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ぽからさんのレビュー一覧

投稿者:ぽから

2 件中 1 件~ 2 件を表示

電子書籍冥土めぐり

2012/08/05 21:23

捉えどころがない

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ストーリー、登場人物ともに捉えどころがないように感じた。薄暗く、浮き沈みのない淡々とした時間が只管流れていくような。60年代のフランス映画を観ているような気分。色で表わすなら薄い水色がかったグレー。

登場するのは、精神疾患を装って得た金で生活する母。カード地獄に陥って家族のマンションを売るはめになった弟。その2人の影響を受けて低空飛行の生活を鬱々と続けている主人公の女性。唯一幸せ?なのは脳の病を患って悩みを忘れた夫。その夫の車いすを押して、幼少時に訪れた時は高級ホテルだったという錆びれたホテルへと短期間の旅に出かける。そこに何かドラマが起こる訳でもなく、主人公の朧気な心象風景が淡々と描かれる。

こうした作品は非常に好き好きが分かれるところだと思う。退屈といえば退屈だけれど、意図的に読み手の感情を刺激しコントロールする小説よりはずっと好ましいようにも感じられる。特に大きな感動はないけれど、どこか心の底にゆっくりと澱が沈んでいくような気だるい魅力が流れており、そうした雰囲気が好きな人にはおすすめできる小説ではないかと思う。

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走る源

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

走る源となる本です。自分が走る理由について曖昧で言葉にできなかったことがこの本に書かれていました。

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