生まれたような書物だが、やはり言葉に対して敏感であった筆者の存在が大きいのだろう。
プロ野球の世界はたしかに一球一球がそこに関わる人々の生死をかけたような世界だ。だからほんのひと握りのエリート、多くの野球少年だった男からあこがれのまなざしで見られるような男たちが泣く。その彼らを立ち直らせたり、奮い起こさせたりするためにあったのは、鉄拳ではなく言葉であった。そこにあった言葉は、相手の存在を肯定しているということを伝えるために、簡潔にして十分。だから、これはだれにとっても読むべき本なのだ。言葉にはこんなに力がある、こう使ってこそ言葉だ。そう思えてくるだろう。
ことばと思考
2011/01/01 11:49
まさに新書
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違う言語を使っている人どうしでは、見えているものは異なっているのか、という問いはとても興味深い。その問いに対して、特別に知識を持っていない人にでも読めるように書かれた文章で、まさに新書らしい新書と言えると思う。しかも、その問いへのアプローチは、今現在の実験結果をとりいれて書かれているため、とても刺激的であるし、説得力がある。この本を読んでいる時間はとても楽しかった。
アレックスと私
2011/01/09 02:02
アレックスを知っていますか?
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人とコミュニュケーションをとることができたといわれる天才オウム(ヨウム)のアレックスが亡くなった。そのアレックスと筆者との日々が綴られていて、内容からすれば「アレックスたちと生きた私」と言った方が適切だろう。アレックスがどういう発見をもたらしてくれたか、を知りたい人にとってはやや物足りないのではないかと思われるが、実際に何十年も一緒に生きてきたパートナーがいなくなった筆者にしてみれば、無くした物の大きさから書かざるを得なかったと推察できる。研究者としてアレックスとどのように過ごしてきたのかは十分に伝わってくるし、それだけでも読むに値するのではないだろうか。鳥の脳が持っている可能性を考えてみたくなる一冊ではある。
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